天使がダンジョンに堕ちてくるのは間違っているだろうか 作:河灯 泉
見切り発車だけど連載予定。
二次元の中にしか、私の存在する場は無い。
好きに書き、理不尽にエタる。それが私だ。読者の有無ではない。
小説はいい。私にはそれが必要なのだ。
「……終わった」
終わってしまった。
いつも通り。シリーズ全てが、そのように。
αからΩまで繰り返し、終焉を迎える。
「……はぁ」
やめだやめやめ。
キャラじゃない。
かっこよくしたいとか、なりたいとかそう思うのは勝手だがね。
取り繕うようにして背もたれに身体を預ける。
ぎし、とも言わず鳴らず。
頑丈だから、ではなく自分が軽いからだろうが。
「正統派RPGも絶滅危惧種だよなぁ。次は世界樹でもやるかぁ?」
溜息と共にベットにダイブ。そして寝転がる。
「ふぁ……ねみ……」
欠伸をして瞼を閉じると今までの思い出が脳裏に浮かび上がる。
あぁ、そんな世界で生きられたら。それはとても楽しいことなのだろう。
……だが、現実はいつだって非情だし、容赦なんてしてはくれない。
だから寝る。寝てやる。
いつか、夢も現実もなくなるその時が来るまで。
そう、 ( ˘ω˘)スヤァ ってな感じで、気楽に、悲壮感満載に、若気の至りで、阿呆のように。
泥の様に眠れ。
最初は……アミュレット。
そう、ワードナー。彼を屠った記憶。
次は……ダイヤモンド。騎士。
杖。神。帰還。英雄の一幕。
厄災……遺産。
善。悪。宝珠。
リターンズ……ワードナー。
彼。神。……ウェディングドレス?
災禍……再び。
ゲートキーパー。迷宮。777……うっ。
魔筆……城。
彼方、宇宙。
宇宙……ドミナ。
闇。旅。
――接続
それは誰の?
それは彼らの。
――派生
学園。
剣。魔法。
ヒューマン、エルフ、ドワーフ、ノーム、クラッズ、フェアリー、フェルパー、バハムーン、ディアボロス、セレスティア。
種族。学科。
自分は、憧れていただけなのかもしれない。
そちら側へ混ざりたいと、一緒になりたいと思っていた。
それはそちらにとっての異物になるとしても。
なにを対価としても。
なにを犠牲にしても。
たとえ自分を失ったとしても。
それでも。
……。
意識が、浮上する。
なにを見てなにを考えなにをしていたのか。
なにも覚えていない。なにもかもがわからない。
怖い。
自分が消えた感触が。自分があったという事実が。
我を忘れて取り戻せないことがわかってしまったのは。
恐ろしい。
暗い。
ここから出たい。
――運。 ――設定。
まともに考えられる頭が欲しい。
そんなものは無い。
じゃあ創ろう。
――知能、知恵。精神。 ――設定。
頭に繋ぐ身体が必要だ。なら創ろう。
――力。生命。 ――設定。
もがく手がない。よし創ろう。
歩く足がない。ああ創ろう。
――反射、伝達。 ――設定。
中身が空だ。うん詰めよう。
――ポイント? 確率。振分。 ――設定。
確定?
――構成。
動け。
もがけ。
足掻け。
進め。
伸ばせ。
破れ。
生きろ。
……。
べき。
びき。
ぱき。
ぐじゅ
くちゅ。
ぶちゅ。
どちゃ。
――――――。
「ぁ」
空気が震えた。
喉も震えた。
鼓膜が震えた。
「……あー」
光。影。
五感が仕入れてくる情報を処理していく。
形はあってもそれがどんなものか、なにを基にしたものなのか。なによりもまず自分のことがわからない。
だから。
自分という形を整える。
どれがいい? どんなものがいい?
人型は確定している。種族が未定だ。
統合しよう。
モデルは、そうだ。最後に見た、彼女にしよう。
髪は白く。
肌も白く。
瞳は赤く。
羽を白く。
翼は黒く。
完成だ。
誕生だ。
「――ぁ」
はっぴーばーすでー。
俺私僕我吾己某麿余朕妾。
おめでとう。
「君の名前は」
――今、この瞬間から
「エル」
だ。
転生ってやつを、信じるか?
認められるか?
受け入れられるか?
自分は――どうだろう。わからないな。
わからないから、これから、考えてみようと思う。
この、どことも知れぬ世界で。
果たしてベル君に出会えるのか……それはまだ作者にもわからない。
ちなみに私はウィーザードリィは魔筆の城くらいしか記憶に無いしどれひとつクリアもしてないので中身はさっぱりわかりません。
いやだってエンカウント率がわけわからん上に敵が二桁超えて後衛どころか前衛が即死するようなゲームですし。我が家のスーファミはかなり昔にお亡くなりになってしまったのでもうプレイできませんし。
ととものは初代とファイナルだけ記憶に残ってます。
初代の鑑定地獄や浮遊無し殺しが懐かしいなぁ。フロトル何回使わせる気だ。
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