音鬼神と女神   作:月華繚乱

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ええっと……女神たちは砕けないと並行連載させていただきます。

基本的に、どちらとも投稿させていただきます。

頑張りますので、どうか閲覧ください。


平和島という音鬼神

あなたは……突然、自分の好きな場所が無くなるとしたらどうしますか?

 

悲しむ?

 

泣き叫ぶ?

 

苦しむ?

 

憎む?

 

絶望する?

 

それとも……

 

 

受け入れる?

 

その事実を受け入れ、有終の美を飾るか……

 

それとも、最後まで足掻くか……

 

……さぁ!終焉の鐘は鳴らされた。

 

終わりの始まりだ。

 

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平和島『なぁ?東條……』

 

希『なんや、しまっち?』

 

平和島『絢瀬はまた、理事長に掛け合ってるのか?』

 

希『そうや。えりちも頑張ってるねんな……あのさ』

 

平和島『あの事なら断ったはずだろ……』

 

希『そんなこと言わんとさ。手伝ったりや……あの子たち』

 

あの子達とは、この前、スクールアイドルを結成したあの女の子たちのことである。

 

三人とも二年生、高坂穂乃果、園田海未、南ことりだったっけ……

 

俺は、正直、この学校に未来は無いと思う。

 

所詮、ダンスも作詞作曲もロクにしたことも無い奴らが集まっても……現実は覆らない。

 

平和島『所詮、やっても無駄だ……廃校を阻止なんて……』

 

平和島『できるわけが無い。自分が楽しいことをやって廃校を阻止できるなら俺がとっくに動いてるよ……』

 

希『うちは、手伝うで……カードがそうしろってうちに告げるんや。』

 

平和島『正直、お前があいつらに肩入れしようが俺にはどうでもいいことだ……』

 

俺は、制服の内ポケットから煙管を取り出し吹かし始めた。

 

この前から、選挙への参政権が18歳からになり、それと同時に、飲酒喫煙が18歳から可能になったのだ。

 

希『しまっちほど腕がある男がなんで音楽から離れたん?』

 

煙管を吹く俺に真剣な顔で話しかけてくる東條。

 

こいつはなんでこんなに、真剣なのだろうかと思う。

 

平和島『限界を知ったからだよ……』

 

希『限界…………』

 

平和島『この話は終わりだ。ところで……なんでこいつらがいるんだ……説明しろ……』

 

灰皿の淵に煙管をぶつけ火種をおとし、東條に問う。

 

平和島『なんでこいつらがいるんだよ……』

 

目の前にいたのは5人……新しく入ったメンバーらしい。

 

穂乃果『平和島先輩!私達に力を貸して……』

 

平和島『断る……』

 

即答だった。

 

俺はこの子達を正直言うとあまり好きでは無い。

 

なぜ、こんな、無駄な努力をするのかと思う?

 

平和島『お前ら……聞いていいか?』

 

平和島『お前らさ……なんでこんな無駄な努力すんの?』

 

場が凍りついた。この質問のせいで。

 

これは、決して嫌がらせでは無い。

 

俺が個人的に疑問に思ったからだ。

 

真姫『ちょっと!何よそれ!』

 

平和島『なら、西木野さん?なぜ、こんなことをあなたはしているんだい?』

 

真姫『…………それは……』

 

平和島『小泉さん。君はなんでこんなことをしているんだい?』

 

花陽『それは……私は昔からアイドルに……』

 

平和島『君のやってることは自分の願望のため……か』

 

凛『なんにゃ!それが何か悪いのかにゃ!』

 

平和島『別に勝手にしろ……』

 

海未『私たちは、廃校を救うため……』

 

平和島『本当にそうか?』

 

一同『え?』

 

平和島『教えてやるよ……お前らのやってることは……』

 

平和島『ただの遊びだ。』

 

ことり『ひどい……ひどいよ。そんなの……』

 

穂乃果『帰ろう……みんな』

 

そうして、彼女たちは去っていった。

 

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希『少し、きつすぎたんちゃうん……』

 

希は、こちらを真顔で見つめている。

 

希『知ってるねんで……しまっちが。』

 

希『まだ、三人やった時に初めてやったライブに来てたん。』

 

平和島『……………………』

 

希『ほんまに端っこやったな……気付いてたん、うちぐらいやろ……』

 

平和島『………………』

 

 

希『あんたは、絶対、あの子達に力を貸す……カードがゆうとるわ……』

 

平和島『そうか…………』

 

俺は、鞄を持ち、生徒会室をあとにした。

 

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ーー

 

帰り道。俺は、常に一人だ。

 

1人というのはとてもいい。

 

何も縛られなくて……

 

平和島『なんか、買って帰るか……』

 

そして、目にとまったのが、穂むら

 

平和島『和菓子か……あんまり食べんな…………』

 

扉を開け、中に入る。扉を開ける音が聞こえたのか、店の奥から、いらっしゃいませ〜と元気な声が聞こえてきた。

 

だが、出てきた人は……

 

穂乃果『いらっしゃいませ〜穂むらにようこそ…………平和島先輩?』

 

平和島『高坂さんか……あくまでも、客だ。このほむまん一箱くれ……』

 

穂乃果『あっ、はい。ありがとうございます……』

 

そうして、台から、ほむまんの箱を取り出し、袋に詰め、渡された。

 

平和島『じゃあ、帰るわ……』

 

帰ろうとした瞬間、後ろから腕を掴まれた。

 

後ろを振り返ると高坂さんがとても悲しそうな目をしていた……

 

平和島『…………』

 

穂乃果『時間……ありますか?』

 

平和島『あぁ……いくらでもある……』

 

穂乃果『少し、お茶。しませんか?

 

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ーー

 

穂乃果『どうしてもダメですか……』

 

平和島『すまんな……あまり気乗りはしない……』

 

穂乃果『私たちに……』

 

平和島『廃校を救うため……か……』

 

平和島『自分の好きなことやって……学校を守れるなら、俺だってやってるよ……』

 

穂乃果『…………東條先輩から聞きました。』

 

穂乃果『平和島先輩は副業で作詞作曲、振付師をしていたらしいですね。』

 

平和島『……まぁな……』

 

穂乃果『今は、海未ちゃんと真姫ちゃんが音楽の担当をしてるんですが……』

 

穂乃果『どうか……私たちに……』

 

平和島『そうだな……お前らが部に昇格したら手伝ってやるよ……』

 

穂乃果『ほんとうですか!?』

 

平和島『そうだ。まぁ……頑張れ……』

 

平和島『だがな、高坂さん……俺から見たらお前らもあのA-RISEも所詮は素人だ。』

 

平和島『まぁ……頑張れ……』

 

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ーー

 

今日は、学校で行われた模試の結果が発表される日

 

希『なぁ?しまっち?何点やった……ってうそぉ!全教科満点!?』

 

平和島『なんだよ……耳元で五月蝿えな……』

 

希『えりち!えりち!しまっち!満点やで!スピリチュアルやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

 

平和島『こんなもん……普通に勉強してたら満点取れる。

テストってのは、元々、絶対、満点取れるはずなんだよ……』

 

絵里『相変わらず。点数いいわね……ハラショー』

 

平和島『なんだかんだ言って、お前らも400点以上は取れてるじゃねえか……』

 

希『まぁ、そうやな。あとさ、あのこら部に昇格したで……』

 

平和島『…………え?…………はい?』

 

東條は、ニヤニヤしながらこちらを見ている。

 

希『なんか、部に昇格したら手伝ったるなんか言うたらしいな……約束したらしいなぁぁぁ〜』

 

絵里『希!あなた!扉怒らせたら……また……』

 

希『…………あぁぁぁぁぁぁぁぁ!やってもたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

 

平和島『てめぇ……これぶつけるぞ……』

 

扉が、持っていたのは、掃除用具が入ったロッカー

 

しかも片手で……人間離れした身体能力……これが、ダンスの才能のひとつ。

 

絵里『扉!おちつくチカ!おちつく……』

 

平和島『黙ってろ!ハラショー娘!』

 

絵里『チカァ…………』

 

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ーー

 

穂乃果『東條先輩!どうしたんですか!そんなボロボロで!』

 

希『しまっちにやられた。うちが怒らせてしもうてん……』

 

海未『聞いたことがあるのですが……平和島先輩が、自動販売機を引ったくりに投げつけたっていう話……まさか……』

 

希『ほんまのことやで……去年の話や……』

 

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ーー

 

引ったくり『オラぁ!いただき!』

 

女『いゃあ!誰か……!引ったくりよ!』

 

絵里『引ったくり!』

 

希『しまっち!どうしよ!ってしまっち?』

 

平和島『これでいいか……』

 

ばきバキバキッッッ!

 

金具を無理やり剥がし、片手で自販機をもつ平和島扉……

 

絵里『私たち夢みてるのかしら……』

 

希『…………それで何すんの……?』

 

平和島『こうするんだよ!オラァァァ!』

 

見事にぶん投げた。

 

絵里『は、は、は、ハラショー』

 

希『…………おっふ……』

 

引ったくり『へへへ、ザまぁ……って、嘘だろ!自販機が!おおおおおおお!』

 

平和島『全く……世話やかせんな……』

 

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ーー

 

 

希『っていうことがあってん……』

 

全員『…………………………』

 

平和島『余計なこと言うんじゃあねえ……投げ飛ばすぞ……』

 

一同『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!』

 

平和島『うっせえ……ほら、練習始めんぞ……』

 

平和島扉……再始動

 




この平和島扉というのはデュラララの平和島静雄をモデルとしています。

いゃあ、なんだか平和島という名前はいい名前ですなぁ……

次回から、平和島式ダンス塾!開始!
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