仮面ライダーカブト   作:桂ヒナギク

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Episode 11

 庁内にZECTのエスがいる、そう考えた赤木は慎重になっていた。

 一方、巷では、ZECTがアンチ・ミミック弾でワームの一斉あぶり出しを行おうとしていた。

 アンチ・ミミック弾を運ぶ鈴木班。

 秋山がトラックを運転していると、目の前にサリスの大群が現れた。

 急ブレーキでトラックを止める秋山。

 赤木の言葉が半信半疑の青木は、どうしようか迷いながらも外に出てガタックに変身した。

 ガタックバルカンで弾丸を連射してサリスたちを粉砕する。

 そこへベルバーワームが乱入し、ガタックをクロックアップで翻弄する。

「うわ!」

 宙に舞うガタック。

 ベルバーワームはガタックを地面に叩きつけた。

「がはっ!」

 ガタックの仮面の下で吐血する青木。

「キャストオフ!」

 ガタックは起き上がり様にゼクターホーンを展開してライダーフォームにキャストオフした。

「クロックアップ!」

 サイドバックルを叩くガタック。

{CLOCK UP}

 ガタックとベルバーワームが超高速の世界で格闘をする。

「ふっ! はっ!」

 ガタックは攻撃をするが、(ことごと)(かわ)すベルバーワーム。

「お前の攻撃は見切っている」

 ベルバーワームはそう言ってガタックを殴り飛ばした。

「うわああああ!」

 宙を舞うガタック。

 そこへスズメバチの格好をしたライダー、ザビーが現れた。

「何をやってるんだ、青木」

「誰だ?」

 ザビーがゼクターから針をベルバーワームに向けて連射した。

 ベルバーワームは針を躱して戦線を離脱した。

 変身を解くザビー。その下から現れたのは、天谷(あまがい) (さとし)だった。

 天谷はシャドウ隊の隊長で、ザビーの資格者である。

「天谷さん!?」

 驚き戸惑うガタック。

「変身を解け。ワームはもういない」

「あ、ああ……」

 ガタックは変身を解いて青木の姿に戻った。

「天谷さん、どうしてザビーなんかに?」

「どうしてだろうな。突然、ゼクターに選ばれたんだ」

「そうなんですか」

「て言うか、お前がガタックとはな。何があった?」

「俺、一回死んだんです」

「死んだ?」

「はい」

「そうか」

「……それだけですか?」

「詳しくは聞かない。辛い体験だったろうからな。あの世は存在したのか?」

「あの世は、確かにありました」

「そうなのか」

「はい」

 その時、銃声と共に天谷の装着しているザビーブレスが、着弾と同時に吹っ飛んだ。

 振り返ると、カブト・マスクドフォームが立っていた。

「あ、赤木?」

「ザビー、死ね」

 カブトが弾丸を放つ、が、もう一体のカブトが現れてそれを受け止めた。

「カブトが二人?」

「こいつは俺じゃない」

 ガードした方のカブトが言う。

「誰なんだ? そいつ」

「奴は擬態だ」

 カブトはもう一体のカブト目掛けて走り出した。

 カブトクナイガン・クナイモードで斬り付けようとするが、キャストオフされ、弾けたアーマーで吹っ飛んだ。

 アーマーの下から現れたのは、黒いカブト、ダークカブトだった。

「赤木 裕一は一人でいい……」

 サイドバックルを叩くダークカブト。

{CLOCK UP}

 ダークカブトがクロックアップでカブトに迫り……。

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