子忍のIS   作:オオオイ

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やっとここまで来ました


風助の過去

「ねぇ、一つ聞いていい?」

鈴の問いかけに風助は構わないと答えた

「あん時の話ってあんたの経験からの話なの?」

一夏と喧嘩した夜、風助は仲直りするよう進言した

その時彼は、周りの人間も巻き込まないようにも言った

まるで自分がそうなったように

「おう、そうだ…」

いつも底抜け明るい風助の表情が若干曇ったことに気付いたのはその場では鈴のみであった

「きっかけは些細なすれ違いだぞ、気持ちを言葉にしてぶつければ起きなかった喧嘩だ。鈴にも一夏にもそんな思いしてほしくねぇから、おせっかい焼いたのかもな」

風助は空を見上げかつての友、陽紅を思い出す

忍空をともに学び、高めあった友だが彼は心の部分が未熟であり師の麗朱に破門された

それを恨み忍空戦争を引き起こした

だがそんな彼も風助にとっては自分と同じ忍空を愛する忍空バカである

(そっか…あんたはいつもそうよね…誰かの為に行動するのよね…)

中国にいた頃の彼は常に何かをやらかしていた

だがそれは彼が困っている人を助けるためであり自ら危険に飛び込む勇気と優しさを持っていたからだ

(だからよね…あんたが一夏よりもでかくたくましく見えるのは…)

鈴は一つ決心しそれを言葉にする

それは風助の言葉が突き刺さったからだ

「一夏!これは本当は対戦が終わった後いうつもりだったけど今言わせてもらうわ!」

(さよなら…私の初恋…)

初恋に未練がないと言ったら嘘になるだが後悔はないだから彼に言う

「私は織斑一夏を一人の男として好きだったわ!」

その言葉に箒は血相を変え千冬は感心し一夏は唖然とした

「ん?でもなんで過去形なんだ?」

そう彼女の告白は過去形である

「そうね…一言で言うならあんたよりいい男を見つけたからね…」

ちらりと風助を見る

「あんたより馬鹿で鈍感で優しくて純粋ないい男をね…」

「おめぇ、中国でそんな奴と知り合ったんか、今度会わせてくれ。俺も友達になりてぇぞ」

当の本人は自分だとは全く気づいていない

はぁとため息を吐きあきれ果てる

(こいつは一夏以上に苦戦するかもね)

強さも一夏以上だが鈍感さも一夏以上の事実に若干心がくじける

『まぁ、というわけだからあんたもこん位ストレートにぶつけなちゃあのバカには伝わらないわよ』

箒だけに聞こえるようにつぶやく

「な…!なんのことだ!」

突然のことにうろたえる箒だが鈴はケラケラ笑いベットへと潜る

「これからは一人の友達としてあんたに付き合うわね」

「おう!」

「俺もだぞ」

風助が傷を負った今回の事件

だがそれは三人の絆を固く強くした




さて年開けるまでにラウラとバトル出来るかな?
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