嘘だけど。(凍結)   作:雨天 蛍

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冬ってなにかと忙しいですよね。
実況動画も作っていないしクリスマス企画もお正月企画もやり損ねました。
今回は時間のない中で作ったので文字数が少ないです。ごめんなさい。
それと、次回で新章に入れたらいいなぁと思っております。

次章の仲間は変態っぽくなってしまったルーミアを連れていきます。チルノとはここでお別れです。多分幻想郷が出来たら再会になるでしょう。

次の舞台は魔界です。魔界でしたっけ?まあいいか(汗)
ここで主人公はチート化させるつもりです。私の文章力次第ですが。

まあ、後先考えない予告もこの辺りにして本編をどうぞ。


事件のおまけ話

「さて、どうしようかな」

 

私の目の前には顔面を涙やら鼻水やらで汚しながら気絶している美女がいる。

先ほど私が倒したのだけど。

 

「ふむ・・・」

 

とりあえず胸を揉んでみた。まったく、けしからん。

右手をホールドしたままこの後について考える。

・・・間違いなくこいつは最近の都で話題になっている(恐らく)殺人事件の犯人だ。

金髪美女、いいね!

それは置いといて、こいつは私と同じ妖怪でもある。

人型の、私と同じ知性を持った妖怪だ。

こいつが殺しまくっていたのは妖怪として正しいことだと思う。人を恐怖に陥れるのが本業ですし。

気になるのは、殺す理由以外に何かを探している様子だったということだ。

だからこのまま放置していればまた殺しを始める可能性がある。

だからといって止める必要もないけれど。まあ、強いて言うなら永琳にかけられた誤解のためだな。

しかし、私としてはこのまま一応仲間である妖怪を殺したくはない。

だからどうす――――

 

右手を離しすぐさま金髪美女と距離を取る。一回だけ強く揉んでおいた。

確実にこいつは目が覚めた。というか回復するの早くない?

私が臨戦態勢でいることに気が付いたのかこいつは苦笑した。と思う。

 

「私は戦う気が無いからそんなに警戒するなよ」

 

まあ、今もずっと脱力しているのだから問題ないだろう。

警戒を解く。まあ、警戒したところでまともに戦ったら勝てる気がしないが。

 

「お目覚めの気分はどうだい?」

 

「最悪、だけど最高さ」

 

私の嫌がらせとして聞いた質問にも多分笑って答えている。

・・・うん。

 

「お、顔を拭けってか?ま、見苦しいだろうけどね」

 

私は紬の袖を破って渡そうとした。が、受け取ってもらえない。

 

「身体が動かねぇんだよ」

 

 

 

 

 

その後、体がいつまでたっても回復しないから私がこいつを都市の外へ運ぶことになった。

私の力じゃ持ち上げられても長続きはしないし、足とか引きずってしまう。

だから重力を反転させて浮かばせることにした。

今、私が手を離せばこいつは5mくらいまで上に昇った後に落ちてくるだろう。

 

「これがあんたの能力か?」

 

「そうだよ、ちなみに私が浮くには縄で身体を縛る必要があるんだ」

 

とりあえず嘘を混ぜて教えておいた。しかしこいつは「縛る・・・」と別の言葉に反応していた。

こいつといるといつか襲われそうだな。さっき襲われかけたけど。

 

「それで、あんたの名前は?」

 

「私か?名前なんてないよ。生まれてから会話した奴で生きてるのあんただけだし」

 

今までどれくらいの人を殺してきたのだろうか、良い体してるし結構な年齢なんだろう。

 

「あんたっていくつ?それと、成長してるの?」

 

「生まれたのは、そうだな、人間がまだまともな服を着てなくて、松明を持っていた頃だな。体は成長していない」

 

まあ、予想していたよ。体の方は。だってもう少しで百歳になるのに成長してないんだもん。

そして、こいつはかなり昔からいるな。原始的な恐怖から生まれたと考えればありえなくもないけど。

その当時恐れていた事と言えば、松明ができたころだから・・・。

 

「あんたの能力って何?」

 

「お前も質問ばっかだなー。なんでなんでって聞く前に自分で考えろよな」

 

「じゃあ、予想だけど闇を操る程度の能力」

 

「すごいなお前、当たりだよ」

 

「じゃあ元の妖怪は?」

 

「そんなの知らないよ。ただ、一部では空亡とかって言われてる」

 

それって妖怪だったかな?

 

ある程度都市から離れたので能力を切る。

 

「いでっ」

 

「それじゃあ。また会うことが無いのを期待しているよ」

 

多分すぐにまた会うことになりそうだけど。

 

「じゃあね」

 

手を振って別れる。未だに動けないみたいだが置いておいても問題ないだろう。

 

 

------

 

えーりん宅に到着。こっそり入る。

扉を閉めた途端に玄関に電気が付く。

 

まるで朝帰りの夫の気分だ。どんなものか知らないけど。

 

「おかえりなさい。何か言いたいことは?」

 

永琳さんから笑顔で殺気が出ている。

 

「ご、誤解だ!これには深い訳が―――!」

 

「問答無用!」

 

アッーーーーーーー!!

 

ところでこれどうやって声に出すんだろうね。

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