私立の自由杉流(じゆうすぎる)高校に入学した僕の日常は壊れている。そんな非日常は入学初日の自己紹介から始まっていった。。
「僕の名前は多田野星兎(ただのせいと)です。好きなものは漫画とゲームです。苦手なものは虫です。一年間よろしくお願いします。」
よし!何とか噛まずに言えた!前の人たちの内容、緊張しすぎて何にも聞いてなかったけど。。
このクラスの自己紹介の仕方は少し特殊で言いたい人から手をあげて前に出て自己紹介を言うという制度だった。僕はなんとか勇気を出して13番目に自己紹介をした。
コミュ障でクラスに馴染めないと言うことがないようにしないと…!
と思いながら他の人の自己紹介を聞いていた。しばらくして僕の後ろの人が手をあげた。
僕の後ろの人はどんな人なんだろう…結構かっこいいな…羨ましい…きっとモテるんだろうな…
そんなことを考えていたら彼が前に出て礼をした。そして彼が顔をあげた瞬間僕は目と耳を疑った。
「じじじじょうじょじょう!じょうじょじょじょじじじうじょじょうじょう!じじじじじじうじょじょうじょうじょじょじょじょじょーじじょうじじじょうじょ!じじじじょじょう!」と言う奇声と共に彼の体が漫画で読んだことのあるテラフォーマーの姿になっていた。
「ちょっと!?五木くん?!どうしたの!?」と先生が聞いた瞬間、先生の体は首を境目に二つに別れた。
「キャーーーーーーーー!!」
女子の悲鳴と共に先生の首から血が吹き出す。
「何なんだよ…!何が起こったんだよ…!」
僕の頭の中はパニックになっていたがそれよりも先に防衛本能が体を動かしていた。急いで教室を出て廊下を走り抜けて逃げた。逃げているさいに後ろを振り向くと逃げ出した男女数人とその後ろからはテラフォーマーに殺された奴らの叫び声が聞こえた。
僕は必死に走った。ただただ走った。しかし校舎の玄関が遠い。そして、理科室に行き着いた。
「ハァ…ハァ…ここなら…ハァ、見つからないだろ…」
身を守るために理科室の薬品などが置いてある理科準備室という部屋に入ってロッカーに隠れた。
校舎の至る所から聞こえる悲鳴。テラフォーマーは一体ではなかったのか…
その絶望感と恐怖が入り混じる中震えを抑えひたすら息を殺して隠れていた。
まだ一分しか経っていないのか!?
スマホの携帯を見て驚いた。この緊迫した状況下では一分が永遠に感じるほどだった。
そのあともひたすた我慢して待っていた。
11時13分に起こったこの事件は11時25分に声が消えた。
全員テラフォーマーに殺されたんだ…!
その確信とともに襲ってきたのは恐怖だった。
テラフォーマーはこのあとどこにくる?!外へ行くのか!?校舎内を歩き回るのか!?その疑問が湧いた瞬間僕の心臓がものすごい勢いで鼓動し始めた。
僕は急いで身の安全のために武器を探した。理科準備室の中には強力な薬品と細長いピンセットがあった。
これなら少しは使えるんじゃないか…?
そう思い僕はそれを持って隠れ、その後警察に連絡した。
これであと数時間経てば警察が来て助かる…!
その微かな希望を抱いて必死に隠れた。
隠れてから1時間15分が経った時僕は死を覚悟した。部屋の外の廊下から裸足で歩くような音がした。
テラフォーマーが来た…!
僕の心臓と体の震えが尋常じゃない程になった。そして漫画「テラフォーマーズ」に書かれていたテラフォーマーの行動と弱点を必死に思い出していた。
「このロッカーを開けた瞬間に酸性のこの高濃度の硝酸バリウムをかけて怯んだ瞬間にこのピンセットで胴体の動きを制御してる食道下神経節にぶっ刺してぶち殺してやる…!」
そしてテラフォーマーが理科室に入ってきた…!
「落ち着け…俺はできる…かけてぶっ刺す…絶対に殺す…」
体の震えが自然と止まった。
「ガラガラ!」理科準備室んドアが開けられた。
テラフォーマーが近づいてくるのがわかる。。
そして、テラフォーマーが隠れているロッカーの持ち手に手をかけたのがわかった…!
とりあえず一話書き終わりました!
とても書いてて楽しいのでできるだけ早めに二話目を投稿したいです。