一週間後のアリーナ
そこには打鉄を纏い勝身煙を出しラウラを待つ風助がいた
観客席には一夏、箒、セシリア、シャル、千冬、そして鈴が最前席で座りラウラの登場を待っていた
「見ているだけなのにこんな緊張するの初めてだ」
強張った顔でアリーナを覗く一夏に同意するように箒達は頷く
「あぁ…自分が戦うわけでないのに体中から汗が噴き出る様だ」
「しっかりと見ているがいい。勝負は一瞬でつくが近年まれに見る名勝負となる」
千冬は勝敗は分かりきっているように言う
「なんでそんなこと分かるんだ千冬姉?」
「織斑先生といっている。いくらあいつでも一週間程度でラウラに勝てるほどISは甘くはない」
風助の敗北で終わることを宣告する千冬に鈴は何も言わず風助を優しく見守っていた
「あいつもそれは分かっていると思います。けどそれ以上にこの勝負を楽しみにしているんだと思います」
風助の表情はまるで新しいおもちゃを与えらた子供の様にワクワクし一刻も早くラウラと勝負したいと浮きだっていた
「来たか…」
アリーナの反対ゲートからやってきたシュヴァルツェア・レーゲンを纏ったラウラ
(そういや、自分から喧嘩吹っ掛けるの始めてだな)
生前も今世も元来争いが嫌いな風助は誰かの為に戦ったり襲われたりすることはあれど自ら争うことはなかった
だが風助の心は晴れやかであった
「こんな気分で戦うの久しぶりだぞ。この戦いに、おめぇに、俺の全てをぶつけるぞ」
そんな風助にラウラは笑みを浮かべ眼帯を外した
「それは私も同様だ!」
風助は一瞬面を食らった顔をしたがすぐに真剣な顔になり構えを取る
数秒睨みあい駆け上がる
「これが今俺が出来る全力だ!」
ラウラの周囲を何人もの風助が出現した
「あれは?」
「空分身って技よ。今の風助が出来る唯一の忍空技よ」
試合を見ていた一夏が風助の動きに驚愕し鈴が補足する
「それでもあいつは勝てないでしょうね」
鈴も風助の敗北することを疑っていない
「なんでだよ!あんな凄い動きならラウラも見きれないんじゃ」
風助の動きに断言する鈴や千冬に反論する一夏
「今の桐山はサイズ違いの靴を履いている状態だ。それ故動きにキレがない。よって…」
千冬の言葉を裏付ける様にラウラに向かって瞬時加速と自らの足の加速で目に止まらないスピードを出す風助だが飛び出すと同時に突き出された左手によって動きが止められる
「動けねぇ…」
「これで終わりだ!」
ワイヤーブレードとレールキャノンの攻撃でシールドエネルギーがゼロになり風助の敗北が決まった
という感じで風助の敗北
次回ラウラを落とします