仮面ライダーカブト   作:桂ヒナギク

3 / 13
Episode 3

 都内某所の住宅街。

 赤木と彼の同僚が女を尾行している。

 女はワームであり、人々を殺戮している。

 警察は女を殺人罪で逮捕しようとしていた。

 女は背後の二人に気付き、路地裏へと入っていく。

 後をつけて路地裏に入ると、女はいなかった。

「うわ!」

 赤木の同僚が見えない力を受けて吹っ飛んだ。

 赤木はカブトゼクターを手に、バックルへとセットする。

{HENSHIN}

 電子音と共に赤木はカブトに変身した。

 カブトの目前に、ホタルのようなワーム、ランピリスワームの姿が現われる。

 カブトはカブトクナイガンを手に、ランピリスワームへ攻撃をする。

 ランピリスワームはクロックアップし、カブトを目にも留まらぬ速度で翻弄する。

「キャストオフ」

 カブトはゼクターホーンを展開した。

{CAST OFF──CHANGE BEETLE}

 ライダーフォームになったカブトはサイドバックルを叩く。

{CLOCK UP}

 カブトは高速でランピリスワームを攻撃する。

「ふっ! ふっ! はっ!」

 目にも留まらぬカブトの攻撃がランピリスワームに炸裂する。

{ONE TWO THREE}

 三つのフルスロットルを順番に押した後、一旦ゼクターホーンを反対へ倒し、パワーをチャージする。

「ライダーキック」

 ホーンを展開し、チャージされたパワーを解き放った。

{RIDER KICK}

 カブトの回し蹴りがランピリスワームにクリーンヒットし、そいつは爆裂霧散した。

{CLOCK OVER}

 カブトのバックルからゼクターが外れて変身が解ける。

「矢沢!」

 赤木が同僚の刑事を揺さぶる。

「う……、う……」

 横たわる矢沢が目を開ける。

「赤木……? 俺は一体?」

「女を追って路地裏に入ったらワームに襲われたんだ。さっきの女だろうな」

「そのワームはどうなった?」

「倒した」

「全く、お前にワームに対抗する力があって羨ましいよ」

「兎に角、署に戻って報告しよう」

 二人は警視庁の捜査一課に移動して上司に報告した。

「そうか。倒したか。赤木、この調子で頼むぞ」

「はい」

 赤木は返事をした後、矢沢を誘って食事に出た。

 飲食店に入ると、青木の姿を見付けた。

「青木か」

「赤木!」

 青木は驚いた。

「知り合いなのか、赤木?」

「赤木、そいつは?」

「同僚の矢沢刑事だ」

「青木です」

 青木が矢沢に握手を求めた。

 矢沢は青木の手を握った。

「よろしく」

「矢沢、青木はゼクトだ」

「ゼクトで思い出した。赤木、ゼクトに入ってくれ」

「嫌だね。俺は生涯警察官でいたい。……ま、協力ならしてやってもいい」

「本当か?」

「ああ。だがこれが必要だ」

 赤木は親指と人差し指で丸を作った。

「相談してみよう」

それじゃ──青木が店を出ようとした刹那、女の客が入ってきた。

 女と青木が見つめ合う。

「お、お兄ちゃん!?」

志織(しおり)か! 生きてたんだな!」

 赤木は志織と呼ばれる女を怪訝そうに見詰める。

 志織が赤木の視線に気付く。

「あら、お兄ちゃんの知り合い?」

「赤木だ」

「妹の志織です。兄がお世話になってます」

 赤木は疑った。この女がワームだと。

「矢沢、俺は少し外れる」

「ああ」

 赤木は店を出た。

 志織が追いかけてくる。

「赤木さん」

 立ち止まる赤木。

「何だ?」

「ランピリスワームを倒したのはお前か?」

「やはりワームだったか」

 赤木はカブトに変身した。

「はっ!」

 サナギワーム・サリスに変態した志織がカブトに迫る。

 カブトは接近してきたサリスにカブトクナイガン・アックスモードの刃を叩きつける。

 サリスは衝撃で脱皮してベルクリケタスワームに変態。そのまま飛び去った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。