庁内にZECTのエスがいる、そう考えた赤木は慎重になっていた。
一方、巷では、ZECTがアンチ・ミミック弾でワームの一斉あぶり出しを行おうとしていた。
アンチ・ミミック弾を運ぶ鈴木班。
秋山がトラックを運転していると、目の前にサリスの大群が現れた。
急ブレーキでトラックを止める秋山。
赤木の言葉が半信半疑の青木は、どうしようか迷いながらも外に出てガタックに変身した。
ガタックバルカンで弾丸を連射してサリスたちを粉砕する。
そこへベルバーワームが乱入し、ガタックをクロックアップで翻弄する。
「うわ!」
宙に舞うガタック。
ベルバーワームはガタックを地面に叩きつけた。
「がはっ!」
ガタックの仮面の下で吐血する青木。
「キャストオフ!」
ガタックは起き上がり様にゼクターホーンを展開してライダーフォームにキャストオフした。
「クロックアップ!」
サイドバックルを叩くガタック。
{CLOCK UP}
ガタックとベルバーワームが超高速の世界で格闘をする。
「ふっ! はっ!」
ガタックは攻撃をするが、
「お前の攻撃は見切っている」
ベルバーワームはそう言ってガタックを殴り飛ばした。
「うわああああ!」
宙を舞うガタック。
そこへスズメバチの格好をしたライダー、ザビーが現れた。
「何をやってるんだ、青木」
「誰だ?」
ザビーがゼクターから針をベルバーワームに向けて連射した。
ベルバーワームは針を躱して戦線を離脱した。
変身を解くザビー。その下から現れたのは、
天谷はシャドウ隊の隊長で、ザビーの資格者である。
「天谷さん!?」
驚き戸惑うガタック。
「変身を解け。ワームはもういない」
「あ、ああ……」
ガタックは変身を解いて青木の姿に戻った。
「天谷さん、どうしてザビーなんかに?」
「どうしてだろうな。突然、ゼクターに選ばれたんだ」
「そうなんですか」
「て言うか、お前がガタックとはな。何があった?」
「俺、一回死んだんです」
「死んだ?」
「はい」
「そうか」
「……それだけですか?」
「詳しくは聞かない。辛い体験だったろうからな。あの世は存在したのか?」
「あの世は、確かにありました」
「そうなのか」
「はい」
その時、銃声と共に天谷の装着しているザビーブレスが、着弾と同時に吹っ飛んだ。
振り返ると、カブト・マスクドフォームが立っていた。
「あ、赤木?」
「ザビー、死ね」
カブトが弾丸を放つ、が、もう一体のカブトが現れてそれを受け止めた。
「カブトが二人?」
「こいつは俺じゃない」
ガードした方のカブトが言う。
「誰なんだ? そいつ」
「奴は擬態だ」
カブトはもう一体のカブト目掛けて走り出した。
カブトクナイガン・クナイモードで斬り付けようとするが、キャストオフされ、弾けたアーマーで吹っ飛んだ。
アーマーの下から現れたのは、黒いカブト、ダークカブトだった。
「赤木 裕一は一人でいい……」
サイドバックルを叩くダークカブト。
{CLOCK UP}
ダークカブトがクロックアップでカブトに迫り……。