ISフルカラー劇場   作:あおい安室

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本名でも作品を作り始めたので投稿は遅れることが多くなりそうです。
すいません。


簪ちゃんは自重という言葉と無縁らしい

寮長室:ガンダム

 

 

「………改めまして、更識簪です」

 

「お、おー。織斑先生の部屋に居候しているガンダムです」

 

あの楯無ちゃんの醜態がさらされまくった模擬戦の翌朝。

起きると目の前にはメガネを掛けた垂れ目の楯無ちゃんが!!

………まあ、別人だったけど。昨日ほんの少しだけ話した楯無ちゃんの妹の簪ちゃんだった。

なぜ少しなのかというとデータをとっていたISごと逃げていった楯無ちゃんの捜索に忙しかったから。

あの壊れっぷりからして楯無ちゃんはしばらくは使い物にならないと思う。

 

「………で。こんな朝早くから何してんの?っていうか寒い。そいえば布団はどうした」

 

「写真撮影するのに邪魔だったから剥がした………」

 

「何やってんの!?」

 

「写真は今度しっかりと堪能する………」

 

「ふぁっ!?」

 

何この子!?どことなくイージスっぽいなと思ってたけどやっぱり性格が同じなわけないか………

頭長くないし。

 

「………写真のついでにいろいろとマーキングしてみた」

 

「うわ、なにこれ!?体中にびっしりといろいろな警告とかのマークが!?」

 

「力作2時間」

 

超がんばってみたとサムズアップ。かわいければ何でも許されると思ったら大間違いだぞ?

………かっこいいから別にいいけど

 

「………そろそろ授業の時間だし帰る」

 

「じゃねー………ってそうじゃない!!結局何が目的でここに来たの!?俺のマーキング兼写真撮影のためだけですか!?」

 

「………?それ以外に何かある?」

 

「謝罪とか謝罪とか謝罪とか!!」

 

「………謝ったら人生はきっとそこで終了」

 

「かっこよく言えば解決するもんじゃないからな!?」

 

「………じゃあ、これだけ言って帰る。ガンダムさんに惚れ込みました。試合、頑張って」

 

そして簪ちゃんは寮長室から出て行った………

え?………惚れ込みました………?

どゆことそれ!?っていうかなんかあの子性格がおかしくないか!?

 

………ん?ちょっと待てよ?今何時?

………げっ、8時回ってる!?授業に参加しないとなぜか織斑先生怒るんだよなぁ!!

 

 

1年1組教室:ガンダム

 

 

「ぎ、ぎりぎり………セーフ、かな?」

 

「8時30分ちょうど、アウトだな」

 

………なあんてこったい。ひどいよ織斑先生。そもそも起こしてくれなかったし。

 

「朝から学園中を走り回っていたからな。部屋には帰っていない。まあ、今日の私は気分がいい。今回はおとがめ無しだ」

 

「なん………だと………」

 

「なぜ驚く?」

 

いや、暴力至高主義の教師かつ鬼教師の名をほしいままにするような織斑先生が優しいなんていったい何があったんだろうか、って………

 

ガァン!!

 

「怒るぞ」

 

「すでに出席簿で俺を叩いてから言いますか!?」

 

「ふむ。それもそうだな。少し待ってろ。IS用のブレードをとってくる」

 

「やめてください死んでしまいます」

 

前言撤回。やっぱり織斑先生は優しくなかった。

 

「そうそう。一つ言い忘れていたことがある。今日はお前は授業にいなくていいぞ。束の奴が「お前にプレゼントがある、第四アリーナにて待つ」だそうだ」

 

「………えっ?じゃあ俺がここに来た意味は………」

 

「ないな。せいぜい私の格好を確認しに来たくらいじゃないか?」

 

格好………?あっ。普通のスーツに戻ってる。

 

「昨日束が寮でカメラを構えてハァハァしているところを捕まえてな。あの制服の脱ぎ方を聞いた。あんな格好をこの年でしたくはないからな」

 

あ、やっぱり恥ずかしかったんだな。………箒ちゃん、どうして頭抱えてるの?

 

「あんなのが姉の私はいったい何なんだろうか、と思ってな………」

 

「Oh………ついでに聞くけどさ。タンクに吹っ飛ばされたときのけがは?」

 

「………もう治った。なんでこんなに早く治るのか医者も首をかしげていたぞ………」

 

ギャグ時代からのお約束です。とりあえず俺は第四アリーナに向かった………

 

 

「………なあ、なんで俺たちの今回の出番ここだけなんだろうな」

 

「………織斑さんは主役がガンダムさんに移ったせい、私は単純に原作のイベント不足ですわ………」

 

「脇役は出しやすいから私の出番はむしろ増えるのだー」

 

 

第四アリーナ:廊下:ガンダム

 

 

「ここが第四アリーナか………構造も微妙にちがうんだな」

 

少しだけ迷子になったのは内緒。

 

「り、リアルタイプのマーキングに通常カラー、だと………くっ!!かっこいい………束さん以外にもこのネタを知っているやつがいるとはぁ………」

 

「あ、うさみみメイドと書いて束さんだ」

 

一瞬変態と呼ぼうかと思いましたが変人の方がふさわしいので断念。結局呼ばなかったけど。

 

「そんな束さんの呼び方についての変遷はどうでもいいっ!!そのマーキング、いったい誰がした!?」

 

「えっと………簪ちゃん?」

 

「よしわかった。待ってろよ簪ぃ!!」

 

うわ、すごい速さでどこかへ走って行った!!………おや?廊下の端っこにあったこれはなんだ?

………あ、体育座りしている楯無ちゃんだ。

………なぜこんなところにいる?

 

「………教室にいたくないの………かんちゃんに、見られたぁ………」

 

壊れてるまんまだし。そっとしておこう………

 

「とりゃあっ!!待たせたなっ!!」

 

うわ、上から束さんが降ってきた!?しかも楯無ちゃんが下敷きになった!?

 

「………いったい何事………?」

 

「あ、本日二回目の簪ちゃんだ………え?今授業の時間なんじゃ………」

 

「………拉致られた」

 

「束さんなにやってんの!?」

 

「いや、ちょいとしたことが気になって。あとちょっとしたことで人手が必要なのさ!悪いけどまた少し待ッテクレタマエ!!」

 

「………助けて」

 

無理です。足速すぎ。そしてなんか束さんの台詞が懐かしかったんだけど。なぜ?

………あっ。楯無ちゃんどうしよう………

………その辺にあった段ボール箱に「慰めてあげてください」と書いて入れておいて………

これでよし、っと。

 

『あー、あー。おほん。ガンダムさんガンダムさん。至急第四アリーナの整備室に来てくれる-?』

 

「束さんか………地味に放送室も乗っ取ったのか………?何やってんの」

 

次は整備室か………どこだ?

 

 

 

「………おや?束様を追っていたら迷子になってしまった様です………ふがいない………?こんなところでどうしたのですか?」

 

「………妹に醜態を見られたの………これからどうしたらいいのよぉ………」

 

「それは災難ですね………私でよければ相談相手になりましょう」

 

 

第四アリーナ:整備室:ガンダム

 

「やっとついた………」

 

「んー、遅いよガンダム。ま、その間に簪ちゃんとメカについて熱く、熱く!!語り合えたからいいんだけどねー」

 

「………何について話してたの」

 

「………女の中にもある漢の浪漫についてとか。リアルとアニメはどれくらいの比率でかっこよさを保てるか、とか………」

 

多分俺にはついて行けない世界のレベルの話なんですが。オタクと変人は混ぜると危険ですか………

 

「さあ、それはさておき。実は束さんからとっておきのプレゼントがあります」

 

「………ロケットパンチとかドリルだったりしませんよね?」

 

「んー。それは今回は見送ったよ?そういうのはやる必要は今のところなしー」

 

今のところっていうのがかなり不安なんだけど。

 

「………さあ、そろそろ奥にあるあれを受け取って………あれは、すごい」

 

話がややこしくなってきたのを感じ取ったのか簪ちゃんが俺を案内する。整備室の奥には布の掛けられている何かが鎮座していた………

 

「ふっふっふ………束さんが技術の全てをかけて、まじめに作ったこの作品を見るがいいっ!!」

 

「………あああっ!!こ、これは!!」

 

 

 

 

「………次回に続く」

 

「え、簪ちゃんじらしちゃうの?」

 

「………読者に予想をさせるのも大事」

 

 

 

 




ちなみにガンダムのマーキングはこのサイトのガンダムをイメージしています。

「Avis's Modeling Log」
ページのURL:http://blog.livedoor.jp/avisgarupan/archives/25024214.html

かぁっくいー!!
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