「変身!」
赤木はゼクターをベルトにセットしてカブトに変身し、サリスを取り押さえる。
「放して!」
ゼクトルーパーがサリスに弾丸を連射する。
サリスに当たった弾丸が火花を散らす。
そこにプレクスワームが現れた。
「私の可愛い部下に手を出すな!」
プレクスワームがクロックアップでゼクトルーパーたちをなぎ倒す。
「カブト、貴様もだ」
プレクスワームがカブトを宙に打ち上げた。
宙を舞うカブト。
ゆっくりと落下するカブトを、プレクスワームは思い切り地面に叩き付けた。
「がはっ!」
カブトの仮面の下で吐血する赤木。
「キャストオフ」
立ち上がり様にゼクターホーンを展開してライダーフォームになるカブト。
{CAST OFF}
弾け飛んだアーマーがプレクスワームを襲う。
「刑事さん」
サリスが口を開いた。
「何だ?」
カブトはプレクスワームと戦いながら言った。
「その方を殺さないで」
カブトはプレクスワームを殴ろうとする手を止める。
「だが……」
「その人だって、ネイティブを倒さなきゃって」
その時、倒されたゼクトルーパーたちが起き上がり、ネイティブに変態する。
「なに?」
ネイティブたちがプレクスワームを襲う。
「そういうことか」
カブトはクロックアップを発動し、ネイティブたちに攻撃を仕掛ける。
「はっ! ふっ!」
カブトの蹴りで爆裂霧散するネイティブたち。
{CLOCK OVER}
カブトの周囲の時間の流れが元に戻る、と、同時に変身を解いた。
その様子を見つめている何者か。
「ん?」
赤木が何者かの気配に気付いて振り返る。
しかし、そこには誰もいなかった。
「どうしました?」
と、聡美の姿に戻るサリス。
プレクスワームは姿をくらましていた。
「いや、誰かに見られている気がしてな」
聡美も赤木の目線の先を見る。
「誰もいませんよ?」
「気のせいだったのかもな」
赤木は歩き出す。
「逮捕、しないのですか?」
「君が殺害したのは人間じゃなかった。それでいいだろ?」
「ありがとうございます」
聡美は去ってゆく。
赤木は仲間と合流した。
「そっちはどうした?」
「殺害されたのは人間じゃないことがわかった」
「どういうことだ?」
「角の生えたワームだ。ネイティブっていうやつだ」
「ネイティブ?」
「そのネイティブを殺害したのは、宇宙警察機構を名乗るやつだが……」
「何者なんだ? そいつ」
「ワームだ」
「ワームだって? ZECTが追ってるやつじゃないか」
「人類はZECTに騙されてるんだ。本当の敵はネイティブだ。ワームは地球を侵略せんとするネイティブを処刑しているにすぎない」
赤木がそう言った刹那、青木が現れた。
「ZECTが人類を騙してるだと?」
振り返る赤木。
「青木……?」
「赤木、お前は俺が倒す」
青木がガタックゼクターを呼び出した。
「……!」
「変身!」
{HENSHIN}
青木がバックルにゼクターをセットしてガタックというクワガタムシのライダーに変身した。
「キャストオフ!」
ゼクターホーンを展開するガタック。
{CAST OFF──CHANGE STAG BEETLE}
アーマーが弾け飛び、左右のガタックホーンが起き上がった。