オーバーロード~狼、ほのぼのファンタジーライフを目指して~   作:ぶーく・ぶくぶく

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キング・クリムゾンッ!
戦闘シーンは消し飛ぶッ!


2015.10.10 10:40頃
感想で誤字指摘を受け、一度修正しましたが、ネタとして美味しかったので、第15話タイトルのみ誤字に戻しました。兄より優れた~以下略。

2015.11.29 21:10頃 誤字修正


弟15話:今は悪魔が微笑む時代なんだ。

 

 

「助けて! お願いします! 何でもします!」

「助けて、助けて、神様!」

「神よ、お助けください」

 

村の広場に追い立てられ、死ぬを待つばかりだった40人ほどの村人達とは別に、数十人の騎士達が手足を砕かれ、大地に転がされ、口々に命乞いをしていた。

彼ら騎士達は多少手間取ったものの順調に虐殺を進め、村人の生き残りを一箇所に集めつつあった。後は集めた村人を適度に殺して、幾人か逃がして任務は終わる――その筈だった。

 

だが、村の外から突如として現れた。狼を引き連れた人狼達に、騎士は次々と手足を砕かれ、狩りの獲物のように広場に集められた。

 

村の周囲に展開させていた4名の騎士も捕らえられ、この辺りでは見ない巨大な狼に脚を咥えられ広場へ引き摺られてきていた。

手足を砕かれたロンデス・ディ・グランプは痛みを堪えながら、冷めた目で、自分と同じように転がされ、すすり泣きながら命乞いをする部隊の者達の声を聞いていた。

 

神の御名の下、人類の力を結集する為、無辜の民を殺して廻っていた自分達だ。天国になど行ける筈もなく、罪深い自分達は地獄行きだろうと常々思っていた。

一日が終る度、命乞いをしながら死んでいく村人の姿が瞼の裏に映って離れなかった。

 

だが――それも、今日で終わる。

 

ベリュース隊長の醜い命乞いを聞きながら、ロンデスは手足を砕かれ、泥に塗れながら、寧ろ心の平穏を感じていた。

 

 

「ああ、良いぞ。()()お前達を殺さない」

「は、ほ、本当ですか!」

 

 

人狼リーダーの返答にベリュースの声が喜色に染まる。周囲の騎士達からも安堵の息が零れる。

馬鹿が。ロンデスは一人心中で叫ぶ。

俺達は命乞いをした相手に情けをかけた事があったか。自ら踏み躙った相手を助けた事があったか?

ありはしない。全て神の御名の下に殺してきた。

 

ならば、この人狼の言葉も、俺達を助けるものである筈がない。

 

 

「村長はいるか!?」

 

人狼のリーダーは村人達へ声をかける。

それほど大きな声ではなかったが、内に秘める強大な力を感じさせる力強い声だった。

 

その声に従い、村人達の中から40歳ぐらいだろうか? 日に焼けた肌に年の割りに深い皺を持った男がおずおずと進み出てくる。

がっしりとした身体つきで、日々の労働を積み重ねてきた結果なのだろう。白髪が多く、髪の半分ぐらいが白く染まっていた。

 

人狼のリーダーは、騎士の持っていた剣を拾うと刃を掴み、柄を村長へ向けて突き出した。

 

「お前達が()ったらどうだ? 剣を拾い、武器を取り、仇を討ったらどうだ?」

 

人狼の問いに村長は躊躇っているようだった。

当たり前だ。徴兵されているからと言っても農民兵は訓練もされず、数合わせに戦場に並べられる存在なのだ。

村長は躊躇い。

青と白の人狼は、村長とその背後の村人達を見回しながら言葉を続ける。

 

「妻を殺され、父を殺され、母を殺され、子供を殺され、仲間を殺され、それで嵐が過ぎるのを待つのか?

こいつらまた来たら、また家族を差し出すのか?

殺れよ。

自分達に手を出せば、どうなるか教えてやれ。黙って殺される奴は、何度も殺されるだけだ」

 

静かな声だった。荒野を渡る風のようにびょうびょうと厳しく、何も無いような声だった。

その声に村人達の中から、一人、二人と、覚束無い足取りで村人が進み出てくる。その表情(かお)は惨劇のショックと恐怖、過度の緊張で強張り、何の表情も表れていない。

目だけが爛々と憎しみと怒りに燃え、家族を失った悲しみに冷え切っていた。

 

「そんな! 約束が!!」

 

ベリュースの声を、人狼が嘲笑う。

 

 

「は? 同族殺しって善なのか? 悪だよな? だったら、自分らの目的、理想、信仰、欲望の為に他人の犠牲を強いるお前等は悪だ。だが、誇りある悪ならば! いつの日か、自らも同じ悪に滅ぼされる事を覚悟する。俺は、最強の悪の魔法詠唱者(スペルキャスター)ウルベルト・アレイン・オードルから、そう教わったぞ? だから――喜んで死ね」

 

 

声も無く、剣を拾い、槍を拾い、杭を拾い、鋤を拾い、老若男女の区別なく騎士達を取り囲んでいく村人達。

一言も無く自分達を取り囲み見下ろす村人達に震え、怯え、騎士達は恥も外聞もかなぐり捨てて泣き叫び出した。

 

「おかね、おあああ、おかねあげまじゅ、おええええ、おだじゅけて――」

「やめて、やめてやめて」

「助けて、お願い。助けて」

「嫌だ! 神様!」

 

その声に凍った村人達の表情に火が灯った。

 

「「「うわぁあぁぁああぁぁぁぁぁ!!!」」」

 

悲しみ、憎しみ、怒り、そんな人間的な感情ではなく、襲われたから反撃する原初の衝動に突き動かされ、村人達は手に持った剣を、槍を、杭を、鋤を振り下ろす。

 

村人達の力では騎士の鎧を貫く事は出来ない。がんがんと鎧を叩く音が響き、それに混じって湿ったモノを叩く音が続く。

鎧から出ている手足、顔を叩かれ、貫かれ、一撃では死ねず、気を失えば、中途半端な一撃の痛みで眼が覚める。

村人達にその気が無くとも、騎士達は結果として自分達がこれまで与えてきた苦痛と恐怖を味わいながら、次々と嬲り殺されていった。

 

 

/*/

 

 

自分を見下ろす村人の顔は、憎しみに染まり、人を殺す事に怯え、それでも押えきれない怒りに染まり。それは眠る前に瞼に映る。悲しみ、泣き叫ぶ村人達の顔と重なって、ロンデスは深く息を吐いた。

 

鎧を叩くガンガンと響く音。顔面を突かれ、砕ける歯、折れた鼻、激痛が意識を失う事を許さず、直に失血死する程の流血も無い。

地獄のような苦しみだ。地獄のような死に方だ。

だが、悪くない。

 

自分には似合いの死に方だ――死の神よ、感謝します。

 

 

ロンデス・ディ・グランプは村人に突き回され、痛みにのた打ち回って、死んだ。

 

 

/*/

 

 

粗方の騎士を殺し尽くすと村人達は獲物を放り投げ、膝から崩れ落ちて抱き合うと、失った家族の名を呼びながら慟哭する。

騎士を殺し、殺された家族を思い、号泣する村人達。

 

その光景を見ながら、ジョンはメッセージでチーム時王の面々に指示を出していた。

 

ヤーマ、コークスは墓地に墓穴を掘って。

マッシュ、ナーガンは遺体を集めて、4人で後は土をかけるところまで用意しておいて。

俺は騎士達を《転移門》でナザリック送りにしてる。

 

サペトンはさっきの女の子――え? エンリとネム?――その二人を村まで連れてきて下さい。

 

ちゃー、そう言えば、名前も聞いていなかった。

潔く死んだのは一人だけか。モモンガさんに潔く死んだ奴の死体だけ《保存》かけて取っといて貰おう。

 

 

強者による弱者の一方的な殺戮の場面は見ていて気分が悪い。

だからと言って今、愛する者を失い。仇を討ち、号泣する村人達を見ていても、特に共感も抱かない。

ああ、悲しんでいるのだな、と言う事は分るが。

 

自分の愛する者が失われた訳ではないのだから、当たり前だ。

想像は出来るが、共感は出来ない。

 

エンリが妹を守る為、全霊を込めて騎士を殴りつけた場面の方が、ぐっと来るものがあった。

これがモモンガの言う人間では無くなったと言う事なのかとジョンは思う。

 

思うが、肩を竦める。だから、どうした。と。

ギルメンが好きで、彼らと築き上げたナザリックの皆を愛している。

それは変わっていない。それなら、自分は構わない。

 

 

しかし、と考え続ける。

 

 

死体は速く片付けないと病気の原因になるし、血の匂いで獣やモンスターが寄ってくるかもしれない……?……おかしい。先日、調査した村は獣やモンスターに荒らされた形跡がなかった。この辺りに獣やモンスターが少ない? いや、森には豊かな生態系があった。何らかの原因……森の賢王が守ってるとか言っていた。それで森から肉食獣やモンスターが出てこないので、ここに人間が住めるって事なのか?

 

頭を振って、降って湧いた疑問を後回しにする。

 

PKされていた人を助け、ポーションなんかを分けてやった事もある。殺戮にあった村も、一種の災害(PK)にあったようなものだろう。

災害復興として考えると、死体の身元確認をし、埋葬。その後は何をするのだろうか。

 

 

「やっぱ、飯だよな」

 

 

考えながらも、手際よく騎士の死体――まだ生きている者もいたが気にせず――《転移門》を開いてナザリックへ送る。最初はまたモモンガの部屋に送ったが、ニグレドのところにいると怒られたので、氷結牢獄へ《転移門》を開き直した。

 

遺体の収集に一区切りついたマッシュを呼び寄せ、襲われた家からテーブルや椅子を運び出し、炊き出しの用意を始める。

 

 

マッシュは打ち壊された扉を爪で裂き、「リーダー、まな板。まな板にしようぜ!」と言い出し、「まな板なら持ってるだろ?」とジョンが返せば、「オマエは全然、まな板のスゴさを分かってない!!」と返ってきた。

 

ユグドラシルでは理想でしかなかったNPC達の姿がここにあった。ずっと想像の中でしかなかったNPCとのやり取りに、思わず笑顔になり、気分も良くなる。

 

「リーダー、何作る?」

「人も多いし、とん汁は?」

「もう一品、何か作ろうぜ。バーベキューは?」

「召喚時間、そこまでないぞ」

「いやいや、リーダー。焼くだけまで用意しとけばいけるって」

「そうかー? まぁ、それなら用意してみるか」

 

いつか、仲間達にも自身の創造したNPC達の、この生き生きとした姿を見せてやりたい。

 

 

サペトンが魔法で作成した馬車と馬で村に戻ってきたエンリとネムは、感謝もそこそこに父母の姿を求めて駆け出していく。遠隔視の鏡で見ていた感じ、父親はだめだろうが、母親は無事であると良いなとジョンは思う。

ジョンは手首に巻いた時計アイテムを見る。5人の召喚時間は半分ほど残っていた。

 

インベントリから食材を取り出し、サペトンに《物品作成》で竈や鍋、燃料を用意して貰う。上位の魔法と違い鉄や土などの通常の物質しか作れないが、開拓用の道具を作り出すにはこれで十分過ぎる。

そうして、炊き出しの準備を始めた頃、ひとしきり泣き、落ち着きを取り戻した村長が、恐る恐ると言った風にジョンへ近づいてきた。泣き腫らした顔のエンリとネムも一緒にいる。その後ろには生き残った村人達も恐る恐るついてきている。

 

ワーウルフを見た事が無いなら、恩人とは言え恐れるのも仕方ない。だからこそ、先ほど助けた二人を繋ぎに連れてきたのだろうとジョンは考え、先に声をかける事にした。

 

 

「エンリとネムだったか? 両親は見つかったか?」

「……」

「そうか」

 

 

黙って首を振るエンリ、再び泣き出したネムの頭を軽く撫でてやりながら、村長へ向き直る。

 

 

「村長、埋葬はいつでも出来る用意はした。あと飯だ。こんな時は飯食って、騒いで寝るに限る」

「ッおおお、そんな、何から何まで……村を救って頂き、本当に、本当にありがとうございます!!」

 

少女達――エンリとネム――を助けた時と同じ、素朴な真っ直ぐな感謝にジョンはたじろいだ。

PKで人を助けた事もある。その時も感謝された事もあった。

だが、これほどまでに真っ直ぐな感謝は無かったような気がする。生命が、生活が懸かっている故なのだろうか。僅かに数十人。世界から見れば僅かな数だが、これほどの人数に真っ直ぐな感謝をぶつけられた事は、ジョンも無かった。だから、思わず確認してしまう。

 

 

「俺達は人間じゃない、ぞ?」

「それでも! それでもです!! 私達はもう死ぬしかなかった。その私達を、村を、救って頂き、本当にありがとうございます!」

 

 

村人達からすればジョン達は、王も、貴族も助けに来てくれない自分達に突如現れた、力無き者を救ってくれた英雄にも等しい存在だった。

自分達を救い、仇を取らせてくれた。自分達が泣いてる間に墓穴を掘り、遺体を集め並べ、誰が何処に眠るのか分るようにして待っていてくれた。

人間では無いかもしれない。だが、自分達を救い、気遣ってくれる恩人に感謝しない理由があるだろうか。

 

村長の、村人達の感謝を受け、人狼(ジョン)は「あー」と頭を掻き、困ったように視線を逸らすと、次いで口を開いた。

 

「村長、俺達は……遠く離れた所で様々な種族と共生して村を開拓してたんだが、人間を中心にした軍勢に村を滅ぼされてな。安住の地を求めて流離っていたんだ」

「……それは」

「だから、隣村が皆殺しになってるのも見つけたが――埋葬はしてやったが――、人間同士の殺し合いに関わる気はなかった。でも……この娘が妹を助けようと騎士に殴り掛ってるのを見てな。仲間を助けたいって思う気持ちは同じなんだなって、つい情に絆されて手を出した」

 

 

その言葉に村長は思う。

この方は人間に村を滅ぼされたのに、この娘の勇気を見て我々に手を差し伸べてくれたのか。

人狼の声は不思議と背後で様子を伺う村人達にもよく聞こえた。

 

 

「それで村長。

この辺りは戦争してるんだよな。村の生き残りが見た感じ、40人ちょっと。成人してる男は10人もいない。40人の内、半分は子供だ。

村長、徴兵は免除して貰えるのか? そうでないなら、今年の収穫は見込めず、徴兵で男手が取られた後に残った女子供は山賊なんかの餌食じゃないのか? 戦争から運良く生き残り、帰還した数人の村人が見るのは誰もいなくなった廃墟じゃないのか? 俺には村を捨てるしか無い様に思えるぞ?」

 

 

青い人狼の未来予想図に村人達は息を呑んだ。

確かにそうだ。今の状況ではそこまで頭が回らなかったが、これほどまで村人が、男手が減った状態では最早冬を越す事も難しい。

ましてや、もうしばらくすれば、また戦争に男手が取られるだろう。襲撃されたからと言って免除はされまい。

確かに最悪の状況は終っていない。来年を生きる為には、命懸けで村を捨てるしかない。

 

 

「村長、村人はどこか行く当てがあるのか? なけりゃ、今死ぬか、後で死ぬかしかないぞ」

 

 

「どうすれば……」

「それを決めるのは俺じゃないぜ。あんたらが決めなきゃならない問題だろ」

 

 

人狼の突き放す言葉はそれでも優しく。

 

 

「けど、俺にも出来る事はある。

この手を取るか? 人間以外と共に生きるか?」

 

 

獣毛に覆われ、鋭い爪のある手が差し出される。

王国は、王は、貴族は、誰も助けに来てはくれなかった。年に一回税を取り立てにくるだけで、自分達に関わりの無い戦争に男達は連れて行かれ、帰ってこなかった。

 

これは人間の手ではない。

 

だが、この手は自分達を助けてくれた。

暴虐の騎士を打ちのめし、自分達に仇を取らせてくれた。関わりの無い隣村の者達をも埋葬し、自分達の家族の埋葬の用意までしてくれ、弔いの宴まで用意してくれた。

 

同じ人間の手は、決して助けてはくれず、奪っていくだけだった。

自分達を食らう化け物かもしれないが、今この時に、間違いなく自分達を助けてくれた人ならざる者の手。

 

 

自分達は誰と、どう生き、どう死ぬのか。

 

 

「この手を取るなら、生きる術を教えてやる。生きる力を鍛えてやる。

共に飯を食い、共に泣き、共に笑い、共に戦い、共に生きてやるよ」

 

 

村長とその背後の村人達を見回し、青い人狼(悪魔)が囁く。

 

 

「人間だけの国を捨て、この手を取るか?」

 

 

人狼が笑ったようだった。

 

 

/*/

 

 

あの駄犬(バカ)……。

 

氷結牢獄に移動し、そこからジョンの様子を見ていたモモンガは頭を抱えていた。

村人を助けて、戦闘能力の確認だけ行えば良いものを調子に乗って、そこで開拓を始めるとは……。

 

(やり口が歴史物好きだったギルメンに見せられた国盗り物語みたいなんだが……開拓は、大丈夫なのか?

開拓と国盗りと災害復興と内政と、ウルベトさんの悪の教えが混ざって化学反応してるようにしか見えないんだが。

炊き出しとかやりたいだけだよな、絶対に、あれ)

 

《まだ王国の戦力も把握仕切ってないのに、何してんすか?》

《勝てないからこそ、勝つ為に努力するのがロマンじゃないか》

 

一応、王国を敵に回すところまでは考えていた事に安心するモモンガ。

 

《何を馬鹿な事を、ナザリックが……ああ、ナザリックではないですね、そこ。……なら良いか》

《なんか良い案ありました?》

 

ナザリックが危険に曝されると激昂するも、精神無効化作用で沈静化され、大きく息を吐いた。

冷静に考えれば、その村がアインズ・ウール・ゴウンの拠点と認識されれば、結果的にナザリックは安全になるし、特に問題は無い。

アウラに建設させている避難所もあるし、正、副、予備とあると思えば何の問題も無い。

そこまで考えた上での行動と思えば、何の問題も無い。

 

無い筈だ。

 

あの駄犬(バカ)が、そこまで考えていれば。

 

(ぷにっと萌えさん、たっちさん、ウルベルトさん。どうやって、あの駄犬に戦闘の心得を仕込んだんですか? ……結構、スパルタだったな――駄犬だけに身体で覚えさせるしかないのか?

 

けれど、まぁ、『また一緒に冒険しましょう』か)

 

 

冒険ならば、浪漫を取って危険を受け入れる事も必要だろう。

自分にはそこまでぶっ飛んだ事は出来ないが、ジョンの行動を見習い。もう少し、思い切った攻めの姿勢で今後の行動を決めてみよう。

 

 

/*/

 

 

鏡の向こうでは、ジョンの手を取る村人達の姿と。

 

 

「ここをカルネ=ダーシュ村とする!」

 

 

高らかに宣言するジョンの姿があった。

 

 

ここに異世界に転移して、最初のダーシュ村開拓が(ようやく)始まった。

 

 




ロンデスさんって真面目で苦労性っぽいから、こう任務で病んでしまう甘さのある人ではないかと妄想しました。

15話目にしてようやくダーシュ村を名乗りました。
村への来客はまだ続くので、本格的に開拓するにはもう少し2~3話かかりますが、取り合えずダーシュ村を宣言する所まで辿り着いたので、ストックを溜める為、更新をしばらく(1週間ほど)お休みします。

次回、モモンガさんの思い切った攻めとは?
第16話【攻めて、笑えよ】お楽しみにw

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