織斑千冬
世の中の人々は彼女を世界最強の最有力と認識しているだがそんな彼女は今わずか十年も生きていない少年に圧倒されていた
(な…何だこれは?)
千冬は今分けがわからない感覚に陥っていた風助が巨人もしくは自分が小人になったように感じていた
それは自分より強者にあった時に起こる体の自衛本能であった
彼女は知らなかった、いや知ることができずにいた
平和な世で生死をかけた死闘をすることなどできず更にISの登場で余計に死闘から遠ざかってしまった
故に数々の死闘を経験した風助の気迫に怯えていた
鈴は千冬と同じ感覚を感じていたがそれと同時に哀れんでいた
(あんたがそんな力を必要とする時代に生まれたなんて…)
誰よりも平和を望み争いを嫌う風助が巨大な力を得なければならない事実に悲しんでいた
暴走したラウラは攻めの構えから守りの構えに変え動きを止めた
「ラウラ、おめぇはすげぇ強かったぞ。けど今のおめぇからは強さをちっとも感じねぇぞ」
そう言い深呼吸をし手を開き構える
「こいつでおめぇの目を覚ましてやるぞ」
アリーナに鈴に聞き慣れた音が響く
「この音は鈴の龍砲と同じ現象?」
「いえ…あれは砲身を作り出しているものです。風助くんのあれは空気の砲弾を掌に作り出してますわ」
一夏の推測にISを展開しているセシリアが今起こっていることを説明する
「子忍流忍空が奥義の一つ…」
数多の敵を屠った子忍の風助の得意技の一つが今炸裂する
「空圧拳!」
風助は足に力を込め駆け出す
「なんとういう速さだ!」
「瞬時加速並の加速だよ!」
猛スピードで駆け抜ける風助の速さに箒やシャルは驚いた
「駄目ですわ、あのままじゃ殺られますわ」
だがセシリアは先程の戦いでラウラがあのスピードに反応できることを理解していた
それを示す様にラウラは風助に一太刀を浴びせる
だが切り裂かれたのは風助の来ていたシャツだけであった
「戻ってこい!ラウラ・ボーヴィッヒ!」
懐に潜りこんだ風助は空圧拳をラウラに叩きつける
くの字に曲がりISが光となり消え去っていき倒れこむラウラ
「…!息しているぞ!」
安堵したようにため息を吐き腰を落とす
そして仰向けになり空を見上げる風助
そこにはかつての仲間や師の顔が次々と浮かんでくる
(橙次、藍朓、干支忍の皆…今度はちゃんと仲間を救えたぞ…これからいろんなことあると思うけど干支忍の誇りと忍空で困っている人たちを助けるから見守っててくれ)
ここに干支忍、子忍の風助が完全復活を果たした
子忍流忍空って言うと空圧拳が有名ですね
ちなみにIS全く読んでません
コミックも読んで反吐が出るといった感じなんですが子忍のISの質上げるためにも読むべきですか?
こことp○○○vの二次しか読んでないです