シリーズにするつもりなんで、気長にお待ちを…。
シリアスも何度も入れるつもりです、苦手な方は避けてください。
またすぐには甘い展開はありません。
またかなり設定をいじってるので無理と思ったら引き返しましょう。
アドバイスor感想は時間があれば読ませて頂きます。
ただのアンチコメはスルーします。
またこの小説はpixivにも投稿しております。
それは突然だった。
夜も深まり妖怪達が活発に動き出す時間帯。
森奥深い場所で暮らす少女。アリスは、静かに家で自分の研究をしていた。
紅茶を飲みながら、ホッと一息つき、そろそろ一旦休憩しようかなと考えていたとき。
ドンドンドン
と、そんな静寂を破る、少し荒めのノックが部屋の中に響き渡る。
(こんな時間に……だれかしら?)
少し考え、椅子から静かに立ち上がる。
人間がこんな森奥深くまで来るのは難しいが
それでも、たまに森を迷った人間や妖精などが、助けを求めて、ここを訪ねてくることがある。
(迷い人かもしれないわね。)
そう考えた彼女は、玄関に近づき、その扉をゆっくり開けた。
「どちら様でしょう…っ?!」
扉を開け姿を現したのは、私と同じ位、もしくは少し若い位の、銀色の髪をした、赤い目の少女だった。
体はボロボロで全身傷だらけ、更には火傷の様な後もあっちこっちに見られる。
(これは…。)
普通の人間じゃないことは、誰が見てもすぐにわかる。
外見はもちろんの事、こんな傷を負っていても、彼女はその場に立ち、意識を保っている。
どれ程の激痛かは想像出来ないが、それだけでも充分異常な光景だ。
普通の人間には耐える事なんてできないだろう。
それに微かにだが感じ取る事のできる霊力。
人間で霊力を持つ者なんて、指で数える程しか知らない。
だがその霊力もひどく消耗している。
「…てっ。」
人がいたことに気が緩んだのだろうか。
彼女は何かを言おうとしたが、気を失い、その場に倒れてしまった。
すぐさま彼女に近づき脈を確認する。
もしかしたら厄介事かもしれないが、アリスに見捨てるなんて選択肢はない。
(大丈夫、まだ脈はあるわ。だけど、かなり弱ってる…急がないと。)
そう判断しすぐに人形を操り出す。半自立型人形。
完全に自立させることは、まだできていない。
それでも、自分の思うがままに動いてくれる。
その人形達を使い、慎重に彼女をベッドに運ぶ。次に服を断截する。
焦げ付き肌にこびり付いてしまった部分は、丁寧に剥がす。
その時に苦悶の表情を浮かべるが、気にはしていられない。
命に関わることだ、かなり痛むだろうが耐えてもらうしかない。
服を全て脱がし終えた後、傷をキレイにするために、濡れたタオルで、やさしく拭く。
大きき開いてる傷はしっかりと縫合し、消毒をして、包帯を巻いていく。
それを何度も何度も繰り返し、地道に処置を繰り返した。
それから2時間
(ふぅ…。これでとりあえずは大丈夫かしら?)
弱かった脈も、なんとか持ち直させて安定させることができた。
その後も、若干無理やりだったが、水も飲ませた。
だが、様子は少し苦しそうで、はぁはぁ、と荒い呼吸を繰り返している。
(これだけだと不安ね…。それに…。)
いつ容態が悪化してもおかしくはない。
だが普段激しい戦闘なんてしない私の家には
薬なんてものは全くと言っていい程ない。
(あまり気は進まないけど、行くしかないわね。)
あそこの月の人間はあまり好きになれないが、薬の効き目は抜群だ。
それに一度相談もした方がいい。
(行くならば早いほうがいいわね。)
少し準備をして、まだ夜が明けていないが、出発する。
「看病はお願いね上海。」
そう言い残し家を出た。
読んでいただきありがとうございます。
誤字脱字orアドバイスor感想があったらお願いします。
アンチコメも「ここがダメだからクソ」という、具体的ものなら歓迎いたします。
また、これから書いていく上で矛盾が生じてしまうかもしれません。
その時は指摘してください。