風助の告白に一夏達は驚きを隠せない
「なるほど、日本では遊園地とは修業施設なのだな」
「違うわよ!!ここが特別変なだけよ!!」
間違った見解をするラウラをたしなめる鈴
「とりあえず、一個は出来たから後24個頑張れよ」
風助の言葉に一夏達は聞き捨てならなかった
「はぁ!!後24個!」
「おう、全部クリア出来たら体、空力が劇的に高める事が出来るぞ、俺も自己鍛練に限界を感じてたしおめぇらも強くなりたいって言ってたからちょうどいいと思ったから誘ったぞ」
確かに一夏達は強くなりたいと思っていた
だがいきなりこんなハードトレーニングをするとは思っていなかった
「それじゃ、俺も乗るか」
ジェットコースターへと乗り込む風助
「私も付き合う」
そういい風助の隣に座るラウラ
その様子を見て悔しげに表情を歪める鈴
二人の攻防に全く気付かない風助は鈴が後の座席に座ると発進ボタンを押した
数秒後、凶悪な加速をものともせず平気な顔をして降りた風助達にダウンした一夏達は唖然とする
「ん?おめぇら他のに乗らねぇんか?」
一夏達が未だに先程の場所から動いておらず疑問に思っていた
「いや…俺らはもう少しここで休んでる…な?」
一夏は他の三人に尋ね箒達も同意の頷きをする
「そっか…おぉ!!」
納得した風助の腕を鈴が掴む
「風助!次はあれに乗るわよ!!」
「鈴よ、嫁を離せ!!」
そのまま別の乗り物へと向かう鈴と風助、その後をラウラが追いかける
その後も何度も風助の隣を取り合いながらも次々と制覇する三人
ゲートにあったスタンプカードはあっという間に残り一つとなった
「まぁ、一応遊園地だし観覧車は最後にしたけど……」
「当然、ここも普通ではないだろうな…」
鈴とラウラは思い返していた
メリーゴーランドやコーヒーカップですら超高速で動き常識はずれなのだ
観覧車だけがまともなはずもなく本来あるはずの椅子がなく起動用のボタンのみのゴンドラへと乗り込み風助は躊躇なくボタンを押した
「やっぱりぃぃ…」
「速い…」
通常ならゆっくり眺める風景も高速で映り楽しむ余裕もなくあっという間に終了した
「これでとりあえず修業完了だな」
スタンプカードに最後のスタンプを押した
「あり?なんか文字が浮かんだぞ?」
「こっちもよ」
「私のもだ」
それぞれのスタンプカードには時計広場1・5・7文字盤へ来たれと書かれていた
「とりあえず行ってみるぞ」
一夏達と合流し時計広場着き指示された文字盤へと各々向かう
「これは手拭い?」
文字盤には子が刺繍された手拭いがあった
訳が分からず混乱している風助だったが背後に何か気配を感じ振り返った
「なんだ、風の龍さんじゃねぇか!驚かすなよ。ん?なんかいつもよりでけぇ気が……」
「きゃあぁぁぁ!!!!!」
「なんだ!お前は!!」
突如鈴とラウラの悲鳴が聞こえ二人の方へ視線を向けた
「なんだ、ありゃ?」
そこには巨大な炎と氷ができていた
「いやはや…子忍だけじゃなく午忍と辰忍まで覚醒するとは驚きだね」
第三者の声に全員が身構えた
「おっと…自己紹介がまだだったね、僕は忍空『干支忍十二将』が一人、戌忍の野生の疾風という者さ」
そういい自己紹介したのはプードル、犬であった
という訳で忍空使いが一気に増えました
そしてリメイクしようか悩む今日この頃です