都内某所の住宅街。
赤木と彼の同僚が女を尾行している。
女はワームであり、人々を殺戮している。
警察は女を殺人罪で逮捕しようとしていた。
女は背後の二人に気付き、路地裏へと入っていく。
後をつけて路地裏に入ると、女はいなかった。
「うわ!」
赤木の同僚が見えない力を受けて吹っ飛んだ。
赤木はカブトゼクターを手に、バックルへとセットする。
{HENSHIN}
電子音と共に赤木はカブトに変身した。
カブトの目前に、ホタルのようなワーム、ランピリスワームの姿が現われる。
カブトはカブトクナイガンを手に、ランピリスワームへ攻撃をする。
ランピリスワームはクロックアップし、カブトを目にも留まらぬ速度で翻弄する。
「キャストオフ」
カブトはゼクターホーンを展開した。
{CAST OFF──CHANGE BEETLE}
ライダーフォームになったカブトはサイドバックルを叩く。
{CLOCK UP}
カブトは高速でランピリスワームを攻撃する。
「ふっ! ふっ! はっ!」
目にも留まらぬカブトの攻撃がランピリスワームに炸裂する。
{ONE TWO THREE}
三つのフルスロットルを順番に押した後、一旦ゼクターホーンを反対へ倒し、パワーをチャージする。
「ライダーキック」
ホーンを展開し、チャージされたパワーを解き放った。
{RIDER KICK}
カブトの回し蹴りがランピリスワームにクリーンヒットし、そいつは爆裂霧散した。
{CLOCK OVER}
カブトのバックルからゼクターが外れて変身が解ける。
「矢沢!」
赤木が同僚の刑事を揺さぶる。
「う……、う……」
横たわる矢沢が目を開ける。
「赤木……? 俺は一体?」
「女を追って路地裏に入ったらワームに襲われたんだ。さっきの女だろうな」
「そのワームはどうなった?」
「倒した」
「全く、お前にワームに対抗する力があって羨ましいよ」
「兎に角、署に戻って報告しよう」
二人は警視庁の捜査一課に移動して上司に報告した。
「そうか。倒したか。赤木、この調子で頼むぞ」
「はい」
赤木は返事をした後、矢沢を誘って食事に出た。
飲食店に入ると、青木の姿を見付けた。
「青木か」
「赤木!」
青木は驚いた。
「知り合いなのか、赤木?」
「赤木、そいつは?」
「同僚の矢沢刑事だ」
「青木です」
青木が矢沢に握手を求めた。
矢沢は青木の手を握った。
「よろしく」
「矢沢、青木はゼクトだ」
「ゼクトで思い出した。赤木、ゼクトに入ってくれ」
「嫌だね。俺は生涯警察官でいたい。……ま、協力ならしてやってもいい」
「本当か?」
「ああ。だがこれが必要だ」
赤木は親指と人差し指で丸を作った。
「相談してみよう」
それじゃ──青木が店を出ようとした刹那、女の客が入ってきた。
女と青木が見つめ合う。
「お、お兄ちゃん!?」
「
赤木は志織と呼ばれる女を怪訝そうに見詰める。
志織が赤木の視線に気付く。
「あら、お兄ちゃんの知り合い?」
「赤木だ」
「妹の志織です。兄がお世話になってます」
赤木は疑った。この女がワームだと。
「矢沢、俺は少し外れる」
「ああ」
赤木は店を出た。
志織が追いかけてくる。
「赤木さん」
立ち止まる赤木。
「何だ?」
「ランピリスワームを倒したのはお前か?」
「やはりワームだったか」
赤木はカブトに変身した。
「はっ!」
サナギワーム・サリスに変態した志織がカブトに迫る。
カブトは接近してきたサリスにカブトクナイガン・アックスモードの刃を叩きつける。
サリスは衝撃で脱皮してベルクリケタスワームに変態。そのまま飛び去った。