オーバーロード~狼、ほのぼのファンタジーライフを目指して~ 作:ぶーく・ぶくぶく
/*/カッツェ平原 ― 灰色の霧の中で
灰の大地を踏みしめながら進む漆黒の剣。
街道を外れた瞬間に現れたデスナイトを討伐し、息を整える間もなく、彼らは異変に気づいた。
「……霧が、濃い」
ルクルットが矢を番えたまま後退する。
視界が数歩先も見えなくなり、音もなく立ち込めるその霧は、どこか異様な気配を孕んでいた。
やがて――耳に届いた。
規則的な音。
波を裂くような水音と、木材が軋む重低音。
「おかしい……ここは平原だぞ。水など、あるはずがないのに」
ペテルが息を呑む。
濃霧を切り裂くように、巨大な影が現れた。
それは、船――。
堂々たる帆船が、まるで大海原を進むかのように、地上を滑るように進んでいたのだ。
「な、なんだよ……あれ……」
ニニャの声が震える。
伝承で語られる「幽霊船」。その怪異が、いま目の前に。
漆黒の剣は即座に構えを取り、戦闘態勢に入った。
だが――彼らの目に飛び込んできたのは、マストに翻る巨大な旗だった。
「……魔導国の……」
ルクルットが呟いた。
漆黒の紋章を刻んだ魔導国の旗が、風にたなびいていた。
船上では骸骨兵が無言のまま規律正しく動き回り、鎖帷子を纏ったアンデッド水夫が帆を操っている。
そして、デッキから次々と飛び降りるアンデッドたちが、平原に散らばるアンデッドやゾンビを迅速に狩り取っていく。
その光景は、異様にして圧倒的だった。
人間の冒険者が必死に命を削って挑む戦いを、彼らはまるで日常の作業のように淡々とこなしていく。
「掃討……してるのか……」
ダインが低く唸った。
ペテルは剣を下ろすと、乾いた喉を鳴らす。
「……幽霊船にまでアンデッドを乗せて、こんな広大な平原を管理してるのか……」
その時だった。
舳先に、一際大柄な影が立った。
船長格のアンデッド――。
漆黒の軍服をまとい、片眼に黒鉄の眼帯をかけた骸骨。
その手には古びたサーベルが握られ、背筋は軍人のように伸びている。
アンデッドの船長は、ゆっくりとこちらを見やった。
そして――胸に手を当て、一礼する。
まるで「無用の戦いではない」と告げるかのように。
漆黒の剣は言葉を失った。
生者に礼を尽くすアンデッド。
それは彼らの常識を覆す、異様な光景だった。
やがて幽霊船は、再び濃霧に包まれながら、静かに遠ざかっていく。
聞こえるのは、波音に似た木材の軋みと、規則正しく動くアンデッドたちの足音だけ。
やがて霧は晴れ、灰色の平原だけが残った。
「……魔導国は……ここまで……」
ニニャが呟き、拳を胸に当てた。
漆黒の剣はその場に立ち尽くし、ただ一つの事実を思い知らされた。
――人の手に余る規模で、この世界を掌握している存在。
アインズ・ウール・ゴウン魔導王の国の力を。
/*/竜王国 ― 境界の街道
カッツェ平原を抜けた先に、湿った風が吹き抜ける。
そこは竜王国――巨大な竜の血を受け継ぐ者たちと、獣人やリザードマンが共存する大地だった。
「……空気が違うな」
ペテルが深く息を吸い込み、眉をひそめる。
大地には湿気が満ち、遠くから獣の遠吠えが聞こえてくる。王国や帝国とはまるで異なる、荒々しい匂い。
「魔獣の声……だな。群れで行動しているのかもしれん」
ダインが耳を澄ませながら呟く。
街道を進むと、やがて竜王国の兵士たちの姿が見えた。
彼らは人間でありながら、獣皮をまとい、槍や大斧を手にしている。防備は粗野だが、野生に鍛えられた鋭さが漂っていた。
「通行の者か?」
兵士が警戒の眼差しを向けてくる。
ペテルが一歩前に出て、冒険者カードを掲げた。
「リ・エスティーゼ王国冒険者組合所属、《漆黒の剣》だ。エ・ランテルの師匠から、竜王国を経由せよとの指示を受けている」
兵士は驚いたように目を見開いた。
「漆黒の剣……! あの《魔導国》で鍛えられたという……? これは失礼を」
すぐに兵士たちは槍を立て直し、丁重に頭を下げる。
竜王国は幾度も魔獣の侵攻に苦しめられ、国力は衰えていた。
そんな中で耳にする魔導国やアインズの力は、もはや伝説のように囁かれているのだ。
「王都へ向かわれるのですか?」
「その予定だ」
「でしたら道中、お気をつけ下さい。最近は山岳から新たな魔獣が現れておりまして……」
ルクルットが苦笑する。
「どこへ行っても、冒険者の仕事には困らなそうだな」
彼らが進む途中、竜王国の農村を目にする。
そこでは、リザードマンの農夫が人間と共に畑を耕し、魔導国から派遣されたアンデッドが水路の修繕をしていた。
「……魔導国が、こんなところまで」
ニニャが小声で呟く。
リザードマンの逞しい腕と、アンデッドの精密な作業。
種族も、生も死も越えて、人々の暮らしが維持されていた。
「人間だけの国じゃない、か」
ペテルが剣の柄を握り直しながら呟く。
漆黒の剣は歩みを進める。
彼らの旅はただの観光ではない。
世界が魔導国を軸にどう変わっていくのか、その目で確かめる巡礼のようなものだった。
/*/ 竜王国王城・謁見の間 /*/
高い窓から差し込む光は淡く、王城の空気は沈痛に沈んでいた。
アウレリアを魔導国へ送り出してから幾日も経っていない――竜王国全体がまだその余波に揺れていた。
玉座に座す女王ドラウディロン・オーリウクルスの眼差しは、かつての威厳を宿しながらも、奥に深い影を抱えていた。
妹を失った喪失感、姉としての痛み。だが女王として、涙を流すことは許されない。
「……漆黒の剣よ。遠き道を越え、よくぞ我が国へ来てくれた」
謁見の間に入った四人の冒険者を、彼女は厳かに見つめる。
ニニャの視線はわずかに伏し、ダインとペテルは背筋を伸ばして応じた。ルクルットは固唾を飲み込んでいる。
「我が妹――アウレリアを、そなたらも見ただろう」
静かな声に、漆黒の剣の面々はうなずく。
その瞳には同情と尊敬、そして言葉にできぬ重さが宿っていた。
「……彼女は自らを差し出し、国を繋ぐ楔となった。女王として、私はその選択を受け入れねばならなかった。だが――姉としての私の心は……今も血を流している」
その言葉に、謁見の間の空気が張り詰める。
重臣たちでさえ俯き、沈黙を守った。
ドラウディロンは玉座の肘掛けを握り、わずかに体を前へ乗り出す。
「漆黒の剣よ。そなたらは魔導国の意志を担ってここへ来たわけではあるまい。……ならば、私はそなたらを"客人"として迎えよう」
一拍置き、彼女の声音は柔らかくなった。
「妹の身はもはや我が手を離れた。だが――そなたらと語らうことで、竜王国の未来に別の道が見えるやもしれぬ。どうか、我が国の地を歩み、人々を見て、感じてくれ。
そして……そなたらの目に映った"竜王国"を、私に語ってほしい」
玉座の上からの命令ではなく、女王の仮面を外した一人の姉としての願い。
それは、漆黒の剣の胸に重く響いた。
ニニャが小さく息を吸い、頭を下げる。
「……承知いたしました。陛下。我々の目で、この国を見て……必ずお伝えいたします」
女王の表情に、一瞬だけ柔らかな微笑みが浮かんだ。
それは悲しみを隠せぬ微笑みだったが――それでも、竜王国を導こうとする強さを帯びていた。
こうして、漆黒の剣は竜王国の"客人"として迎え入れられた。
彼らの旅路は、竜王国の人々の姿を映し出す鏡となり――やがてその証言が、女王の決断を形作っていくのだった。
/*/ 竜王国・市街 /*/
漆黒の剣は王命に従い、市井へと足を運んだ。
戦で荒れた城下町は、表向きこそ落ち着きを取り戻しているが――通りを歩けば、押し殺した不安と悲しみが漂っていた。
「……姫様を……アウレリア様を差し出してしまったのか……」
年老いた行商が、荷車の影で嘆く。
「お優しい方だった……いつも民の病を気にかけてくださったのに……」
水汲み場の娘が目元を拭い、隣の母親も静かにうなずく。
「竜王国は……もうおしまいじゃないか」
そんな声さえ、路地の奥から漏れてきた。
ルクルットは拳を握りしめ、堪えきれず口を開きかけたが――ペテルが目で制した。
「……聞くだけだ。俺たちの役目は"見て""知る"ことだ」
しかし、その静かな声にも重みがあった。
/*/
夕暮れ。
広場で休んでいた時、子どもが泣きながら漆黒の剣に駆け寄ってきた。
「ねぇ……アウレリア様は……もう帰ってこないの?」
大人たちが制止しようとしたが、ペテルはそっと手を上げて子どもを受け止めた。
彼は膝を折り、真剣な眼差しで答える。
「……アウレリア姫様は、今も元気だ。魔導国へ向かう道中、我々はお姿を見た。
そこで姫様は――霜の白竜《フロスト・ドラゴン》、ヘジンマール殿と仲良く語らっておられた」
ざわめきが広がる。
「……ドラゴンと?」「仲良く……?」
ペテルは頷き、静かに続けた。
「その大きな竜の前でも、姫様は恐れを見せなかった。むしろ、互いに理解し合うように言葉を交わしていた。
――あのお方は、決して竜王国を裏切ってはいない。むしろ国のために、自らを楔として立っておられる」
人々の目に、驚きと安堵の色が浮かんだ。
「……姫様らしい……」「やはり……強い方だ」
ルクルットがぽつりと付け加える。
「……だから、信じよう。アウレリア姫様は、俺たちのために笑ってくださってるんだ」
その言葉に子どもは涙を拭き、必死に頷いた。
広場に集まった民衆の間に、わずかではあるが温かな光が灯った。
/*/
その夜。
宿で一息ついた漆黒の剣の面々は、互いに黙っていたが――どこか安堵した表情だった。
ペテルが低く呟く。
「……俺たちが伝えられるのは、ほんのわずかな希望だけだ。だが、それでも――今は十分だろう」
窓の外、街の灯火は先ほどよりも少しだけ明るく瞬いていた。
/*/ 竜王国・王城 女王の執務室 /*/
窓の外はすでに茜色に沈み、遠くで鐘の音が響いていた。
書簡と報告書に埋もれた机に、女王ドラウディロンは小さく身を預けていた。
「……だーるい。政務は山ほどあるのに、心は空っぽのままか」
ため息を吐く女王に、控えていた宰相が一歩進み出る。
「陛下。市井より新たな報告が入っております。……漆黒の剣について、です」
「……あの冒険者たちか」
ドラウディロンの瞳がわずかに揺れる。
宰相は頷き、数枚の羊皮紙を手に取った。
「彼らが街の広場で民に語った言葉が……人々の胸を打ったようで」
そして報告書から幾つかを読み上げる。
「『殿下はフロスト・ドラゴンと語らい、恐れなかった』」
「『魔導国に行かれたのではなく、竜と共に竜王国を見守っておられるのだ』」
「『アウレリア様は、国を見捨ててなどいない。自らを楔として、私たちを繋いでくださっている』」
言葉の断片が、執務室に重く、しかし温かく響いた。
ドラウディロンは思わず机に手をつく。
胸の奥に鋭い痛みが走る――あの夜、妹が語った最後の言葉が甦ったからだ。
『私は、竜王国の姫として何かを守りたいのです』
その声が耳に蘇り、彼女は無意識に爪を握り込む。
宰相はさらに言葉を継いだ。
「……市民の間では、"漆黒の剣が語ったことならば信じられる"と囁かれております。
彼らが嘘を言う者ではないと、皆が知っているからです。
……その結果、アウレリア殿下の名は絶望ではなく――希望として語られるようになりました」
「希望……だと」
女王の声は掠れていた。
宰相は小さく頷く。
「民の顔つきが変わり始めております。
飢えに沈むだけだった目が、再び光を宿しているのです。
"殿下は生きている。私たちを見守っている"――そう思えばこそ、明日を信じることができると」
ドラウディロンは椅子に背を預け、ゆっくりと目を閉じた。
頬を伝う熱を、決して涙と呼ばせまいと必死にこらえながら。
「……だーるい。
どうして……あの小さな子が、私よりもずっと国を背負えるのだろうな」
しかしその声には、以前にはなかった強さが宿っていた。
アウレリアが残した"希望"を、漆黒の剣が民に広め、そして――女王の胸にも再び火を灯していた。
宰相は深々と頭を垂れる。
「陛下。漆黒の剣は、ただの冒険者ではございません。
彼らがもたらした影響を、国として正しく受け止めるべきでしょう」
「……そうだな」
女王は長い睫毛を伏せ、静かに呟いた。
「漆黒の剣。……一度、正式に呼び寄せてみる必要があるかもしれん」
夕暮れの光が窓を差し込み、女王の横顔を照らした。
そこには、絶望に沈んでいた彼女が――ようやく立ち上がろうとする姿があった。
/*/ 竜王国・王城 謁見の間 /*/
高い天井を支える柱に、朝の光が差し込んでいた。
整列する兵士たちの間を、漆黒の剣の四人が進んでいく。
ぺテルは緊張の面持ちで、しかし真っ直ぐ前を見据えていた。
ニニャは肩から古びた書物を提げ、口元に微かな笑みを浮かべている。
ダインは鎧の肩を軽く叩き、仲間の緊張をほぐすように「大丈夫だ」と囁いた。
ルクルットはきょろきょろと広間を見回しながらも、仲間の背にぴたりとついていく。
彼らが進み出る先――玉座には、竜王国女王ドラウディロンがいた。
その表情は冷厳でありながら、以前よりもわずかに和らいで見える。
「……漆黒の剣よ。汝らを呼んだのは他ならぬ、この国の民の声による」
女王の声が、広間を満たす。
「アウレリアの名を、絶望ではなく希望として語り伝えたと聞く。
市井の人々は、そなたらの言葉に救いを見出し……立ち上がる勇気を得た。
……その功、決して軽んずるものではない」
広間にざわめきが広がる。兵士たちも、冒険者たちも、女王が市井の言葉を直接認めたことに驚いていた。
ぺテルは一歩進み出て、深く頭を垂れた。
「恐れ入ります、陛下。……私たちはただ、見たままを語っただけです。
アウレリア殿下は確かに竜と共にあられました。
その御心は、今も竜王国に寄り添っていると……そう、信じております」
「……信じて、か」
女王はゆるやかに目を細めた。
「そなたらが語った“信じる心”が、民を動かしたのだ。
王である私すら為しえなかったことを――そなたらは成した」
ニニャが顔を上げる。
「陛下。……私たちは戦場で英雄ではありません。
ですが、人の心に火を点すことなら、少しはできるのかもしれません」
その言葉に、女王は深く頷いた。
「……ならば、竜王国はそなたらをただの冒険者としてではなく、友として迎えよう」
その瞬間、広間に緊張が走る。
“友”という言葉を、竜王国の女王が口にすることの重さを、誰もが理解したからだ。
ルクルットは息を呑み、思わず仲間の袖を引いた。
「……すごいよ、これ」
「うむ、俺たち……本当に国の歴史に関わっちまったんだな」ダインが低く呟く。
女王はさらに言葉を重ねる。
「共に剣を振るえとは言わぬ。
だが、民に寄り添い、その心を繋ぐ者として――これからも竜王国と歩んでほしい」
そして、深々と一礼した。
その瞬間、謁見の間に居並ぶ者たちの誰もが息を呑んだ。
王が冒険者に頭を垂れる――それは前例のない光景だった。
漆黒の剣の四人は、互いに目を見合わせ、そして同時にひざまずいた。
「我ら漆黒の剣、竜王国の友として、力の限りを尽くしましょう」
その誓いの言葉に、謁見の間を包む光がいっそう鮮やかに差し込み――
その日、竜王国の歴史に新たな一頁が刻まれた。
/*/ 竜王国・王城 謁見の間 /*/
漆黒の剣が膝をつき、女王の前で竜王国の友となる誓いを立てた――その時だった。
「ふん――茶番も大概にせよ」
重々しい扉を乱暴に開く音が響き、場が一瞬にして凍りついた。
入ってきたのは、鎧に金の装飾を施した巨躯の戦士。
竜王国の将軍のひとり、セラブレイドである。
その眼光は冷たく、剣のように鋭く漆黒の剣へと向けられていた。
「陛下。――こんな得体の知れぬ冒険者どもに、国の未来を委ねるおつもりか?」
「セラブレイド!」重臣たちが慌てて声を上げる。
だが彼は意にも介さず、堂々と広間の中央へ歩み出た。
ぺテルは静かに顔を上げ、毅然と答える。
「……我らは、民の声に応えただけです。委ねられるなどと、思ってはおりません」
「ほう……随分と殊勝な物言いだな」セラブレイドは鼻で笑う。
「だが、竜王国を救うのは力だ。剣と軍勢だ。
お前たちのように街角で“慰めの言葉”を振り撒く連中に、何ができる」
その言葉は、謁見の間の熱を一気に削ぎ落とす。
兵士たちの間に動揺が走り、女王ドラウディロンの眉がひそめられた。
「セラブレイド……」
低く響く女王の声に、彼はなおも食い下がる。
「陛下、どうか目を覚まされよ。
民の心を繋ぐなどという甘言に惑わされてはならぬ。
必要なのは力、力ある者のみ――!」
その瞬間、静かに立ち上がったのはニニャだった。
彼は書物を胸に抱き、セラブレイドに向かって一歩踏み出す。
「将軍殿。力は確かに必要です。ですが、民の心が折れれば、軍勢もまた砂の城です。
――私たちが火を灯したのは、剣ではなく心です。
どちらか一方だけでは、この国はきっと立ちゆかない」
その声は決して大きくはなかった。
だが、謁見の間にいた者の胸に、確かに届いた。
兵士たちの視線が揺れ、やがて小さなざわめきが広がる。
「……あの若者の言うことも、一理ある」
「民が勇気を取り戻したのは事実だ……」
女王は静かに立ち上がり、冷厳な声で言い放った。
「セラブレイド。これ以上の無礼は許さぬ。
竜王国に必要なのは、力と心――両輪だ。
……そなたは剣で民を護れ。
漆黒の剣は、その心を繋ぐ役を担う。それで良い」
広間に沈黙が落ちる。
セラブレイドはなおも不満げに顔を歪めたが――ついに片膝をつき、頭を垂れた。
「……御意に」
こうして、危うく台無しになりかけた謁見は、女王の一喝によって収められた。
だが、漆黒の剣の胸には、ひとつの確信が刻まれる。
――竜王国の中に、彼らを認めぬ勢力も確かに存在するのだ。
その影は、やがて彼らの行く先に再び立ち塞がることになるのだった。
カッツェ平原の幽霊船も読んでません。
亡国の吸血姫も読んでません。高くて読めない。
僕んちにブルーレイはありませんw
次回!
第109話:バハルス帝国!
また抜け毛が増えるのか……