仮面ライダーカブト   作:桂ヒナギク

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Episode 10

「赤木、変身しろ」

「戦う理由がない」

 赤木はガタックの攻撃をかわす。

「仕方ないな」

{HENSHIN}

 赤木はカブト・マスクドフォームに変身した。

 カブトがガタックに対抗する。

「ふっ! はっ!」

 カブトがガタックを圧倒する。

 が、しかし、ガタックがクロックアップした。

 目にも留まらぬ速さでガタックがカブトを翻弄する。

「くっ!」

 カブトはキャストオフする。

 ライダーフォームになったカブトが、クロックアップした。

「青木、話を聞け」

「うるさい。ワームに味方する奴は敵だ」

「違う! ワームはネイティブを倒す為にやってきた宇宙警察だ!」

「ネイティブ? なんのことだ?」

 ガタックの攻撃が止まった。

「角の生えたワームを見たことがないか?」

「角の生えたワーム?」

「ああ。奴らはネイティブと言ってな」

「そいつがどうしたんだ?」

「ワームはそいつらが地球侵略を企んでいるのを察知して倒しにきたんだ。現にワームに殺された人物は皆ネイティブだ」

「証拠はあるのか?」

「ワームが殺害した被害者の遺体を見た。ネイティブに変わったんだ」

「そうなのか……?」

 クロックオーバーする二人。

 カブトとガタックは変身を解いた。

「どういうことか説明してくれ」

「いや、まだ捜査中ではっきりしたことはわからないんだが……、ワーム側の話によるとそういうことだ。あとはその裏を取る必要がある」

「どうやって?」

「俺がZECTに入隊する」

「何?」

「入隊するって言ってるんだ」

 赤木は赤城山(あかぎやま) 裕一郎(ゆういちろう)の名義でZECTに入隊した。

 赤木は見習い隊員として、青木の下に就くことになった。

 ZECTに潜入し、内部情報を調べる赤木。

 隊員たちの話を聞くと、ZECTはアンチ・ミミック弾なるものを開発している様だが……。

「赤木、どこまで掴めたんだ?」

 青木は誰もいないところで赤木に訊ねた。

「ワームをあぶり出すアンチ・ミミック弾を開発しているらしい。それ以外はまだ何も掴めてない」

 赤木はこれ以上ZECTにいても何も掴めないと考えて組織を抜けて警察官に戻った。

 内部から掴めないのであれば、外側から掴むということだ。

 警視庁の警視総監がZECTのトップであると噂を聞いていた赤木は、警視総監室へ入った。

「あんたがZECTのトップか?」

「うむ。それを聞いて何になるのかな?」

「ZECTは何を考えてる?」

「例え知っていたとしても、私は誰にも教えない。自分で調べたまえ」

 部屋を出る赤木。

「警視総監と何を話していたんだ?」

 通りかかった同僚が訊く。

「防衛省の件でな」

「ZECT関係のか?」

「なぜお前が知ってる?」

「え? あ、いや、何でもない。忘れてくれ。じゃ!」

 駆け足で去っていく彼に対して赤木は怪訝(けげん)に思った。

 

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