仮面ライダーカブト   作:桂ヒナギク

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Episode 1

 七年前、東京の渋谷に巨大な隕石が落下し、その一帯は壊滅した。

 その頃から、ワームという地球外生命体が姿を見せ、やつらは人々の殺戮を繰り返し、彼らに擬態して人間社会に浸透している。

 ZECTは、ワームに対抗すべく、マスクドライダーシステムの開発に着手した。

 港湾にワームが出現したとの情報がZECTに入った。

 指令車とゼクトルーパーが現場へ急行する。

 そこへ、後からバイクで駆け付ける新米の青木(あおき) 啓太郎(けいたろう)

「遅いわよ」

 そういうのは、上司の女性、鈴木(すずき) (あかね)だ。

「すみません」

 青木はカメラを手にゼクトルーパーとワームの抗争を撮影し始めた。

 無数のワームの内の一体が脱皮してアラクネアワーム・ルボアに変態した。

 ルボアが超高速移動(クロックアップ)をする。

 目にも留まらぬ速さでゼクトルーパーを倒していくルボア。

 ZECTはクロックアップの前に為す術もなく撤退を余儀(よぎ)なくされた。

 

 

 青木は帰路に就いていた。

 後ろから走ってきた男が青木にぶつかり、そのまま前方へ駆けていく。

 ポケットに違和感を感じた青木はそこに手を入れた。

(財布がない!)

 走り去る男を追い掛ける青木。

「俺の財布返せ!」

 男の前方から、赤木(あかぎ) 裕一(ゆういち)が歩いてくる。

「どけよ!」

 男がナイフを取り出して振り回す。

 赤木はひらりと(かわ)して男のナイフをはたき落し、財布を奪還して青木に投げた。

「覚えてろ!」

 男は捨て台詞を吐いて逃げていった。

「ありがとうな。しかしどうして避けなかったんだ?」

「俺の歩く道は俺が決める」

「はあ?」

 赤木は(おもむろ)に去っていく。

 

 

 遊園地にワームが現れた。

 駆け付けるZECT。

「青木くん」

「はい?」

「マスクドライダーシステムが届いたわ。これを使いなさい」

 鈴木がライダーベルトを青木に差し出した。

「出来上がったんですね!?」

「今はあなたしか頼れる人がいないわ。約束してた資格者もまだ来てないし。駄目元でやってちょうだい」

「解りました!」

 青木はベルトを巻いて指令車を出ると、敵地へと乗り込んだ。

「おい、ワーム! 俺が相手だ!」

 天に手を掲げる青木。

 赤いカブトムシ型のメカ、カブトゼクターが飛来する。

 青木はゼクターを掴もうとするが、それはひらりと避けて別の男の手に収まった。

 その人物は先日会った赤木だった。

「それは俺の!」

「選ばれし者は……俺だ!」

変身──と、赤木が腰に巻いてるライダーベルトにゼクターをセットする。

{HENSHIN}

 ゼクターから音声が放たれ、赤木の体がバトルスーツに包まれた。仮面ライダーカブト・マスクドフォーム。

「うわ!」

 青木は変身時の衝撃波で吹っ飛ばされた。

 カブトがカブトクナイガンでルボアを銃撃する。

 弾丸を連射し、ルボアを追い詰めていく。

 

 

To be continued...

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