ガメラ外伝 ~THE ABSOLUTE A GUARDIAN DEITY OF THE UNIVERSAL~(未完)   作:アイアンハイド

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明けましておめでとうございます❗ 今年も宜しくお願い致します❗

投稿が遅れてしまい、すいません。つい最近までハーメルンに入れないほど、忙しかったもので……また投稿が遅れるような事があるかもしれないですが、これからも宜しくお願いします❗

今回は、リクエストによるオリジナル編です❗



復活の邪神(前編)

Noside

ここは、多次元宇宙(マルチバース)の吹き溜まりの底といえる空間である怪獣墓場。宇宙からの様々な漂着物や怪獣の魂までもが漂着してくる場所である。その怪獣墓場で、ある野望を秘めている宇宙人達がいた

 

「どうだ……見つかったのか、クエル、コルニ?」

 

ある声に反応して、レイビーク星人のクエルとコルニは口を開く

 

「ヘッ…ヘェ、ガリョの旦那。この辺りから中々強い反応が3つ確認できました」

 

「装置には異常は見られませんぜ、ガリョの旦那」

 

「3つか……よし、やれジェロニモン」

 

そういい、ガッツ星人のガリョは自分の隣にいるジェロニモンに声を掛ける

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ジェロニモンが唸ると地面からボコボコとマグマのようなものが3ヶ所から溢れだして形を形成していく

 

「ウオオオオオオオオオオオオ」

 

「グヌオオオオオオオオオオオ」

 

「ギャアアアアアアアアアアア」

 

もがき苦しむような声を上げながら、スラン星人、テンペラー星人、タイラントの姿になる

 

「漸くお目覚めか……ジェロニモン」

 

そういい、ガリョはジェロニモンに指示を出す

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ジェロニモンが再び唸るとスラン星人達は静まり返る

 

「なぁ……おっかない奴等だな」

 

「だからこそ、奴等の力が必要なんだろう?」

 

クエルとコルニはテンペラー星人やタイラントを見ながら、そう呟いていると…

 

「おい❗ 何をサボっている。コイツら以上に高い数値を見つけだすんだ」

 

「「りょ……了解」」

 

クエルとコルニは慌てて走り出し、再び作業を開始する

 

「フッフッフ……もう少しだ。もう少しで俺の野望である宇宙征服への準備が整うぞ」

 

ガリョは作業に取りかかった二人を見ながら、そう呟く。すると……

 

ビーーッビーーッビーーッ

 

ガリョ達の宇宙船から警報が鳴り響く

 

「何だ❗」

 

「どうしたんだ❗」

 

クエルとコルニが慌てるなか、ガリョが辺りを見渡すと

 

「チッ……来やがったか」

 

真上を見ながら、舌打ちをする。ガリョ達がいる上の方にはウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックがガリョ達を見ていた

 

「ガッツ星人、怪獣墓場で何をしている❗」

 

ウルトラセブンがガリョに問いただす

 

「答えるつもりは無い……ジェロニモン❗」

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ガリョがジェロニモンの名を呼ぶとジェロニモンは再び唸り始める。するとジェロニモンの近くから再び何かが蘇る

 

「「「ピィギャアアアアアアアアアア」」」

 

そこからは超古代尖兵怪獣ゾイガーが3体が蘇った

 

「奴等を始末しろ❗」

 

ガリョが、そう叫ぶとジェロニモンが指示を出してゾイガー達はウルトラマン達へと飛び掛かる

 

「シュワ」

 

「デュア」

 

「ジュア」

 

ウルトラマン達はゾイガーの突進を交わし、各々1体ずつを相手していく

 

(だが、ウルトラ兄弟相手では、あの怪獣達も時間稼ぎにしかならん……)

 

「おい、まだか❗」

 

ガリョは、そう考えながら作業をする二人に声を掛ける

 

「ですが……そう簡単には見つからないですよ」

 

クエルがそう嘆く。すると……

 

ビーーッビーーッ……バリンッ

 

「!? これは……」

 

作業を続けていたコルニの装置が突如、感じた大きな反応を捉えてから、直ぐ様壊れてしまう

 

「旦那❗ 見つかりましたぜ」

 

「何!? 本当か?」

 

「間違いありません。装置が壊れてしまいました」

 

「!? この装置がか……よし、ジェロニモン❗」

 

ガリョは直ぐ様、ジェロニモンを呼び、ここにいる怪獣を蘇らせる

 

「シュワ」

 

「デュア」

 

「ジュア」

 

「「「ピィギャアアアアアアアアアア」」」

 

一方、ウルトラマンとセブン、ジャックは空中でゾイガーと戦う。ゾイガー達は突進してくるがウルトラマンとジャックは軽く交わして、格闘攻撃でゾイガーに攻撃をしていく

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ジェロニモンが唸るなか、ソイツは蘇った。しかし……

 

「何だ❗ コイツは!?」

 

「キュウー」

 

ガリョ達はソイツを見て驚く。ソイツの姿は体長1メートル程の巨大なカタツムリのような外見をしている生物であった

 

「こんな奴が……」

 

ガリョが驚愕するなか、ソイツはガリョを見つめている

 

「どうしますか旦那?」

 

「やむを得ない、コイツ等を連れて撤退するぞ❗」

 

そういい、復活させた奴等とジェロニモンを宇宙船に乗せると直ぐ様、飛び上がり、逃げていく

 

「シュワ」

 

「ピィギャアアアアアアアアアア」

 

ウルトラマンはゾイガーが放った光弾をスペシウム光線を放ち相殺しながら、ゾイガーに当てて倒す

 

「デュア」

 

「ピィギャアアアアアアアアアア」

 

セブンはアイスラッガーでゾイガーの羽を切り落として落下していくゾイガーにエメリウム光線で止めをさす

 

「ジュア」

 

「ピィギャアアアアアアアアアア」

 

ジャックはゾイガーの光弾をウルトラVバリヤーで防ぎきるとゾイガーに近づき、ゾイガーを持ち上げ、空中に投げるとスライスハンドを使い、ゾイガーの首を落とす

 

各々、ゾイガーを倒したウルトラマン達はガリョの宇宙船を追うために飛び立つ

 

 

「旦那、奴等が追ってきますぜ!?」

 

「このままだと追い付かれてしまいますぜ❗」

 

「クソッ……」

 

ガリョが諦めかけた……その時!?

 

ビーーッビーーッ

 

宇宙船から警報が鳴り響く

 

「何事だ❗」

 

「……これは!? 前方に巨大なワームホールが出現しています。回避は……不可能です❗」

 

そしてガリョ達の乗る宇宙船はワームホールへと姿を消す。そしてワームホールは閉じてしまった

 

「……逃げられてしまった」

 

ワームホールが消えた場所を見ながら、セブンは呟く

 

「それにしても、先程の穴は……」

 

「あぁ、ここ最近、確認されているワームホールだろう」

 

ジャックとウルトラマンはワームホールについて話をする

 

「兎に角、一刻も早く、あのガッツ星人を追わなければな」

 

セブンの言葉にウルトラマンとジャックは頷く

 

 

 

主人公side

「う~む、ここは……こうするのかな?」

 

俺は現在、自室でギターを弾いていた

 

「やっぱり難しいな~。なぁ、ハネジロー」

 

「パムー」

 

現在、SHININ' ON LOVEに挑戦しているのだが難しく、弾けるには時間がかかりそうだ。ハネジローには現段階で弾けるところまでを聞いてもらっていた

 

「…………ッ」

 

「パム?」

 

「いや……何でもないよ……少し寒気がしただけだから」

 

「パム~」

 

「ハハッ、心配してくれてありがとな❗」

 

そういい、ハネジローの頭を撫でる。しかし、あの寒気は何だったのだろうか?

 

 

 

Noside

ガリョの宇宙船内

 

「……ここは?」

 

「何がどうなったんだ?」

 

そう呟きながらレイビーク星人のクエルとコルニは起き上がる

 

「……どうやら俺達がいた宇宙とは別の宇宙に来ちまったようだな……」

 

ガッツ星人のガリョは、念のために宇宙船のモニター映像でウルトラ兄弟達が追ってきていないことを確認する

 

「しかし、安心は出来んぞ。ウルトラ兄弟が俺等を野放しにすることはありえんからな」

 

ガリョの言葉にクエルとコルニは頷いて応える

 

「分かっているならいい。取りあえずは地球を目指すぞ」

 

そういい、宇宙船を透明化して地球へと向かう

 

「ん? おい、あの怪獣は何処にいった? 確か俺達についてきていたよな」

 

ガリョがクエルとコルニに聞くが……

 

「いえ……見てないですね」

 

「宇宙船内にいるのは確かなんですがね……」

 

二人とも知らないようだ

 

「そうか……お前らは宇宙船を操縦してろ。俺が宇宙船内を調べる。地球についたときか、異常があった時には俺を呼べ」

 

「「了解です、旦那」」

 

そういい、ガリョはコックピットを出るとジェロニモン達がいる格納庫へと向かう

 

「ここしか考えられんからな……」

 

そういい、格納庫に入っていくとソイツはいた

 

「やはりか……」

 

ソイツはやはり格納庫にいた。しかし、ソイツを見下ろしながら涎を垂らしている奴がいた

 

「グロオオオオオ」

 

豪力怪獣アロンである。ガリョが偵察用に連れてきていた怪獣である

 

(奴め、餌と勘違いしてやがるな)

 

「グロオオオオオ」

 

「キュー」

 

ソイツは見下ろしているアロンをジィーッと見つめていた

 

(見た目が弱そうな奴とはいえ、強い反応を示していた奴を食わせるわけにはいかねぇな)

 

「おい、アロン。ソイツは餌じゃ……」

 

ガリョはそう考えながら、アロンを止めようとした……しかし、ガリョは一瞬で自分の考えに過ちがあったことに気づく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャアッ……グチャグチュッ

 

「!?」

 

それは一瞬の出来事だった。ソイツが伸ばした触手がアロンに突き刺さると手甲の先端部に吸引孔からアロンの

体液を吸い付くしてしまう

 

「グロオッ……カッ…………」ピクピクッ

 

アロンは離れようと試みるが、更に触手が突き刺さっていき、離れることも出来ず体液を吸われていき……

 

ズズゥン……

 

干からびて倒れてしまう。ソイツはジェロニモンから、ある「命令」が下されていた。それは『仲間同士で戦わないことだった』同じく、テンペラー星人やスラン星人も同じ命令を下されていた。しかし、命令をした際にアロンが、その場に居なかったために命令の対象に入っていなかったのだ

 

「…………」

 

その光景を見た、ガリョは言葉を失った。先程の自分の考えが、甘かった事に気づいたからであった。だが同時に自分の顔が笑っていたことに気がついた

 

(コイツを使えば、宇宙征服は間違いなく成功だ❗)

 

その考えが頭を過ったのだ。ガリョがそう考えるなかソイツが震えだす

 

「コオオオ」

 

するとソイツの体が急に膨張していき、殻を逸脱し、触手が増えていく。更には背中にアロンのものと思われる翼に似た突起物が出てきたのだ。ソイツは先程までの姿とは全く異なる姿へと変貌していった

 

(コイツは生物の遺伝子を吸収して自らに組み込み、自在に進化していくのか!?)

 

ガリョはソイツを見ながら、そう考えた。すると……

 

ピリッピリッピリッ

 

通信機が鳴る

 

「どうした?」

 

「旦那、間もなく地球に到着します」

 

クエルから通信が入る

 

「そうか……ならば、宇宙船を出来るだけ、人間が居ない場所へと降ろせ」

 

「了解」

 

そうして、ガリョ達は地球へと降り立った

 

「早速だが、お前達にはやってもらいたい事がある」

 

「「何でしょうか?」」

 

「うむ、まずクエルは人縮小光線銃で人間を捕獲してこい。捕獲した人間は奴の餌にするからな。コルニは偵察用の小型円盤で、この地球の防衛軍等の情報を集めてこい。どちらも3日で済ませろ。良いな?」

 

「「了解しました❗」」

 

そう返事して、二人は走り出した

 

(さて……俺は、ここら辺りの動物でも捕獲して奴に与えるか)

 

そう思い、銃を持ち宇宙船を出ていった……

 

 

 

そうして、3日が過ぎていった

 

「さぁ、宇宙征服の第一歩だ。行くぞ❗」

 

「「おおぅ❗」」




次回、邪神降臨❗

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