忠義の騎士の新たなる人生   作:ビーハイブ

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ISの方書いてた時も思ってましたが・・・戦闘描写って難しい。

剣の樋ってのは両刃の剣の広いとこ・・・日本刀でいう刃紋がある部分です(○iki○edi○参照)


再度の接触

 

「改めまして……私はフェイト・テスタロッサって言います」

「フェイトの使い魔のアルフだよ」

「敬語など使わなくていいさ。我が名はディルムッド・オディナ。君達の世界で言う次元漂流者という者らしい」

 

 ジュエルシードの封印が終わり、先ほど助けた気絶したままの少年を街の交番の前に送り届けた三人は向かい合って名乗りあっていた。

 

 この世の法則から外れ、英霊の座に送られたディルムッドは精霊に近く信仰されるべき存在だが、彼は己を高位な者ではなく、一介の騎士であると考えている。

 

 生前が王であれば敬意を示さねば怒るかもしれないが、少なくとも彼にそんなつもりは無いので今の年齢に対して適切な言葉で接してくれる事を望んだ。

 

 現在彼らがいるのは彼女の拠点であるマンションの一室だ。

 

 なお、英霊であることや肉体が退行していることなどは話がややこしくなるので伝えていない。

 

「次元漂流者・・・誰かからそれを聞いたのかい?」

「あぁ。一週間ほど前に出会ったジュエルシードを回収している者に聞いた……今はどうしているかはわからないがな」

 

 それを聞いた二人が息を呑む。探索者の存在は二人にとっては看過できない。

 

「フェレットの姿をした使い魔と白衣の魔術師の少女だ。少女の方は俺と出会った時に契約したとの事だが……内包する魔力は凄まじいものであった」

 

 なのはの様子を思い出す。完全に素人・・・フェイトと違って近接戦の才は無さそうであったが、内包する魔力だけ見れば騎士王に匹敵する。

 

「先ほども言ったが、基本的に俺は直接彼らとの交戦に介入はしない。俺の目的はあくまでジュエルシードの封印だ」

「うん・・・わかってる」

 

 フェイトと協力を結んだディルムッドだったが、基本的には中立の立場である。

 責任を取って全て回収したいというユーノの気持ちも理解できるし、母の為にジュエルシードを回収するフェイトの想いもわかるからだ。

 なので暴走したジュエルシードの沈静化には協力するが、ユーノ達から奪う行為には協力しないという事にした。

 

 その事は先ほど封印を行った時に伝えている。

 フェイト達としてはディルムッドに探索者の相手を頼み、その間にジュエルシードの回収に専念できるのが望ましいものの、無理を言って敵対され妨害されるよりはいいので渋々といったところだが受け入れた。

 

「ただ、アルフの傷が癒えるまでは俺が代わりにフェイトのサポートに徹しよう」

「それだけでも・・・凄く助かる」

「すまないね。しばらくはまともに動かせそうじゃなさそうでねぇ……」

「気にするな。敵対していたとは言え、俺の槍で受けた傷だしな」

 

 フェイト側に付いたのは二人の間に忠義の理想の姿を見たのもあるが、破魔の紅薔薇の一撃を受けたアルフでは彼女を戦闘で支える事が厳しいだろうと言う考えもあったからだ。

 

「にしてもあの紅い槍はなんなんだい?障壁どころか魔力弾すら消しちまうなんて……」

「対魔の紅槍『破魔の紅薔薇』。刃先に触れている間、あらゆる魔術を完全に消し去る。障壁や魔力による肉体強化を無視して攻撃を通すことができる。万能ではないが、我が切り札の一つだ」

 

 一見無敵の宝具に見えるが、あくまで刃の触れている間だけしかその効力を発揮しないので防御には殆ど使えない。

 放たれた魔弾を消せたのはディルムッドの槍捌きで的確に魔力を纏めていた核を打ち消して霧散させたからであって高出力の魔力の奔流に対しては無力と言ってもいい。

 

「一つ……って事はまだ他にあるってことかい?」

 

「容易く見せてやる気はないがな。もし見たいのであれば俺から引きずり出してみろ」

 

 切り札たる己の必殺の宝具達は簡単に見せてやるほど安くはない。

 

「ディルムッド」

 

 先ほどから会話に参加していなかったフェイトが口を開く。その様子から何かを決心し、頼もうとしている気配を感じた。

 

「なんだ?」

「私に・・・接近戦を教えてくれないかな……?」

 

 ほうと……ディルムッドが呟く。予想していなかった提案だが、断る理由もなかった。

 

 ディルムッドは知らなかったが二人がこの地に下りてからまだ1日しか経っていない。

 初めての交戦、しかもジュエルシードを賭けた負けられない戦いである。なのに二人がかりで挑んだにも関わらず、彼に傷一つ与えれなかったという事実は、これからの戦いで自分が戦えるのかと、彼女に大きな不安を与えてしまったのだ。

 

「強くならなくちゃ……母さんの願いを叶えられないから」

 

 勿論、彼の実力が群を抜いていただけで、フェイトが弱い訳ではない。

 むしろこの歳でこれだけの才能を発揮すれば稀代の天才と言っても過言ではない。

 

「今日はもう遅い・・・明日から鍛錬に付き合おう。俺の方から昼頃に迎えに行く」

 

 そう言って立ち上がり、玄関へ向かう。男があまり長居していては安心して休めないだろう。

 

「そういえばあんたってどこで寝泊りしているんだい?」

 

 アルフが何の気なしに尋ねる。一週間以上前にこの世界に飛ばされたと言っていたので気になったのだ。

 単独でジュエルシードを探していたとも言っていたし、先ほどの会話から誰かと共に行動している様子も無い。

 

 いくら常人離れの強さを持っていても、高い魔力も財力も無い子供が簡単に生きていけるほど世の中は甘くない。

 

「山の中だ」

 

 特に隠すことでもないのであっさりと答えた。

 

「山の・・・」

「中ぁ?!一週間もかい?!」

「ここの森は環境がいいようでな。水も旨いし食える物も多い。水が澄んでいるから水浴びも気持ちがいいぞ?」

 

 生前の時代ほどでは無いが生活するには全く問題がない環境だった。

 この世界で目覚めた時に着ていた服は、前の世界からの手向けなのかEランク魔術礼装になっており、魔力を流せば汚れは消えるし、微弱な防御能力と自己修復機能・・・この世界でいうバリアジャケットのような物になっていた。

 

 見た目は聖杯戦争の時の服を今のサイズに合わせた物なので全く違和感無く着ることができた。

 

「街に行って・・・宿を探そうとか思わなかったの・・・?」

「いや・・・街に行くと少々問題があってな・・・人里離れた場所の方が安全だったのだ」

「はぁ?」

 

 アルフが何を言っているんだという表情でディルムッドを見る。彼ほどの人間が隠れなければいけないほど街が危険だとは到底思えないからだ。

 

「・・・武では切り抜けられない事もあるのさ」

「えっと・・・よくわからないけど・・・大変だったね?」

 

 フェイトの励ましの言葉を聞きながら、一週間前の出来事に思いを馳せた。

 最初は街の中で止まれる場所を探そうとは思ったのだ。なのはと会話した後だったせいでディルムッドは失念していた。

 

 

 己の道を狂わせる忌まわしき呪いの存在を。

 

 

 大変だった。

 まるで亡者のようにディルムッドを自宅に泊めようとする女性の群れからアサシンの固有スキルほどではないが、武人として使える域の気配遮断を使って逃げた。

 この世界に来てから二度も逃げることになったが、こればかりはやむを得ないだろう。

 

「大変じゃないのかい?」

「隠れ住むのは慣れているのでな。それほどでもないさ」

 

 猪が出てきた時はさすがに焦った。猪としてのサイズは普通なのだが今のディルムッドが小さいので彼の目にはまるで大きな魔猪に見えてしまい、また討たれるのかと思ったほどだ。

 ちなみに今回は破魔の紅薔薇と大なる激情で猪を討ち取った。同じ過ちを繰り返す訳には行かない。

 

「あの・・・行く場所が無いなら一緒にここで住まない?」

 

 フェイトの言葉を聞いて思わず右の黒子を触ってしまったが、彼女には影響を与えている様子は無い。

 

「それならわざわざ合流する必要もないし、普段からいい護衛になりそうだしねぇ」

 

 つまりは彼女達の本心、善意で言ってくれているのだろうが男が女性の住まいに泊まるというのは抵抗がある。

 

「・・・ディルムッド、お願いここに一緒にいて・・・」

「ぐっ・・・!!」

 

 お願い。そう言われてしまっては断ることは出来ない。

 

 ディルムッドの聖誓(ゲッシュ)・・・神の加護を得るために自らに課した制約は『女性の頼みを断らない』事だからだ。

 

 敵の女性の頼みを聞く訳には行かないが、味方の言葉であるならそれを拒否する訳にはいかない。

 

 勿論、二人とも聖誓のことなど知らない。

 これから色々と教わったり協力してもらうというのに自分達は部屋で休んで彼を山の中に置いて行くというのが申し訳なかったからお願いする形で言ったのだが、それが見事にディルムッドの弱点を突いた。

 

「・・・・・・なら泊まらせてもらおうか・・・」

 

 死して異なる世界に飛ばされても、己に課した聖誓を無視できる男ではなく、結局はその願いを引き受けたのだった。

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 翌日。

 

 ディルムッドが最初に目覚めた森の中でフェイトがバルディッシュを、ディルムッドが大なる激情と小なる激情を持って対峙していた。

 

 アルフは狼形態になって自室で待機している。最初は驚いたが一応そのそちらが本来の姿らしい。

 

「遠慮はいらん・・・殺す気でかかってこい」

「・・・行きますっ!」

《Scythe form Setup.》

 

 ディルムッドの声に応え、フェイトが鎌に変形させたバルディッシュを持って駆け、彼の足元を薙ぐように大きな刃を振るう。

 それを接近してきたフェイトに向けて跳躍してかわし、同時に右手に持った剣で彼女の右上腕を斬るように真横に一閃する。

 

「一度死んだな。隙が大き過ぎる・・・射撃魔法も合わせてみろ」

 

 剣の樋の一撃を浴びたフェイトが弾き飛ばされる。

バリアジャケットのおかげで折れたりはしていないが、痛みで腕が痺れている。

 

「くっ・・・バルディッシュッ!」

《Device form.》

 

 後退しながらデバイスフォームに変形し、彼女の周りに複数の発射体が現れる。

 

「フォトンランサー・マルチショット!」

《Photon lancer Multishot.》

「速いが・・・そのやり方では当たらんぞ?」

 

 周囲の球体から放たれた槍のような魔力弾をかわし、一気に接近して喉元に切っ先を突きつけた。

 

「技を個々に使っても意味が無い。射撃と斬撃を組み合わせ、隙を作って大技を叩き込め」

 

 フェイトの動きにはまだ技術は感じ取れないが、才能は感じ取れる。

彼女に足りない物は単純に実戦経験・・・戦場で生きていけば研ぎ澄まされていく直感や心眼と言った物が未熟であった。

 

「次はそれを意識して動け・・・行くぞ・・・?!」

「・・・・・・この反応・・・!」

 

 再度剣を構えようとした時、感じた気配に二人が一斉に反応する。近くでジュエルシードが発動したようだ。

 同時に一週間前に感じた懐かしい魔力も接近してきているがフェイトはそちらには気が付いていないらしい。

 

「(思ったより早い接触だな・・・)」

 

 そんなことを考えながらジュエルシードの元にたどり着くと巨大なネコがいた。

ジュエルシードには願いを叶える力がある。おそらくはあの猫が大きくなりたいと願った結果であろう。

 

「破魔の紅薔薇では殺してしまうな。ここはフェイトに任せるぞ・・・俺は待機している」

「・・・わかった」

 

 無用な殺生をする必要は無いだろう。こちらに向かってくる者との戦いを静観するために気配を消した。

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 突然ディルムッドが気配を消したことに驚いたフェイトであったが、自分がやることは決まっている。

 

「バルディッシュ。フォトンランサー」

《Photon lancer.》

 

 目の前にいる巨大なネコに杖を向け、杖の先に収束した光が電撃の雨となり放たれ、攻撃を受けたネコが悲鳴を上げる。

 

 このまま気絶させジュエルシードを回収しようと再度フォトンランサーを放つ。しかし、そこに現れた少女が障壁を張ってネコを守った。

 

「魔導師・・・?」

 

 白いバリアジャケットを纏った少女が放たれたネコの上に乗って攻撃からを守ろうと構えている。なのでバランスを崩すためにに足元に魔力弾を撃ち込んだ。

 

「う・・・うわ・・・うわぁっ?!」

 

 少女は一瞬落ちそうになったが、慌てて飛行魔法で体勢を建て直し地面に降りてこちらに対して杖を構えている。

 

 ファイトは接近し、彼女の傍の木の枝に乗って対峙する。

 

「フェレットの使い魔と白衣の魔術師・・・ロストロギアの探索者か」

『そうだ、まずは一人で相手してみろ。あちらの使い魔が手を出してきたら援護してやる』

 

 傍で姿を隠しているディルムッドが念話を送ってきた。正面からの一騎撃ちを邪魔しない限りは介入するつもりは無いようだ。

 

「『わかった』」

《Scythe form Setup.》

 

 ディルムッドの声に答え、バルデッシュを斧に変形させる。

 

「申し訳ないけど・・・いただいていきます」

 

 バルディッシュを構えて少女に向けて突進し、先程の鍛錬の時のように足元を狙った斬撃を振るう。

 

「あっ・・・!」

《Evasion. Flier fin.》

 

 その攻撃を少女は空を飛ぶことで回避されるが、わかっていたので問題ない。

 

《Arc Saber.》

 

 上空に逃げた相手に向け、すかさず魔力の刃を放った。

 

《Protection.》

 

 飛来する魔力刃を障壁で防ぎ、魔術師に当たる前に爆発を起こす。術者本人よりも早く反応し最適な行動を行うとは

 かなり優秀なインテリジェントデバイスのようだ。

 

(けれど・・・)

 

 今の攻撃を防がれるのも予想通り。爆発の衝撃で発生した煙で目くらまししている間に接近し、上空に脱出した少女に鎌を振り下ろす。

 

 少女も辛うじて杖でその一撃を防ぐが、流れは完全にフェイトの方にある。射撃と斬撃の組み合わせ。先程学んだことを生かした攻撃だ。

 

「なんで・・・なんで急にこんな・・・!」

 

 目の前の少女がこちらを見つめながら問いかける。

 

「答えても・・・たぶん、意味が無い」

 

フェイトの返答を合図に組み合っていた二人が同時に距離を取った。

 

《Device form. Photon lancer Get set.》

《Shooting mode. Divine buster Stand by.》

 

 二人がデバイスを射撃形態に変化し、互いに突き付け合う。

 

 おそらくは自分と同い年だろう。強い意志を持った・・・それでいて優しげな瞳がこちらを見ている。

 互いに牽制し、いつでも必殺の一撃を撃てるように構えていたが、視界の端でジュエルシードで巨大化していたネコがうめき声と上げて身動きした時、目の前の少女がそちらに気を取られ、目を離した。

 

「・・・・・・ごめんね・・・」

 

 その一瞬を逃すつもりはなく、フェイトは小さな声で呟いて光の槍を放った。

 

 爆発に巻き込まれ、吹き飛ばされる少女が地面に激突する直前、使い魔が魔法で衝撃を吸収して優しく地面に着地させた。

 

《Sealing form. Set up.》

 

 それを確認したフェイトはジュエルシードの宿ったネコの元へ行き、封印を施して回収した。

 

 それからしばらく倒れている少女を見つめていたが、踵を返し、静かにその場を後にした。

 

「初陣としては見事だったぞ」

 

 しばらく歩いているとディルムッドが姿を現した。

 

「なんで・・・気配を消してたの?」

「迂闊にこちらの戦力を晒す必要な無い。それに二人の実力を見ておきたかったしな」

 

 他のも何か考えがあっての行動に思えたが、目の前にいる少年の考えを理解できなかった。

 同じ歳のはずなのに、どこか戦いに慣れた雰囲気を感じさせる少年の心を把握するには時間や信頼だけではなく、機微を読む武人の嗅覚もまだまだ未熟である。

 

「彼女の名前・・・知っておきたいか?」

 

 自分の前を歩いていたディルムッドが振り返り、唐突にそう尋ねてきた。

先程の白い魔導師・・・一週間前の時点で少なくとも2つのジュエルシードを持っているらしく、相手も。

 

「・・・必要ないよ。私には・・・関係ないから」

 

 ジュエルシードを狙う倒すべき敵。私にとってそれ以上の相手ではない。

 

「そうか・・・まぁいずれ、彼女の方から名乗りを上げるかも知れんな・・・それに、彼女ならば君の――」

 

 最後の方は伝えるつもりがなかったのかその言葉を聞き取ることができなかった。

 なんて言ったのか聞き返したが、ディルムッドはそれを何でもないと微笑んで誤魔化した。

 

「さて、今日は活躍したフェイトを労わなければな。今日は自然の中でバーベキューでもしよう」

「えっ?」

「そうはいくまい。アルフに聞いたが、まともに食事をしていないのだろう?」

 

 左肩を刺されたせいで最初は警戒心剥き出しのアルフだったが、ディルムッドの紳士的な対応が良かったのか出会ってから自宅に帰るまでの間には仲良くなっていた。

 

 実は魅了の黒子が微弱に影響し、その効果でディルムッドに向けていた敵愾心がわずかに削がれたからなのだが、それはアルフどころかディルムッド本人すら気が付いていない事であった。

 

「栄養を取らねばいざと言う時に力を出せんぞ。こう見えてもアウトドア料理は得意でな・・・念のための人払いの魔術は任せるぞ」

 

 

 

 その後、材料を買うために向かった街で、フェイトはディルムッドが恐れていた『危険』という物に巻き込まれ、その身で体験するのだが、彼のおかげでその日のバーベキューの材料費は一切かからなかった。

 

 そして、久しぶりの楽しい食事に幸せな気持ちになったフェイトは、ディルムッドに感謝の思いを感じるのであった。

 




特技・アウトドア料理って何なんですかね?
バーベキューとか川で釣った魚焼くとかしか思い浮かばないですわ。

服はどうしようか悩んで「そうだ。常時発動型のバリアジャケットにしよう」と逃げました。
私服のイメージ浮かばなかったのだもの。

タイツを何着も持ってるのはなんかシュールですし。

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