その至高、正体不明【完結】   作:鵺崎ミル

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本編最終回となります。書籍版7巻ネタバレちょっと混ざってるので注意。


正体不明の日常

 結婚騒動より数日後、ナザリック地下大墳墓第六階層命蓮寺にて。

 

「パンドラさん、もう数日は宝物殿に詰めるものかと思っていました」

「ええ、大変でした。ですが所要処理は全て終わらせたのでこうして聖嬢の前に顔を出せたのですよ」

 

 宝物殿の領域守護者パンドラズ・アクターは聖白蓮の前で姿勢を崩す。ぬえとアインズどころか、ほとんどの者には知られていないが、造物主達の仲について、前々からこっそり相談し合った関係であった。白蓮はリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを所有していない為、パンドラがこうやって命蓮寺を訪れ、白蓮の私室にて会話をする事が2人にとっての当たり前となっている。

 

「聖嬢、皆さまは大丈夫ですか? 美しい花々が萎れる姿は望ましいものではありません」

「ええ、星やナズ、小傘は元々ぬえ様の意思ならば賛成、という立場でしたから。村紗と一輪はもうちょっとかかるでしょうね。……パンドラさんにはご不快な事でしょうけど、アインズ様が最良の夫か査定できるのはナザリックでも自分達しかいないと変にはりきっています」

「はは、各々の造物主こそを最も大切に思う気持ちは同じですよ。なんでしたら私もぬえ様が父上に相応しい方か確かめましょうか?」

「殺しますよ?」

「冗談です、貴女に怒りの薔薇は似合わないから抑えてください」

 

 いくら92レベルもあるとはいえ、100レベルNPCでも上位に位置するパンドラに本気で喧嘩を売る事などしない。パンドラと白蓮のちょっとした掛け合いである。

 

「造物主の想いと決定に、異を挟む事など致しませんが……やはり、私もまだ穏やかではいられません」

「私もですよ。お互いの造物主が添い遂げた心の整理には、まだ時間がかかるでしょう」

「パンドラさんも、ですか?」

「……Der beste Prediger ist die Zeit」

「え?」

「時間をかけることに、何の問題があるでしょうか? 長い長い時間は最良の説教者として、私達が悟るのを待つことでしょう。私達に寿命はないのですから」

 

 オーバーに両手を広げるパンドラに、白蓮がくすりと微笑む。大げさな役者は、白蓮にとってはとても楽しい話し相手だった。

 

「とりあえず、愚痴や文句なら父上に代わっていくらでも聞きますよ。正直言って、数多の女性が人生で最も美しく輝く舞台に、別の女性と婚約宣言した父上の擁護はできませんので」

「じゃあちょっと聞いてくれますか? 私、命蓮寺の管理者かつぬえ様による設定では『ブッキョーで高名なクレリック』なので村紗達の愚痴は聞いても漏らせないんですよ」

「ええ。このパンドラ、麗しき美女の笑顔と心を守る為ならば! いかなる役者も演じてみせましょう!」

 

 談笑が白蓮の私室より漏れる。それをしっかり聴覚感知しているネズミがいることを2人は知らない。第六階層のシモベ達の間で、白蓮とパンドラの仲を勘繰る事が一つの楽しみにされている事を2人が気付くのはずっと先の事である。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 同じくして、ぬえの私室。

 

「本当この団欒が変わらない事が救いですよね」

「まったくだねー」

 

 過去最大の苦難を乗り越えた二人はいつものように雑談を楽しんでいた。結婚披露宴では白蓮達に泣きつかれるわ、ケーキ入刀が脳天唐竹割りになってるわ、アルベドから3P提案されるわ、シャルティアが乱闘騒ぎを起こすわとカオスの一言に尽きた。救いはデミウルゴスのスピーチぐらいだったのではないだろうか。新婚旅行計画は世界を支配した後の視察の際になどと不穏なことも言っていたが。ちなみに初夜は当然ながら何もしていない。互いにベッドに飛び込んで苦悩と後悔の声はあげたが。

 

「上位者RPに加え結婚RPまでしないといけないとか、これ仲間と合流しない方がいいんじゃないの?」

「ムービーに撮られちゃってるんで、仲間保護したらこっそり映像処分しないと不味いですね」

「……るし★ふぁーさんには絶対バレないようにね?」

「タブラさんとかにもバレないようにしないと……」

 

 とりあえず、仲間に笑いものにされることは間違いなかった。ぷにっと萌えさんとかは呆れ果てて「もっとやりようあったでしょう」ぐらいは言いそうな気がする。アインズ・ウール・ゴウンの諸葛孔明の知恵なら、結婚すらせずに逃げられたかもしれない。シモベ達の善意を拒否れなかっただけに過ぎなかったわけで、非情になれば2人でもなんとかなったかもしれないが。

 

「そういやモモンガさんは結局アルベドで童貞卒業したの?」

「女だ言う割には言ってることが男子みたいですよぬえさん。全ては世界征服後と言って逃げました」

「便利だね世界征服」

「デミウルゴスには感謝しなくては」

 

 笑い声が室内に木霊する。

 アルベドはあれ以来ヒドイン度が増した。いや、戻ったというべきだろうか。胸に炎が灯っているなどと言って、アインズを2度ほど押し倒してきたので最終的に謹慎処分になっている。本当、彼女が抱えていた自責の念を取っ払ったのはやっちゃいけないことだったらしい。

 ぬえからすればアインズが設定を書き換えた責任だと思ってるし、ナザリックで最も多忙な者の1人が胸に暗いものを抱いて重労働しているなんて絶対に良くない。ぬえとは必要以上に支配者とシモベという立ち位置だったが、最近はアインズ様の魅力を語らいませんかと誘ってくるようになったのは嬉しかった。ぬえ様だけは特別と言われて見せられたドレスルームの中身にドン引きしたのは内緒である。

 

(アルベドには、裁いた以上はその懺悔をモモンガさんにも話すことを恒久的に禁ずるってやったけど……あれが正しかったんだよね?)

 

 アルベドの懺悔をぬえはアインズにも秘匿している。

 一応、アルベドが見捨てられたと思って自分がデスルーラするまで不満を抱えてたらしいぐらいにはぼかしてアインズに話してはいるのだが、その時の反応を見て真実は墓場まで持っていくことを決意した。

 もし話せば『アインズが傷心状態で設定を書き換えた際に産まれた暗い感情である可能性もある』と伝える必要も生まれてくる。だがそれは、アインズに対しても、ぬえに対しても辛い指摘だ。かといってそこを黙っていれば間違いなくアインズはアルベドを殺すだろう。アインズにとって最も大切な存在は自分達ギルドメンバーなのだから、それを害する存在などNPCだろうが許すはずがない。

 

「ぬえさんはどうです? 命蓮寺の面々大変だったんでしょう?」

「大丈夫だよ、親が再婚して拗ねた子供ってあんななのかなーって思ったけど。でも私がモモンガさんを本気で愛しているという勘違いはしたまんまだった。本当なんでナザリックの皆あんな勘違いしてるんだろ?」

「ぬえさんと俺、普通でしたよね? 親子ネタでふざけてはいましたが」

「むしろそのネタからなんで相思相愛ってなったのかさっぱりわからない」

 

 命蓮寺の面々はぬえが見捨てたり遠ざけたりしないと慰めて今は落ち着いている。村紗と一輪が何やら暗躍してるとナズーリンに聞かされているので、家族サービスでさらになにか検討する必要がありそうだ。なんで勝手に勘違いされて勝手に推し進められた結婚についてのフォローを自分がしなくちゃいけないんだとも思ったが、自業自得だと自分に言い聞かせている。

 誤解の原因については、2人にとって永遠の謎となりそうだ。

 ちなみにこれもナズーリン曰くではあるが、結婚式を機にパンドラと白蓮が仲良くなってる疑惑があるらしい。セバスとツアレの仲も一層進展したというゲスい噂も耳に届いている。他にもちらちらと異性を意識するシモベの話があった。最高支配者の結婚というのは図らずもナザリック内で恋愛意識を強める切っ掛けになったと考えれば、自分たちの人身御供も無意味ではなかったと言えるだろう。

 

「ナザリック恋愛ブームか……」

 

 無意識にそんな言葉が口から零れる。

 

「あ、そんなデータどっかにありますよ。ペロロンチーノさんとスーラータンさんがナザリック学園がどうのこうのってデータで、確か学園ラブコメがテーマだったはずです」

「え、私知らないよそれ!?」

「ぬえさんエロゲネタの集いには参加しなかったですから」

「ぐああああ、封獣ぬえ以外の二次元嫁持たなかった弊害があああああ」

 

 ユグドラシルの年3時間限定イベントを逃がした時みたいな後悔のオーラを吐き出すぬえ。その時の翼の動きをアインズはしっかり記憶する。司書長に依頼されたのでちゃんと報告しておかねばならない。当然、ぬえには秘密である。

 

「そういえば、モモンガさん。デミウルゴスの計画通りでよかったの?」

「計画……ああ、ナザリックにわざと侵入者を呼び込む、というアレですね」

 

 雑談のごとく、唐突に振られる仕事の話題。これもまたいつものことだ。本当は仕事の話なんかも全部抜きにしてユグドラシルの想い出やナザリックの日常に耽っていたくもあるのだが、そういうわけにもいかない。ただあまり真面目にやりたくないので思い出した時にさらっと捻じ込む程度だ。

 

「俺は正直言って嫌ですよ。仲間と共に作り上げたナザリックに薄汚い盗賊を招くなんて。ぬえさんだって嫌でしょう?」

 

 アインズは不快極まるといった口調だ。ここまで感情を晒しているのも、この気持ちをぬえが理解して当然だと思っているからに他ならない。アインズの仲間への想いは相変わらず重いのだった。

 

(創造者の影響を受けるってこと考えると、やっぱりアルベドのアレってモモンガさんにも似たってことかなぁ。タブラさんは寧ろ割り切ることが得意な人だったし……)

「ぬえさん?」

「ああ、ごめん。私も嫌だけど、デミウルゴスの建てる計画はいつだって最善だ。だからモモンガさんも拒否しなかったんでしょう?」

「組織の長として、感情論で否定というのは良くないんで」

「いや、モモンガさんは感情のままにふるまって許される存在と思うんだけど……」

 

 とは言っても、お互い社会人経験はそこそこ豊富である。アインズの言葉に反論したぬえも、言ってて納得させられるとは思っていない。それが許されるなら自分はもっとぬえRPやってる。最近は素の口調と思ってたのも消えつつあるのだが。

 だが、仲間が面白くない、というのはぬえにとっては放っておけない状態だ。しばし唸りながら頭を回転させ、やがてぽんと手を打った。

 

「侵入者が土足で汚した道は、客の裸足に拭かせればいいんじゃないかな! 嫌な事の後は楽しい事しなきゃ!」

「ナザリックに歓迎するお客っていました?」

「ンフィーレア、エンリ、そしてその妹……今はその3人しか思いつかないけれど、あの子達ならナザリックのすばらしさを理解して、堪能してくれるよ」

「なるほど……」

 

 ぬえの提案には一理あるといった風にアインズは頷く様子を見せた。

 不快な事は、楽しい事で埋めるに限る。ぬえが思う『封獣ぬえ』はそんな妖怪だ。転生しようが、精神変質しようが、上位者に据えられようが、ギルド長と結婚する羽目になろうが、ぬえの方針は変わらない。

 

 自身が思う封獣ぬえをRPし続ける。その上でナザリックの為に貢献する。

 

 ぬえRPが今でも中々上手くいかない現実は、直視すると悲しくなるので無視するのだった。

 

「……うん、ぬえさんの提案に乗りましょう。思えば、ユグドラシルでも明美さんぐらいしか歓迎しなかったですし、ナザリックの良い所をアピールする機会は少なかったですからね!」

「そうそう! 私達が作り上げたこの拠点のアピールは大切だよ!」

 

 先程不快感を隠そうともしなかったアインズが一転して嬉しそうな雰囲気を見せて、ぬえの顔も綻んだ。UFOは各国に飛ばしているが未だ情報は足りてないと言わざるを得ない。ナザリックをテーマパークのようにするのは難しいだろうが、カルネ村の面子ぐらいは歓待してもいいはずだ。良いテストケースにもなるに違いない。

 

(そう、そしてそこからのデータを参考に、この私が主催する恐怖と狂喜渦巻く平安のエイリアンランドを作る野望を!)

 

 ぬえの翼がやる気に満ちるように渦を巻く。世界征服という方針になってから、せめて良い統治をと思い、ぬえが独自構想しているのが『人類にもちょっと平和なナザリック』だ。妖怪としては人間に繁栄してもらわないと困るし、常に絶望状態ではみずみずしい恐怖の感情を味わう事が出来ない。ナザリックが統治した安定の世界に、ホラー要素強めの巨大テーマパークを作って経済効果と恐怖効果その他もろもろを一挙獲得する壮大な計画がぬえの頭にはある。

 

 とりあえず、近々ユグドラシルの期間限定拠点製作系アイテムの起動実験を行うつもりだ。

 楽しそうに笑みを浮かべるぬえをアインズはじっと見つめて、ため息を一つつく。

 

「ぬえさん」

「なに?」

「なんか企んでるでしょ? わかるんですよ」

「ぬえっ!?」

 

 馬鹿な!? なんでわかった!? 

 確信を持ったアインズの言葉にぬえは動揺を隠せない。

 

「ああ、本当無自覚なんですね」

「なにが!?」

「いえいえ、何考えてるか知りませんけど……るし★ふぁーさんみたいな事今度やったらニグレドの部屋に閉じ込めますからね?」

「わかりましたそれだけは勘弁してください」

 

 怯える様子をみせるぬえに今度はアインズが満足げに笑う。そんなタイミングで『弟起きろ、朝だぞ』とドスの利いた声がアインズの腕から聞こえてきた。どうやら今日の雑談も時間が来たようだ。これからアインズはモモンとして帝国に出張である。

 名残惜しそうに立ち上がり、扉に手をかけるアインズに、ぬえもまた名残惜しそうに笑顔で見送る。このやり取りも、いつもの流れだった。どんなことがあっても、この一時が日常として続くことを2人は祈る。

 

「では時間なのでナーベラルと打ち合わせしてきますね」

「うん、いってらっしゃい。留守は任せといてよ」

「いってきます……結婚してるせいかこのやり取りなんか」

「おいやめろ!」

 

 ……若干、影響は受けるかもしれないが。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 後に世界の歴史書にはナザリックの最高支配者にして至高帝とも称されたアインズ・ウール・ゴウンの項目に続いて次の人物が記されている。

 ナザリック正統後継者、妖魔王女ヌエ・ホージュ・ゴウン。

 魔導王アインズが歴史の表舞台に出てきた際、アインズと王妃アルベドの一人娘として同時に世に出たとされている。敵対国の捕虜を配下の悪魔に命じて甚振る『演劇』は有名な悪行として知られるが、同時に支配下にあった国民には慈愛を持って接することが多く、数多の娯楽文化を育て上げた第一人者としても知られている。戦場に於いても優れた才能を持っていたと証明する戦果をいくつもあげているが、『スレイン法国滅亡』の引き金となったとされる『ヌエ暗殺未遂事件』より先には戦場に顔を出すことはなくなった。それに前後して『魔王オーエン討伐』も行われているが、アインズの命令でモモンが出陣するナザリックでも大掛かりな討伐遠征だったにも拘らず、彼女が参加することはなかった。その為、暗殺未遂事件の詳しい時期は不明だが、オーエン討伐前というのが定説である。

 

 なお、ヌエ・ホージュ・ゴウンこそが真の正妃であり、アインズはロリコンであるなどと騒いだ歴史家が過去に一度だけ現れたそうだが、その者の消息はおろか、正体すらも不明である。




お疲れさまでした。『その至高、正体不明』は本編完結となります。ぐだぐだとしたものを最終回に据えているのは、あのオチから回復はさせておかないと2人が可哀想だったので。一応、番外編(続き)作りやすくする為のネタは挟んでいますが、予定通り完結という形になっています。

タグがタグですし、好き嫌いはっきりする作品だったと思います。
最終回まで楽しめたかどうかは私にはわかりませんが、皆様のお口に少しでも合ったならば幸いです。感想は宝。ここまで、本当にありがとうございました。

追記
かるだも様より完結を記念した大変素晴らしい絵を頂きました。ありがとうございます、本当にありがとうございます!

【挿絵表示】


以後、本作品についての語りとなりますので。そういうのいらない方は無視してください。


書きたいものを書いたので満足しております。
本作品は原作展開にほとんど逸れず展開されましたが、オーバーロードの醍醐味の1つとも言える勘違いネタで結婚モノを混ぜたかった、という目的で書かれたものです。
はい、だからTS転生ネタなんです。勘違いモノなんで間違ってもアインズと主人公にフラグ建てるわけにはいかず、アインズ視点で絶対に立たない類が求められた結果です。
ぬえがログイン参戦していないのは、ナザリックの方針を手遅れ状態にもっていく為。私は執筆が脳内劇場型ですので、序盤で軌道から逸れる危険が大いにあったので確実性を取りました。最初からいたらこのぬえ確実にモモンやりたがるだろうし。

そして、原作キャラであるアルベド、パンドラ、イビルアイを厚遇できたのが一番の満足です。出番はあんまりなかったですが。
シャルティア、あの、本当にごめん。下手に出番出すとレミリアお嬢様インプットさせそうになって怖かったんだ…。

主人公について。
執筆に当たって大変都合のいいキャラクターです。ぬえRPに拘るあまりおろそかな部分は目立つし、打ち立てた思惑が高確率で想定内には着地しない。元男性という影響で、アインズ相手には非常に無防備に接し、かつ誤解を生む発言を乱発してくれました。ただ、コンセプトがウルベルトの中二病と、るし★ふぁーの悪戯好きを混ぜ合わせたものなので、暴走する危険がありました。アインズに対し罪悪感を抱かせているのも、ある程度アインズ様の言う事聞かせるストッパー用です。
ぬえの中の人ですが、名前は最初から考えていません。わざと「彼」「彼女」という表現も最低限に抑えています。勘違いものメインなのでBLっぽさを出したくなかった、というのが理由ですね。

アインズについて。
メインヒロイン。ずっと求めてた仲間が1人帰ってきた上、デスルーラしたとかいう経緯とユグドラシル時代に危なっかしいことばかりしてたんで父性芽生えて過保護化。その影響でパンドラが幸せになりました。

感想にあった疑問。
Q1.アーマードコアの世界観入ってる?
オバロ原作においての現実世界は国はしっかり存続しており文明荒廃もしていませんが、環境が最悪になっています。人工呼吸器がないと外を歩けません。当初の構想ではぬえはこの呼吸器が故障して死ぬというだけで描写終わらせ本編突入のつもりでした。企業間抗争、人型決戦兵器、地下都市計画を混ぜたのは作者の趣味です。

Q2.アインズ様性交できんの?
そのまんまじゃ無理です。完全に骸骨なんで。『星に願いを』で一時的に復活させるか、その上位版ワールドアイテムを使うか、魔力をあれやこれやして子種化して直接胎に叩き込むか…とりあえずアルベドはお情けを得る手段があるっぽいですね…サキュバスのスキルかな?

Q3.イビルアイ生きてほしい
魔王オーエン討伐遠征で確実に参戦するので、その時戦死するかどうか運命が決まるでしょう。書籍版では確実に死ぬだろうとかファンの間で予測されてますが…モモンの役目は建国時点でパンドラに完全委譲されるので、むしろ恋が成就する可能性もあるかもしれません。

Q4.閑話毎日更新ですか?
本編はストック溜めてたに決まってるじゃないですかー!これで0です!番外は更新するにしてもそこそこ間を置くと思いますのでご了承ください。

Q5.命蓮寺メンバーとアルベド
一夫多妻には疑問を抱いていませんが、ぬえとアインズが結婚したのにその日のうちに表向き正妃として現れたアルベドに対して、相当な不満を抱いています。ぬえ帰還前はぬえ達を殺害しようとしていたアルベドの憎悪を知れば、裁かれた事実やレベル差など考えず感情だけで殺しにかかる事でしょう。基本、ナザリックNPCは「至高の41人の誰か一人だけに忠義を尽くせ」と言われたら9割以上が創造者を選びますので。その造物主が下手すれば抹殺されていたとか知ったら…ねぇ?

こんなところでしょうか?では、活動報告に書くような部分まで最後まで読んでいただきありがとうございました。「作者も正体不明」だぜ!ってノリで匿名投稿したけど活動報告使えないから二度とやらぬぇwwww

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