夜道を歩く女性の後を尾ける、てんとう虫のエピラクナワーム。
足音に気付いた女性は慌てて駆け出したが、しかし、エピラクナワームがクロックアップで女性の前に回り込み、女性の体液を
そのミイラ化した死体が翌朝に発見され、殺人事件として警察が捜査を始めた。
被害女性の所持品から免許証が出てきた。
赤木が織田の家を訪ねると、織田と同じ顔の女性が出てきた。
「警察だ。殺人事件について聞きたいことがある」
赤木がそう言って警察手帳を見せると、女性は彼を突き飛ばして走り去る。
「待て──っ!」
赤木は追う。
「止まらないと撃つぞ!」
赤木は拳銃を取り出した。
女性は立ち止まり振り返る。
赤木も止まるが、拳銃を構えたままだ。
「お前、ワームだな?」
「ワーム? 何ですかそれ?」
(とぼけているのか?)
「なぜ逃げた?」
「面倒なことには関わりたくなかったのよ」
「そうか。悪かったな」
赤木は拳銃をしまい、
女性はニヤリとほくそ笑むと、エピラクナワームに変態した。
「やはりな」
襲いかかってくるエピラクナワームに飛来したカブトゼクターが攻撃を浴びせる。
蹌踉めくエピラクナワーム。
「貴様、資格者か」
振り返る赤木。
「貴様らワームはなぜ人を殺す?」
「人? 違うな」
「何?」
「我々が
「ネイティブ?」
「三十五年前、我々より先にこの
「……………………」
赤木は言葉を失った。
プルルルルル──赤木の携帯が鳴る。
「はい」
赤木は携帯に出た。
「赤木か。先ほどの遺体がワームに変わった」
「何だと?」
「遺体がワームに変わったんだ」
「死んでるのか?」
「ああ、死んでる」
「今立て込んでるんだ。後でまた聞く」
赤木はそう言って携帯をしまった。
「それで? どっちにつく?」
「少し考えさせてもらおう」
「いいだろう」
エピラクナワームの姿が赤木の視界から消えた。
帰路に就いた赤木。
(遺体がワームに変わった……やつの言ってることは本当なのか)
赤木は考え事をしていた。
ドン──赤木は四十半ばの男性とぶつかった。
「あ、すまん」
赤木がそういうと、「こちらこそ」と男性が返した。
「ん? あなた、六本木署の
「そうですけど、あなたは?」
「警視庁捜査一課の赤木です。あなたの噂は聞いてますよ」
「そうですか」
「お怪我はされてませんか?」
「大丈夫ですよ」
鳥居はそう言って立ち去った。
赤木は警視庁に戻る。
「遺体がワームになっただと?」
「はい」
同僚の刑事とともに霊安室へ移動する。
「これなんだ」
同僚の刑事がワームの遺体を赤木に見せる。
「こいつは……」
それはツノの生えたサリスだった。
赤木は思い出す。子どもの時、親を殺害したサリスを……。
友情出演:鳥居勘三郎
石ノ森章太郎作、おみやさんの主人公。