仮面ライダーカブト   作:桂ヒナギク

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Episode 2

 追い詰められたルボアだが、クロックアップで形成を逆転させる。

 目にも留まらぬ速さでカブトを翻弄する。

 宙に舞い上がり、地面へ叩き付けられるカブト。

「カブト! ライダーシステムにはクロックアップに対抗する機能がついてる! それを探せ!」

 と、青木が言う。

「知ってるよ」

 起き上がり様に言うカブト。

「何?」

「悪いがこのベルトとは長い付き合いでね。この姿でどこまでやれるか、試してたんだ」

「それじゃ、まさか?」

 カブトは左手でゼクターホーンを起こした。

 ファンデルワールス(りょく)で貼り付いていたマスクドアーマーが浮き上がる。

「キャストオフ」

 右手でゼクターホーンを展開する。

{CAST OFF}

 アーマーが弾け飛び、カブトホーンが顎のローテートを基点に起き上がる。

{CHANGE BEETLE}

 仮面ライダーカブト・ライダーフォーム。

「うわ!」

 カブトのアーマーがぶつかり、宙に舞う青木。

「クロックアップ」

 カブトがベルトのサイドバックルを叩いた。

{CLOCK UP}

 カブトが超高速でルボアに反撃を始める。

 それは、青木が地面に落下するまでの一瞬の出来事であった。

 カブトが圧倒的な速度とパワーでルボアを完膚無きまでに痛めつけ、カブトクナイガン・クナイモードの刃先をルボアの胸部に突き刺した。アバランチスラッシュ。

 爆裂霧散するルボア。

{CLOCK OVER}

 その音声と共に青木が地面に叩き付けられた。

「痛!」

 青木はカブトを見る。

 ルボアの姿はない。

 カブトのゼクターが外れ、変身が解けた。

 青木は起き上がった。

「やったのか?」

「ああ」

 立ち去ろうとする赤木。

「待て。お前、職業は何だ?」

「それをお前に言って何か意味あるのか?」

「いや。しかし、カブトである以上は今の仕事を辞めてゼクトに入ってもらう」

「警察官だ」

 赤木はそう言い残して去っていった。

 青木はZECT指令車に戻った。

「彼は何者なの?」

「警察官、らしいです」

「そう。あ、ライダーシステム返して」

 青木はベルトを鈴木に渡した。

「じゃ、お先に失礼します」

 青木はそう言うと、指令車を出て帰路に就いた。

 

 

 警視庁の捜査一課では殺人事件の捜査会議が行われていた。

「赤木、何か報告はあるか?」

「一連の事件の犯人は、やはりワームであると自分は思います」

「ワーム……か」

 刑事部長が眉間にシワを寄せる。

「それで? そのワームはどうやって捕まえる?」

「捕まえる? いや、ワームは殺してしまうのがよいでしょう」

「ワームは普段は人間の姿をしてるんだろ? だったら人間の法を適用し、逮捕して檻に入れておけばいい」

「本性を現したらどうしますか?」

「それもそうだな。……やはり、不本意だが、ゼクトに任せるしかないか。解散!」

 会議が解散し、捜査員たちは部屋を出て行った。

 

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