「では話してもらうぞ」
医務室へ運ばれベットに寝ている風助を見下ろす教師らしき二人
「ちょっと、千冬姉。なんでそんな取り調べみたいなマネしてるんだよ」
「織斑先生だ!」
一夏が出席簿で叩かれ痛みに悶絶している時、風助はあることに気付く
「ん?織斑?」
「む?そう言えば自己紹介がまだだな。私は織斑千冬、そこの恥さらしの姉だ」
千冬の言葉に一夏は苦虫を噛み潰したような顔をする
「千冬姉、それに関しては反省しているから触れないでくれよ」
「織斑先生だと言っている」
またもや叩かれる
「おめぇ、学習しねぇんだな」
一連の流れに呆れる風助
「と話がそれたが桐山の先程のあれは現存するISではできないものだ。もし世に知られれば世界の情勢が一変する」
真剣なまなざしで風助を見る千冬
「んな大したもんでもねぇぞ。あれは忍空技の一つ、空子旋って技だ」
鈴は三度目となる忍空という言葉に風助に尋ねる
「そもそも忍空って何よ?」
風助は周りを見渡し口を開く
「忍空ってのは忍者の速さと技、空手の力を合わせた格闘技だ。その中でもさっき俺が使った空子旋は龍さんの尻を触らせてもらって発動する技だ」
忍空のことを説明する風助
「龍?そんなのどこにいたのよ?」
龍等あの場にいなかったしいたとしてもそんなのがいれば大騒ぎになるはずだ
「今もいるぞ。風の中に」
そういい上を見上げる
「ふむ、その龍とやらは桐山にしか見えないということか」
風助の視線の先を見るがそこはただの壁しかなくそう結論した
「だがその忍空とやらはどうやって学んだ?その歳で編み出したわけではあるまい」
「おう!赤ん坊になる前にお師さんに教えてもらったぞ」
その発言は衝撃的なものであった
「どういう意味だそれは!」
千冬は風助に詰め寄り尋ねた
「どうもこうもそのまんまの意味だぞ。今の父ちゃんと母ちゃんが生む前の記憶があってそん時に教えてもらったんだぞ」
淡々と話す風助だがそれは忍空のことよりも重要なことはわかっていない
「どうしてこうなったかわからねぇし、13くらいまでの記憶しかねぇから何歳まで生きたのかも分からねぇぞ。けどこっちで初めて学校にも行けたし、父ちゃんや母ちゃんと一緒に暮らせてるから気にならなかったしな」
千冬は眉を顰める
(学校にいってない?)
「なるほど、普通なら頭の検査にまわすところだがあれを見た以上本当のことなのだろうな」
空子旋の惨状はアリーナに深々と残っている
風助をどう対処するか悩ませていると轟音が響く
「腹減ったぞ」
風助の能天気さに呆れ悩むことが馬鹿らしくなった千冬であった
鈴は次回でようやく一夏から風助にチェンジします
てかなんで鈴をヒロインにしちゃったかな
面倒くさいことこの上ない
来年あたりなのはvividと忍空のクロスも書く予定です