斜陽のResistance   作:藤原守理

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第9話「大陸戦線と団結と怪異」

-2031年5月30日-

-ベトナム社会主義共和国トゥアティエン=フエ省-

-フエ市街-

 

 

 東南アジア特有の雰囲気漂う飲食店街のマーケット。普段の街の風景なら店先の売り子が客引きの掛け声をして道路にはみ出した屋台ではあっさりして美味しいライスヌードルを食べる観光客や地元の家族連れで賑わっているはずなのだが、今そこにはふさわしくない連中が跋扈していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「手榴弾!」

 

 

 鳴り響く爆発音と半径5mに飛び散る鋭い凶器群。

 

 

 

「…装填完了!」

 

「物陰に隠れたぞ!吹き飛ばせ!」

「撃て!」

 

 

 号令のもとに砲火を放つベトナム軍所属のT-62MD-1戦車。その周りには迷彩服を着た兵士がAKMを持って向こうの敵、中華連邦軍歩兵に銃撃する。

 

 

 滑空砲から吐き出されたコンピュータ制御の115mm対戦車榴弾が建物ごと隠れていた歩兵を爆発に伴う爆風で撃滅した。

 

「命中!目標撃破。建物が倒壊したようです」

 

「そうか。おっ!敵が引いていくぞ!」

「追え!追え!」

 

 

 

 2030年代に入って著しく旧式化したソビエト製T-62戦車でも有効な対戦車兵器を持たない歩兵に対してはほぼ無敵であった。損耗が激しかった連邦兵部隊はこれ以上やってられんとばかりに逃亡していった。

 

 

 

 

 人口32万人。ベトナムで有数の大都市フエ。フエ市内はかつての王朝時代の名残ある建物が多い旧市街、植民地時代にフランス人が建てた西洋風の街並みの新市街に分かれて成り立っている。かのベトナム戦争時にはフエを巡って北ベトナム人民軍と米軍が市民を巻き込んだ苛烈な市街戦を繰り広げていた。

 

 それから60年後、フエの街は連合国軍と中華連邦軍との市街戦によって再び戦場となってしまった。

 

 

 

 

「っ!右の角に敵だ!」

「なっ!?グァア!?」

 

 

 連邦兵がニヤリと笑い、手に持った95式5.8mm自動歩槍(アサルトライフル)の引き金をフルオートで引いた。

 

 

「ぐっ……て、てめぇ!?」

「范(ファム)がやられた!この野郎!」

「こっちだ!ここだ衛生兵!」

「航空支援はないのか!?」

 

 

 伏兵からの銃撃に倒れる1人のベトナム兵。後ろから駆けつけた仲間が連邦兵を撃ち倒し、衛生兵が治療作業に入った。

 

 

 

「出血が酷い。肺に銃弾が突き刺さってる…」

「担架をもってこい!」

「担架がないだって!?それじゃ俺らで運ぶしかない!お前と…そこのお前!范(ファム)を運ぶから手伝え!」

「よし!せーのっ!」

 

 

 

 2030年の現代戦にもなって1970年代の冷戦期装備(不足している救急セットにAKM自動小銃と耐久性の弱い防護装備、T-62戦車)で第一線を戦うベトナム兵たち。開戦後のベトナム北部は混戦の様相を催しており、1つの街を獲ったかと思えば小1時間後には奪われるという争奪戦が繰り広げられている。開戦から半年たって物資が不足し始めた連合国軍側の守勢でベトナム中部のフエも戦禍に巻き込まれていた。ベトナム陸軍は北部ではT-90戦車を主力とする部隊が、中部ではT-62,T-72戦車の予備部隊が前線で戦っている。

 

 

 

 

『第5小隊へ、こちら第2軍団司令部の阮(グエン)大佐だ。偵察班よりフエ城方面の敵が退却しつつある模様。貴隊はこのまま追撃して中心部にある金融センタービルの敵拠点を攻撃せよ』

 

 

「今度は金融街へ移動かよ」

「あそこはバリゲードがあるから敵がこもっちまう」

「ったく、そんな敵を倒したいならハインドでもなんでもモッテコイってんだ!」

 

 

 本部からの撤退や前進命令の繰り返しに悪態をつくベトナム兵。やられてはやりかえす戦況の激しい移り変わりに一般兵士は体力は訓練等で鍛えられているから平気ではあるが、精神が揺さぶられている。敵を遠ざけて休めるかと思えばすぐに次の戦線に送られるからだ。

 

 打って変わって、T-62MD-1戦車3輌を先頭に前進するベトナム軍部隊の後方から友軍の戦車隊が砂塵を上げて駆けつけてきたようだ。

 

 

 

「こちらオーストラリア陸軍第1旅団!遅れて申し訳ない!」

「オーストラリア軍の戦車隊か…」

 

 

 ベトナム軍部隊に合流したオーストラリア軍の戦車と歩兵戦闘車で編成した機甲部隊。数は戦車が5輌、歩兵戦闘車が2輌。

 その機甲部隊の中核は44口径120mm滑腔砲M256搭載のオーストラリア陸軍の主力戦車M1A1エイブラムス。原設計が戦後第3世代とかなり古い部類の戦車だが、数々の戦場での実戦経験が豊富で、近代化改修を終えたため最新式の射撃統制システムと新型戦車砲弾で第4世代の19式戦車に対抗できる。

 歩兵戦闘車はASLAV(オーストラリア版軽装甲車)。砲塔に25x137mm弾使用のM242機関砲1門と、7.62mm口径のM240機関銃2丁、4連装発煙弾発射機2基を搭載した8輪の装輪車両。アメリカ海兵隊のLAV25装甲車をライセンス生産したものでオーストラリア陸軍採用型は砲塔横にTOW対戦車ミサイルを備え付けている。 

 

 

 

「このフエ市街に存在する敵戦車は旧式が多い。俺ら(オーストラリア軍)の敵ではない」

「それはよかった。こっち(ベトナム軍)のT-62だと古くて対抗できないから不安だったんだ」

「敵は急な攻勢で補給線が伸びきっている。今は攻め時だ」

 

 

 ベトナム・オーストラリア両軍が合流した合同部隊はフエ市街を北に中心部の金融センタービルに前進していく。

 

 

 

 合同部隊はやがて路地裏のマーケットからル・クイドン大通りに進出した。

 

 

「まるでベトナム戦争時の街にそっくりだ」

 

 そう古参兵は語る。大通り右に大きなスタジアムが目に見えるがスタジアムからは黒い黒煙が立ち上っている。スタジアムは少し前まで連合国軍野戦病院が置かれていたが空爆を受けて医者や戦傷者もろとも死亡した。この戦時下だとスポーツすらも出来ない。

 このフエの街ではベトナム・オーストラリア・マレーシアの連合国側陸軍と侵入した少数の中華連邦陸軍が戦闘を行っている。

 

 

 

 

 

 そんな中、大通りを北へ向かっていた合同部隊は大通りを東へ進軍中の連邦軍部隊と遭遇してしまった。

 

 

 

「頼むで。オージーさんよ!」

「任せとけ!」

 

 

 遮るものの少ない大通りであるがゆえ盾になろうとM1A1戦車が前に出る。

 

 

「ん?今度の敵は……?」

「おい、奴さん19式じゃねぇか!?」

 

 

 今まで旧式戦車と相手にしてきた合同部隊の前に連邦の最新型19式戦車部隊が立ちはだかる。

 

 

「全隊!正面からでは厳しい!回りこめ!」

 

 

 敵を視認したM1A1戦車5輌とT-62MD-1戦車3輌の計8輌はジグザグに走行して17式の側面へ近づいていく。ハネウェル AGT1500 ガスタービンエンジンとV-46-5Mディーゼルエンジンが気高い唸り声を上げて数十トンの鋼鉄の車体を17式戦車に向かわせる。

 

 

 

そうした動きに感づいた連邦軍17式戦車5輌は歩兵を中央に囲うように集合体形で対抗、移動中の合同部隊に砲撃を開始した。

 

 

 155mm対戦車徹甲弾は1輌のM1A1と1輌のT-62にそれぞれ命中。M1戦車は側面の装甲を貫通し大破炎上。T-62戦車は砲塔と車体の隙間を砲弾が貫き砲塔と車体が引きちぎられ爆発。砲塔が宙に舞った。合同部隊は反撃とばかりに走行間(スクローラム)射撃を行った。

 一斉に放った5発のM1戦車120mm砲弾と3発のT-62戦車115mm砲弾のうち2発が命中し1輌の19式戦車が撃破された。

 しかしながら、発射速度の速い19式戦車の自動装填装置とどんな装甲も食い破る強力な155mm砲弾によって2輌のM1A1戦車が撃破されてしまう。

 

 

 これで合同部隊側はM1戦車が2輌、T-62戦車が2輌。連邦軍側が19式戦車が4輌健在で数は同じになっている。

 

 

 

「このままでは…」

「こちらT-62・2号車!俺らが囮になる!」

「なに!?」

 

  

 突然、1輌のT-62が19式戦車を挑発するかのように奇怪な機動を見せ敵の注目を集めた。

 

 

「今だ!全隊、静止して相手の弱点を狙え!」

 

 

 ブレーキをかけてピタッと止まり弱点を照準したM1A1とT-62。19式戦車の2号車への砲撃と同時に砲弾が19式戦車の弱点に吸い込まれていき……貫通。連邦軍戦車全車が撃破されたのだった。

 

 

「やったぞ!」

「進め!これで金融センターまで一直線だ!」

 

 

 残った連邦兵は捕虜になるか抵抗したため射殺されるかして壊滅。その後、増援の到着したインドシナ方面での連合国軍は守勢から一気に反撃に出ていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-2031年5月30日-

-第4極東経済特区大阪北部管区中之島(旧大阪市北区中之島)-

-中華連邦陸軍第3軍区総司令部第1ゲート(旧大阪市中央公会堂)[1:00]-

 

 

 

 

「…時間だ」

「了解。彼に合図を送ります」

 

 

 

 全身黒の装備を身に着け暗視ゴーグルの下に目出し帽を被った小鳥遊(たかなし)二尉・福村(ふくむら)准尉・木嶋(きじま)三曹の3人は潜伏していたロッカーから出て、照明の落ちた暗がりの廊下を進んでいく。

 

 

 少し進むと階段の角からチカチカとフラッシュライトが光った。先頭の小鳥遊はライトをもって出てきた人物に銃を向けた。

 

 

 

 

「…隊長、銃を下げて。あれが協力者の彼です」

 

 

 後ろから福村が割って入り、ライトをもった人物が近づいてきた。

 彼の服装は中華連邦陸軍の装備一式を身につけており、肩には03式5.8mm自動歩槍(アサルトライフル)を下げている。

 

 

 

「はじめまして小鳥遊(たかなし)二尉。私の名前は孫(ソン)紅雷(フォンレイ)です。階級は少尉でした」

 

 

「はじめまして、孫(ソン)少尉。協力に感謝する」

 

 

 小鳥遊は孫(ソン)の外見がメイトリックス大佐(映画コマンドーの登場人物)のような大男ながら誠実な印象があるとみた。

 

 

「私のことは福村准尉から伺っていると思います。私は祖国、中華連邦の過ちを正すためあなたたちに協力したい」

「君のことは聞いている。しかし、一時でも祖国を裏切ることになるが大丈夫か?」

「祖国が過ちに気づいて正気に戻るきっかけになれば私は構いません」

 

 

 孫(ソン)の凛としたその眼差しから祖国を更生させる断固たる意志と静かなる闘争心が滲み出していた。

 

 

「…いいだろう。これからよろしく頼む。孫(ソン)”三尉”」

「こちらこそよろしくお願いします。日本と連邦の平和を目指して」

 

 

 2人は固く握手を握り交わし、孫は日本義勇軍に加わった。

 

 

 

 

 

 

 それから孫を加えた4人は防犯装置のないところや事前に解除してある通路を通り、書物庫前に到達した。入口は強化ガラスでできた自動ドアでロックが掛かっている。

 

 

「では、ゲートのロックを外します」

 

 

 孫(ソン)がゲート横の認証機械のもとに立ち寄って暗証番号を記入、カードキー挿入と指紋認証を行った。すると、赤だったランプが緑に変わりゲートのロックが解除された注意音が一瞬鳴った。

 

 

「これで書物庫に入れます」

「ありがとう、孫(ソン)。木嶋は書物庫前に監視ドローン設置して警戒。福村は孫と一緒にデータベースで目的の文書を捜せ」

「了解」

 

 

 小鳥遊指示のもと、各々が作業に入っていく。木嶋はバックパックに入れていた四方15cmの子機、球体型監視カメラ搭載ドローンを床に転がし、本機のラップトップで子機から送られる映像で監視を始める。譜久村と孫はデータベースを立ち上げ暗証番号を入力して画面に映った一覧から文書を捜していく。

 

 

 小鳥遊は書物庫内を探索することにした。

 

 

 

 

 真夜中の静寂に包まれた書物庫。案外広いようで光の点っていないせいのもあり、雰囲気に不気味さが増す。深夜なので当然この場にはこの4人しかいない。

 そのはずではあるが小鳥遊は何かの存在からの視線を感じていた。

 後ろを振り返ったり、フラッシュライトで不規則に周囲を照らしてみるが、反応がない。しかしながら、なにかがいる。

 

 

(何かいるのか…?それにしては…妙だ。物音息遣いが一切感じないし暗視ゴーグルに反応していない……気のせいか…?いや……何か背中がムズいて仕方がない…)

 

 

 もう一歩と歩を進める小鳥遊の背後から……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隊長!」

「うわっ!?」

「…?どうしましたか。福村准尉と孫三尉が目的の文書を見つけたようです」

 

 

 小鳥遊は神経を敵限定の搜索に集中しすぎていたため味方の接近に気づかず驚いてしまい、やや表情が歪む。

 

 

「そうか…文書を確保しに行こう」

「了解。大丈夫ですか?汗が噴き出していますが?」

「気にするな。問題ない…」

 

 

 

 有耶無耶にこの件を誤魔化して小鳥遊と木嶋の2人は福村と孫と合流した。その後、4人はデータベースに記載されていた書物棚から目的の連邦軍作戦文書を入手することに成功した。

 

 

 

 

 

 あとはここを脱出するだけ、だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-2031年5月30日-

-北海道夕張市紅葉山-

-新夕張駅[17:00]-

 

 

 

「こちらコブラ01。対空砲群は破壊した」

『了解した。コブラ01。寿命が縮んだかと思ったよ…助かった』

「お礼はあとだ。戦闘機が来ないうちに掃除しとくぞ」

『それもそうだ』

 

 

 上空のAH-1Sコブラ2機の独壇劇が続く。20mm機関砲やハイドラ70mmロケットで地上の敵を一掃する様子からして、バックミュージックはやはりワーグナーのワルキューレの騎行を盛大に流したい。

 

 

「敵戦車撃破!」

「おい、二木(ふたぎ)。ありゃ戦車違うくねぇか?」

「そういやそうですね…残念…って!?」

「うーん、奴さん骨董品持ち出してきやがったねぇ」

 

 

 下部カメラからの映像でそこには上空に砲弾を放つ「59式57mm高射砲」が映っていた。元はソビエト製S-60と呼ばれる牽引式の対空砲で、1950年からソ連製のを採用、1965年からコピー生産されて運用していたが1980年代には旧式化し中華連邦軍ではもうとっくに退役しているものだとされていた。捜索レーダー車や発電装置車も近くに随伴している。

 

 

「何が何でも日本を手にしたいのかね。侵略者さんたちは」

「とりあえず、旧式とはいえ脅威です。排除します」

「了解」

 

 

 二木は20mm機関砲の照準を定めフルバーストで20mm炸裂弾を叩き込んだ。着弾した高射砲の操作人員はバラバラ死体となり高射砲の砲身が大きく折れ曲がり破壊された。他の車両も同じくである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「通信班…!通信班の方は!?」

 

 一方の地上で通信班を捜す松原と清元。2人の行き着く先ではどこでも通信班の人間は戦死していた。無線も壊れていたため塹壕内を右往左往していた。

 

 

 

 

「…おいおい。こうも通信の人って狙われやすいのか?」

「俺らまだ普通科で良かったかもな。アナ掘りまくれるし」

「冗句言ってられんのも不思議だな。こんな状況で」

 

 

 

 

 2人の周りには砲撃で飛ばされた人間の身体の一部が散乱し傷ついた隊員や恐れをなして耳を押える隊員が痛みと戦場の狂気から逃れたいばかりに叫び散らす酷い有様。この世の地獄であった。

 

 

 

「とーりあえず。俺らも無線捜しはいったん止めて応戦すっか」

「そうだな。このままじゃタダ飯ぐらいでしょっぴかれる」

 

 

 そう言って飛び来る銃弾を避けつつ塹壕の合間から敵に銃撃を浴びせることになった。こんなにも落ち着き冗句を吐ける2人の雰囲気は周りの隊員からしたら異常でしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、突然敵部隊の周囲に煙幕が蒔かれ、視線が遮られる。

 

 

 

 

「…ん…?なんだありゃ…」

 

 

 しばらくして煙幕が晴れると、塹壕で応戦する義勇軍の隊員たちの目には銃を持った人ではないモノが複数映っていた。

 下半身は蜘蛛ようで足は8本あり、黄色と黒色のストラプ模様。上半身は皮膚が無く筋肉がむき出しで人の形をしている。両腕には…ミニガンの形をした機関銃4丁が装着されている。

 まるで昔も今も人気であった某ゾンビゲームの世界から出てきたような化け物だった…。

 

 

 

「…………」

「…う、撃て!」

 

 

 一瞬戸惑った隊員たちであったすぐさま各々の銃器で化物を銃撃し始める。

 

 

「なっ!」

「馬鹿な!?」

 

 

 銃弾の嵐を全く影響なく化物たちは進み始め両腕に装着したミニガンで抵抗軍陣地に銃火を一斉に浴びせた。唐突な銃撃で瞬時に隊員数人が犠牲となってしまう。

 

 

 

「あいつモノホンじゃねぇか!?」

「連邦軍はとうとう生物兵器にまで手を出したのか」

 

 

 熾烈な敵の弾幕から塹壕に身を伏せる松原と清元。

 

 

「せ、戦車なら……!?」

 

 

 そういった矢先、戦車砲弾をミニガンで迎撃破壊した化物の姿が目に映る。

 

 

「これは洒落になんねぇぞ…おい」

 

 

 

 

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