別れる前に口付けを交わした。
何よりも熱く、何よりも深く。
情熱的な口付けであった。
俺は彼女を愛した。彼女を抱き締め、もう一度口付けを交わした後、俺たちは別れた。
メールが届いていた。
「今日は楽しかったね!ありがとう!
好きだよ!(^_^)」
すぐに返信した。
「こちらこそありがとう。また、デートしよう(^ ^)」
返信が来た。
「うん!」
彼女を愛していた。何よりも、何者よりも。
自分の唇に指を当てる。
彼女の温もりがまだ残っているように感じられた。
彼女から連絡を受けた
「ごめん、お正月の初詣は一緒にいけないみたい…」
すぐさま返信した。
「了解」
日々は過ぎてゆく。2月14日。
彼女が家に来た。
「チョコレートもってきたよ!」
「お、おう。ありがとう…あがっていくか?」
「ごめんね…今日は…用事あるから…」
「あ、ごめんな…」
彼女は笑顔を作った。
無理矢理である。
「また、メールくれよ。」
彼女は微笑んだ。
「勿論!」
最近彼女は忙しい。
デートも12月24日以降全く行っていない。
それまでは水族館や、東京に何度も行ったのに。
でも、それももうすぐに終わる。
バイトで20万ほど溜まっていた。
彼女に心からプレゼントしてあげることができる。
彼は幸福であった。
作者は思う。
愛があれば、どんな高い塀であっても乗り越えることができる。
では、恋は?
2ヶ月ぶりのデートであった。
行き先は東京スカイツリー。
この巨大な、日本一巨大な塔をエレベーターが駆け上がっていく。
「高いね!」
「ああ」
「私たち、日本で一番高い建物に登るんだよ!凄くない⁉︎」
「凄いのか?」
「うん!」
俺たちは笑った。このやり取りが可笑しくてたまらない。
俺は彼女に愛しさを覚えた。
最上階につくと彼女に電話がかかってきた。
「ごめんね!ちょっとでてくる。」
「ここで待っとくぞ」
彼女は走り去った。
俺は東京の街を眺めた。
ふと思った。
自分は幸せなのだと。大切な人を失い、手に入れた。
これが幸福なのだと、自覚した。
自分は彼女を幸せにしなければならない。
それだけが、彼女達への贖罪なのではないだろうか。
時に筆者は思う。
恋は人を狂わせる。
彼も、彼女も。
何もかも狂わされる。
恋も、愛もそこに何も価値もあるまい。
そこにはただ、哀しいかな、暗闇が広がるばかりである。
「ごめんね!待たせた?」
「いや、待ってないぞ」
「ありがと」
彼女は笑顔で告げた。かつてない程の笑顔である。
その時彼は幸せであった。彼女はかつてないほどの笑顔を向けてくれたのだから。
次の話の構想はもう出来ています!次話もお楽しみいただけたらな、と思っております。
皆さん、応援ありがとうございます!
再見!
と、pixivで書いて何ヶ月ですかね、はっはっはーちまん、、、
ごめんなさい、遅くなりました。