嘘だけど。(凍結)   作:雨天 蛍

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というわけで連日投稿です!
まあ、その分文量は少ないんですけどね(汗)
今回は作品の中にあったアンチ・ヘイトのタグそのもののお話です。
もし、主人公が戦わずに殺されていなかったら。というイメージで書きましたが、やはり木五倍子ちゃんは戦う時はちょっとキャラがおかしいような・・・。
まあ、気のせいでしょう。
物理法則を操れるってすごいですね。もうなんでもありじゃね?

今回の章ではこのIFストーリーは多いですよ。
まあ、エンドではなくここで選択を変えていればのお話です。
お嫌いな方はブラウザバックをどうぞ。


If side story ~嘘だけど。1~

これは、私が見た夢のことだ。

というか今まさにそれを見ているから見ている夢といった方がいいだろう。

だから、まあ、この光景はありうる光景だとしても確かに私はこの選択をしなかったはずである。

今目の前で繰り広げられている殺しに来た諏訪子と神奈子を能力で返り討ちにしている私は、もしもの私である。

 

 

 

 

 

「あははー、やっべぇ。神様が相手とか死ねる」

 

「お前が、あいつの言っていた敵か」

 

「誰だよ私の敵って」

 

「何?」

 

「あんたが、軍神様が何を言っているかは知らないけど私は特に何もしていないよ。だからそいつが何を思ったのかは知らないけどそういう風に思う方が悪い。また、そう思わせる方も悪い」

 

「・・・何が言いたいんだ?」

 

「ん?私もそいつも悪いからとりあえずここは見逃してくれないかな?」

 

「妖怪を神である私たちが見逃すとでも?」

 

「おお、初会話だね。ミジャクジ様を統括する神様だっけ?まあ、境界に入ったことは謝るよ。ごめん。それじゃあ見逃してもらえるかな」

 

「そう言われて、はいそうですかと簡単に開放するわけにはいかないんだよね」

 

「まあ、そんなもんだよね。私はこのまま二人になすすべもなく殺されちゃいそうだしね」

 

私がそこまで言って手を地面に当てる。

 

「調べは付いているんだよ。乾を創造する程度の能力と坤を創造する程度の能力だろ?天と地で対になっているんだね。私は流石に作ることは出来なくても動かすことは出来るんだよ。こういうふうにねっ!!」

 

私の体から噴き出す妖力。そして能力で光を捻じ曲げ姿を消す。

すぐに神奈子が私のいた場所目掛けてオンバシラを飛ばす。しかし、そこより少しずれた位置に着弾した。

 

「もうすでに二人は私の能力圏内に入ってるんだよ。目に入る光はねじ曲がり聞こえる音の波は乱れ伝わる熱は温度を増して脳から発せられる電気信号は狂い神経は何も感じていないのに痛みを訴え、世界に色が消えていつの間にか潰れて消えて狂って死ぬのさ」

 

二人の目の間に立って話しているのに二人は後ろを振り返る。

 

「ふふ、当たらないっていうならここら一帯を埋めるくらいのオンバシラを出せばいいじゃないか!」

 

諏訪子も神奈子もそこら中にオンバシラや錆びた鉄の輪を発生させる。

それに対して私は笑い

 

「ならそれを一ヵ所に集めようじゃないか」

 

上空に重力場を発生させる。

そこに吸い込まれる神様の武器、驚く二人に私は呆れた顔をしている。

 

「飽きた」

 

指を鳴らそうとして鳴らせなかったらしくスカッと音を出しながら私は能力を解除したらしい。

すぐに私の方を振り向く二人、その顔には焦りや驚愕、恐れが見える。

 

「ああ、妖怪っていうのは中々いいもんかもね。恐れがこんなにいいもんだとは思わなかった」

 

舌なめずりをする私。

隙だらけの姿に神力弾を二人は飛ばした。

至近距離で躱す余裕もなく打ち抜かれ体が溶けるように消える私。その顔にはいつかのような、いや、私はこの表情を始めて見たが、あの時もこんな顔をしていたのだろう。

凄惨に、口元を歪めながら。

何よりも堪え難い愉悦を目に灯して。

 

 

 

 

 

嘘だけど

 

 

 

 

 

胸を後ろから貫かれる二人。後ろに最初からずっといて、先ほど視界を歪めた私は「ハートキャッチ(物理)」と笑っている。

 

「あははー。ここまで危険性を教えたのに飽きただけで自分を死なせるかっての。それともあれかな?油断でもしているかと思ったのかな?最初から私は油断も何もしてないよ。ただ遊びたいだけだからね」

 

腕を引っこ抜く私、吐血をしながら倒れる二人。

それを見ながら楽しそうに笑っている私。

ケタケタケタケタと。

 

「まあ、神様がこんなことで死にはしないのは分かっているよ。それでも行動不能くらいにはなるでしょ。それじゃ、またね」

 

手を振りながら立ち去る私。そして、『私』に向かって歩いてきた。

そして、すれ違いざまに私は―――

 

「またね、木五倍子ちゃん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

おおおー。あれだ、怖い夢を見た後の現実に帰ってきた安心感がすごい。

あれが私とか驚きだけど別にありえない話でもないんだよな・・・。

現に美乳妖怪にもあんな感じで戦ったし。

あれだな。私はだまし討ちが得意なタイプだな。

 

「大丈夫っ!?」

 

焦った表情で神綺が走ってくる。

ああ、そういえば帰って来たんだったな。

後ろから夢子もついて来ている。

うん、ここが我が家だって思う。二人とも大好きだわ。

 

「神綺ぃ~」

 

でも今日くらいは甘えさせてもらおう。私は決してあんな風にはならない。なりたくない。

 

「木五倍子ちゃんったら甘えん坊ね!」

 

神綺のお母さんっぷりが身に染みる。

そうだな、今度帰る時はお土産でも持ってくるか。

親孝行というか魔界孝行をしよう。

 

「いきなり叫んでいたけど大丈夫?」

 

「うん、ちょっと怖い夢を見ただけだから」

 

夢子も心配させてしまったらしい。

まあ、昨日帰って来てした話が神様に殺されたっていう話だからな。

 

「それじゃあ、木五倍子ちゃんも起きたみたいだし朝食にしましょうか!」

 

「準備してきますね、神綺様」

 

「私も顔を洗ってくる」

 

私には魔界があるんだ。迷惑をかけさせたり心配させるようなことはしないようにしよう。

まあ、二人が魔界以外に関してなにか気にかけることなんてなさそうだけど。

 

力に溺れないように、私は夢の中の私みたくならないように力を自分のためではなく大切な人のために使おう。

・・・ちょっと訂正、自分と、大切な人のために使おう。もちろん大切な人優先で。

 




文量すくないですね。
いやー短時間でもっと長く多くそしてもっといい感じに話を書けるようになりたいです。
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