「なんなのだ!あれは?」
目の前で起きている光景に箒は驚愕していた
正直なところ箒は風助にいい感情を持っていなかった
確かに一夏は鈴を傷つけたのかもしれないがいざという時率先して守ろうとしてくれる一夏を馬鹿にされ生意気なガキだ
いざというとき逃げ出すに違いないと思っていた
だが彼は自身を守ってくれ自分の友人の為に生身でISに立ち向い、そしてISもなしで竜巻を発生させた
(風助…)
鈴はただ、ただ、風助の身を案じていた
彼は大飯食らいで能天気で誰よりも純粋で争い事が嫌いなどこにでもいる少年だ
轟音共に渦巻く竜巻は勢いが弱まり止むと巨大ISと共に風助が地面に落下し弱い振動がアリーナに響いた
「箒!!鈴!!無事か!!」
一夏が駆け寄り二人の無事を確認する
「あぁ…大丈夫だ」
「私も平気よ」
二人とも生返事で返す
するとガン、ガンと金属を叩く音が三人の耳に響き渡る
「おい!とっとと出てこい!」
倒れた巨大ISを叩き搭乗者を出そうとしていただが一人の人物に止められる
「桐山、それは無人ISだ。いくら呼びかけても無駄だ」
声をした方を振り向くと黒いスーツに身を纏った女性と鈴くらいちっこい女性がいた
「き、桐山君!頭から血が出ているじゃないですか!」
ちっこい女性の言葉に鈴は慌てて風助のもとへ駆け寄る
「風助!どうしたの!その傷。それにあちこち傷だらけじゃない!」
風助の頭は血がダラダラ流れ服も刃物で傷つけられたようにボロボロになっていた
「空子旋を使ったからな、空子旋は敵をなぎ倒すと同時に自分も傷つく危険性がある忍空技だからな」
またもや出てきた忍空
「いろいろと聞きたいところだがまずは医務室だな。お前もだが織斑も凰も診察を受けろ」
女性、二人は巨大ISの惨状を見てつぶやいた
「織斑先生、彼をどう思われます?」
「うむ、少なくとも現存しているISでこのようなことをできるのはないだろう、だが桐山自身は危険はないと思うがな」
アリーナに残った竜巻の傷跡これが最強の代名詞であるISを打倒した忍空が歴史の表舞台に登場した歴史的瞬間である
「何なの!あれ!いっくんのために出したのがあんな変な奴に壊されたなんてご立腹だよ」
怒り心頭にキーボードを叩く女性
「そもそもなんでいっくん以外の男がIS動かせるの!そんな設定してないのに!徹底的に調べてやる」
IS開発者篠ノ之束が風助を睨みパソコンを操作する
これが後に教科書にも残るIS忍空戦争の始まりになることは天以外誰も知らない
束さん登場です
ネタとして寅忍にしようと思ってました