これもなかば反一夏の思いで書いているからなのか
「起きろ!!」
「アてぇ!!」
出席簿を叩きつかれ悲鳴を上げる風助
「事の張本人が寝るんじゃない!!全く。いいか、桐山も含めここにいるもの全員忍空について口外禁止だ!」
千冬の言葉に当然といった表情をする女性陣
「どうしてだ?」
一夏は不思議に思う
「織斑先生は戦争を起こる事を危惧しているだぞ、一夏」
一夏の疑問を風助が答える
「人は皆、おめぇみてぇにいい奴ばかりじゃねぇぞ。現に副隊長ですら忍空を悪用している奴もいたぞ。もし忍空が世界中に広まったら忍空対ISの熾烈な争いが起こるぞ」
僅か数十名規模の小隊で戦を終結させた武術
男女関係ないそれは女尊男卑で虐げられた男の不満を爆発させるのに十分と言える存在である
「もう俺は忍空で争いが起こるの見たくねえぞ」
風助の表情からは力強さが感じられ皆息を飲んだ
(なんという強さだ、私はなんと愚かな事を…)
自分の行いに自責の念にかられうつむくラウラ
「なぁ…ラウラ、もう一度俺と戦ってくれねぇか?」
突然の再戦の申し込みに一夏達は驚いた
「風助…あんた何を…」
風助の行動に動揺する鈴
「ビー定システムでうやむやになっちまった戦いの決着をきっちりつけてんだ…それにISにも興味わいたぞ」
その言葉に千冬は反応する
「ラウラ、おめぇはすげぇ強かったぞ。ISってのはあんなに強い奴らが一杯いるなら戦ってみてぇしこんなボロボロになるまでやる何かがあるのか気になるぞ」
そう言いセシリアや鈴の方を見る
「だが私は…」
歯切れが悪いラウラに風助は何か思いついたような顔をした
「ならおめぇに決闘を申し込むぞ。俺もISに乗って対等な条件で戦ってもらうぞ」
セシリアは風助のセリフに自らの黒歴史を掘り起こされ悶える
「俺が勝ったら俺の言うこと一つきいてもらうぞ」
案に挑発している風助にラウラはむっと表情を変える
「そこまで言われて黙ってられるほど私も弱くはない。いいだろう、教官」
「織斑先生だ…ふむ。なら一週間後の早朝のアリーナで決着をつけるといい」
「意外ね。あんたがあんな喧嘩を売るなんて」
決闘の日取りが決まりそれまでの間にISの特訓をするため訓練機の申請をするため鈴と一緒に受付にむかっている時に鈴は珍しいものを見たように言う
「あいつ、似てんだ。俺の友達の一人に」
ただひたすら一番の忍空使いになろうと強さを求めたかつての友
彼とラウラに風助は重ねていた
「それにあいつと戦うのすげぇ楽しかったぞ。もう一度あんな楽しい戦いが出来ると思うとワクワクするぞ」
その時風助の体からは勝身煙が僅かだが出ていた
というわけで次回は風助とラウラの第二戦です