Fate/グダグダ進撃隊   作:雑炊

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前回から結構間が空いてしまった……と思いつつ、冬木ボス寸前です。
何気に戦闘まで行けてないという事実…………!やべぇ前回感想返しで戦闘するとか言ったのに……………!

若干の無理矢理臭もするというね………






まあ、置いといて、では本編をどうぞ。


戦闘開始ド寸前

前回までのあらすじ

 

ボスがボケる。以上

 

 

そんなこんなでボス戦突入。

 

 

 

 

――――――するはずが、俺は今そのボス共々正座しながらエミヤの説教に耐えている。

原因は簡単で、ボス―――アーサー王はさっきの腹ペコ発言が。

俺はその直後にマシュからゴマ団子を受け取り、そのまま横の腹ペコと一緒に仲良く間食タイムと洒落こんだからだった。

なお、ヘラクレスや牛若丸も何かしらモシャモシャ食ってる中、所長は完全にバタンキュー状態で目を回してグッタリし、クー先生に至っては半笑いで傍観体制だ。酷い状況である。

 

フッと隣のアーサーに目を向ければ、一見真面目に聴いてるように見えるが、分かる人間が見れば一発で分かる状態になっている。

 

所謂対説教用悪ガキ奥義。その名も『宇宙と交信』である。

まあ、解りやすく言えば現実逃避に近い。

ただ、それと違い、表面上の動作や表情は真面目なのが質が悪い。

しかも説教終了と同時に勝手に意識が復帰するというオマケ付きである。

(まあ結局聴いていないことに変わりないので、話の内容を聞き返すと答えられないからバレるのも一発なのだが)

 

「─────だから………オイ。聴いているのか!?」

 

「俺は聴いてるけど、隣は知らないです。オイなんか言えや」

 

言いながら隣の奴を引っぱたこうとした。

が、どうやら腐っても英雄、尚且つ騎士王なのは変わらないのか、生意気な事にこちらの左腕を引っ掴んで止めてくる。

 

無言で睨んでくるその目には、『何をする』と抗議の光が灯っている。

どうやら、ボスになっていても無闇矢鱈と暴れるようなもんではないらしい。

ぶっちゃけこっちはさっさと話を進めたいのが本音なので、戦うのなら戦う、そうじゃなくても良いならそうじゃなくて良いでハッキリさせたい所なのだが。

 

「……貴様がそれを言うのか?」

 

「は?元凶はお前さんのフザケたセリフだろうが」

 

そう言うと、アーサー王は少し考え込む。

……エミヤが頭を抱えて溜息を吐くが、俺はもうコイツはこういうもんなのだと諦めたので特に呆れたりだという事はない。

それに、かのアーサー王は確か長くて50年短くても20年近く国を収めていた為政者、そのトップだ。

見た目が可愛らしい女の子であっても、普通に考えればその中身は経験豊富な一人の女性である。

某夢の国な映画に出てくるアーサー王はヘタレではあったが、こっちの彼女にはそういう面はなさそうだし、概ね、この土壇場でキョドったりして変なこと言うことはないだろう。うん。

 

「……ふむ、確かに事の発端は私のあの発言だったようだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはいいとしてダメ執事。さっさとメシを作れ。私は腹が減ったぞ。ほら、早くしろ」

 

「「さっき食べたでしょう!?」」

 

前言撤回。ヘタレではないが、食欲最優先で変な事を言う女だった。

 

 

 

 

「……ムグ。美味いな。下郎。おかわりだ」

 

「もう無い。カルデアに戻れば予備はあるが、それでもコンビニのやつ一袋くらいだ…………なんだったら、こっちでも探してみるか?落ち着けば何とかなるだろ」

 

「いい心掛けだな褒めてやろう」

 

とか言いつつ俺が非常食として持ってきた自然薯の芽(というか幼生?何気に山などで取れる枝豆くらいのサイズの物。洗えばそのまま枝豆やナッツなどスナック菓子の様に食べられる)を食い切りつつ、ドレス姿で俺の目の前で胡座をかくアーサー王。

対面に座る俺は俺一人。

 

……なんだこの状況。気が抜けてるとか言われたら反論できん。

 

実際、アーサー王は直ぐに斬りかかれるようにか獲物を直ぐ真横に置いている。

少しだけ武道を齧っていたので分かるが、あの位置は立ち上がりながら相手を斬りつけるための置き方だ。

エグい。さすが英雄。騎士王エグい。

 

「……さて、腹拵えも済んだ。本題に入ろう」

 

とか言いながら、スっと体制を直して更に斬り易い風にする所もエグい。

ならばとこちらも直ぐに倒れる準備。

縦では不味いが、あの状況からでは横薙ぎしかこないはずだ。というか出来ない。

 

と、なれば、少しでも生存性を上げていくスタイルとしては倒れ込むが吉、か。

 

 

 

………後ろの方でまたマシュが何か叫んでいるが、無視無視。

 

『なんでこんなことになってるんですかァァァァ!!??』とか聞こえない聞こえない。

 

そして他の連中……特にヘラクレスとかは臨戦態勢でいつでもこちらに飛びかかってこられる様に用意している……のはいいが、十中八九俺が巻き込まれるのでやめて頂きたい。

いや、マジで。

だったらこっちまで来いよと言ってやりたい。

というか、いつの間にかこういう(タイマンする)雰囲気になっていたのか皆目見当もつかない。

 

「…うん?どうした下郎。もっとこっちに寄れ。別に取って食ったりはしない」

 

嫌です。というか、これ以上寄ったら斬り殺される確率が跳ね上がってほぼ100%以上になる。

確殺範囲になってしまうので、絶対にご遠慮したい。

 

しかし、多分これ拒否ってもそのままズパンだろうな。うん。

 

 

 

 

 

とか現実逃避してふと意識を現実に戻す。

 

 

 

……何故か目の前にアーサー王のドアップがあった。

 

(……は?)

 

思わずそのまま固まる。

ヤベェマジヤベェ。

いつの間に近付いたのだと一瞬下を見るが、俺の位置は一切変わっていない。

 

 

――――――つまり、相手がこっちに近付いたのだ。

 

そう判断した時にはもう遅く、アーサー王に肩をがっしと引っ掴まれる。

 

あ、やべぇ死ぬ。

 

瞬間、後ろでも全員が動いた気配があったがもう遅い。

 

そのまま左手をひっつかまれる。

よりにもよって、包帯の上から。

 

(っ!!)

 

激痛。めっちゃくちゃ痛い。

流石に剣を振り回せる分握力も凄まじい。

そのまま一気に引き寄せられる。

 

バランスを崩し、前につんのめり、そして――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――フン。やはり似ているな……そうか………」

 

 

―――――――え?」

 

 

 

 

 

 

 

一瞬、本当にキスでも出来てしまうんじゃないかと思うくらいに目の前までアーサー王の顔が近づいた次の瞬間、一気に景色が反転。

 

直後に左手の激痛が無くなる。同時に不思議な浮遊感。

 

投げられたと脳みそが理解するまで、そう時間はかからなかった。

 

 

そして襲いかかる悪寒。

こういう時、理性的な部分は現状把握をしようとしてまともに動かない。

 

故に、頼りになるのは――――――

 

 

 

 

 

 

「~~~~~~~~ヘラクレス引っ張れぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

「■■■■■■■■■■■■――――――――――――!!!!!!!!!」

 

 

――――――本能だ。

直感とも言っていい。

 

ほぼ無意識的とも言っていいタイミングで言葉が出る。

直後に、おそらくヘラクレスが首根っこ引っ掴んで引き上げたのだろう。

襟首から凄い勢いで引っ張られる感触の直後、丁度俺のへその先、服の表面スレスレを黒い何かが閃く。

 

直後、ヘラクレスが俺を抱きかかえて後方へ跳躍。アーサー王は突きの姿勢でこちらを追撃――――――

 

 

 

「させないっ!!!」

 

―――しようとした所で、マシュによるタックルに弾かれる。

更にそこへ牛若丸による追撃。

それを避けてもクー先生からの更なる追撃が入る。

まさに十字砲火だ。

 

さすがに拙いと思ったのか、アーサー王が全身から波動の様な物を放出して、周囲の魔力弾と思われるものをかき消しながら、後ろへ下がる。

 

 

結果、向きは違えど両陣営の距離は丁度初遭遇時となんら変わらない距離まで戻った。

 

俺はさっと自分の体の状態を調べる。

…左腕に鈍痛。が、しょぼい物なので問題なし。

 

戦闘続行は、可能。撤退は無い─────!

 

 

 

「………悪運が強いな。そういうのに頼り切るのは愚の骨頂だが、こういうものを見ると、偶には頼るのも良いかと思える」

 

「抜かせ暴食王がぁ!!もうおっさん怒ったもんね!本気で頭にきたもんね!野郎供!ラスボス戦じゃァ!!気合いを入れろォ!!」

 

そうアーサー王からの皮肉に啖呵で返すと、ウチのサバ連中から威勢のいい声が挙がる。

気合い十分。流石は腐っても英霊である。

 

特にクー先生と牛若丸の表情ヤバい。

獰猛極まる笑みを浮かべている。ヘラクレスといい勝負である。

 

準備万端。オンユアマークってか?

 

 

 

「─────行くぞ騎士王!!貴様の前に立ちふさがるは名だたる英雄と出来損ないと一般人!腹の調子は万全か!?食ったばっかのモン吐くんじゃねえぞゴラァ!!」

 

 

その言葉とともに、マシュが、牛若丸が、クー先生にヘラクレスがアーサー王へと襲いかかる。

 

対する奴さんは不適な笑みで構え、此方を睨む。

 

「────抜かせ。その言葉、そっくり返そう。下郎。貴様こそ下の準備は万全か?みっともない様を見せるなよ」

 

「上等だクソアマ!こっちだって同じ言葉をランチャーで撃ち返してやるわ!」

 

口汚い罵りあいもそこそこに、ヘラクレスが一撃叩き込む。

それを剣の腹で受け流しつつ、次の動作に移る所を見る限り、やはり一筋縄ではいかなさそうだ。

破片などの流れ弾に気をつけつつ、所長をカバーしながら、俺は戦術を組立始めた。

 

──────そういえば、投擲物はまだ何かあったかな?

 




いかがでしたでしょうか?
どうも雑炊です。


ハロウィンイベントを蹂躙しつつ、ハロエリと礼装も全回収しながら、英雄王をキャストオフまで再臨し、現在ちょくちょくアプリが突然終了するというクソい状況にめげずにセプテム蹂躙してます。


金が、金が足りないんや……!石も足りんのや……!


とか言いつつ解説。

まあ、今回はダラッと騎士王と食っちゃべってるだけなので、あまり言う所はないですが。




志郎が誰かと似てる?
→多分想像つくと思われます。彼女ですね。ただ、ちょこっとうちの志郎くんは彼の要素も混じっていますので、どっちもの可能性があります。


これくらいですかね。
では、また次回。
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