ISフルカラー劇場   作:あおい安室

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待たせました………
徹夜しました………バトル苦手だよぉ。
今回一番出来が酷い自信しかない………
くそぅ………もっとバトルをうまく書きたい………
………とりあえずテンションがおかしくなる夜に書くの、止めようかな………


戦え!相手はユニコーンだ!!

第3アリーナ:ガンダム

 

「な、何事?」

 

試合をやっていたら急に上から何かが降ってきた。巻き起こった土煙に囲われてよく見えないけど………

俺もセシリアも動きを止めて土煙を観察している。

センサーはどうも煙の中に何かがいるのを捉えている………らしい。

なーんか調子が悪くなってる………

 

『ガンダム、オルコット!緊急事態だ!』

 

「あ、織斑先生?いったい何があったんです………っ!!」

 

その時。土煙の中から、嫌な感じがした。セシリアちゃんを狙っている、悪意が。

俺は考えるよりも先に機体を動かし、手持ちのシールドをセシリアちゃんの方向に放り投げた。

セシリアちゃんはそれに気づいてシールドを回収して構える。

だがしかし。土煙の中から放たれたビームはシールドをたやすく貫き、セシリアちゃんに命中した。

 

「きゃあぁっ!?」

 

「っ、セシリアちゃんさがって!!」

 

まだ晴れきっていない土煙の中へビームサーベルを抜いて斬りかかりながら突っ込む。

それを相手は同じ様に引き抜いたビームサーベルで受け止めた。

そして晴れゆく煙の中で俺が見たのは。白い宝石の様な姿に鎖が巻き付いているかのように灰色の線の入ったMS。

それは。

 

 

ユニコーンのような顔だった。

 

 

「………へえっ!?」

 

「っ………アアアァァァァッ!!!」

 

驚いていると、そのユニコーンは叫び声をあげるかのようにして俺に斬りかかってくる。

ちょっ、マズッ!近接戦はまだ慣れてないのに!!

 

「ガンダム、退けっ!!」

 

誰かの声が聞こえて、咄嗟に後ろにスラスターを全開で吹かして下がる。

代わりに声の主がユニコーンを斬り、蹴り飛ばした。

ユニコーンは壁に激突して動きを止めた様だ。

 

「あ、あなたは………織斑先生!?」

 

「すまない、少し待たせた」

 

そういって現れた織斑先生はブレード片手に持ち、少し壊れた感じのISを装備していた。

………あれ?なんでスーツのまま?水着は着てないの?

 

「ISスーツを着ている暇が惜しかった。緊急事態だからな。オルコット、今のうちに撤退しろ」

 

「っ………この状態でも私はまだやれますわ!」

 

「奴を相手するには力不足だ!それにお前には仕事がある。内容はプライベートチャネルで山田先生に聞けばいい。今は急いでピットに戻ってビットだけでも補充しておけ………いいなっ!!」

 

「は、はいっ!!」

 

セシリアちゃんは急いでピットの方へ帰っていった………それにしても………

………何この織斑先生かっこいい。

 

「………っ!ガンダム、後で覚悟しておけっ!」

 

「やっぱりいつも通りだったー!!」

 

漫才をやっていると、ユニコーンがまた動き出したようだ。今度はガトリングガンを持ってるし………

うわ、撃ってきた!!

 

「やはり来るか………ガンダム。お前と私で奴を仕留めるぞ」

 

放たれるビームの弾を器用にかわしていく俺と織斑先生は通信機能を使いながら会話を続ける。

 

「何そのムリゲー!?増援はないの!?」

 

「ない。外の方にも敵がいて現在教員と専用機持ちが担当している。セシリアはその援護に当てるから実際私とお前だけだ」

 

「え?外にも敵いるの?」

 

「ああ。まるで真っ黒なお前とあいつみたいな奴が三体確認された………来るぞ!!」

 

ユニコーンが無駄だと判断したのかガトリングガンを捨て、俺に突っ込んでくる。

ビームサーベルを引き抜こうとするが………間に合わないっ!!

 

「うわあっ!!」

 

切られたっ!………けど、深刻なダメージは受けていない!!

即座に切り返すがかわされる。しかし………

 

「もらったっ!!」

 

今は一人じゃない。俺には心強い味方がいる。

かわされるのを見越して織斑先生が追撃をしてくれた。

ただし、ブレードで一発叩き切っただけで、すぐに反撃のビームサーベルをかわすために後退した。

 

『 ス テ カ   シ 』

 

………っ!?何!?

 

「というか織斑先生、もっと攻撃を叩き込めばいいじゃないですか!!」

 

「無茶を言うな、あいつのビームサーベルに当たったらこっちはお陀仏なんだ!………っ、頼む!!」

 

織斑先生はビームサーベルをブレードで受け止めたが、すぐにブレードが融解を始めた。

 

『タ ケ   イ ウ テ』

 

っ、また………!?

いや、それよりもあんなに出力高いのあのビームサーベル!?

ひとまずビームライフルで援護射撃を行い、命中させた。

ユニコーンは一旦下がり、織斑先生も無事だが、ブレードは折れて使い物にならなくなった。

 

「くっ、やはり厳しい、か………ぐあぁっ!!」

 

「っ、織斑先生!?」

 

急に腹を押さえだした。そこには服越しにほんの僅かにだが血が滲んでいた。

まさか怪我していた状態で戦っていたの!?

 

『タ  テ、カ ホウシ 』

 

………ああもう、さっきからなんなんだ!?

 

「………まだ怪我は治りきってはいなかったんだがな。心配はするな。まだやれる………」

 

「怪我人は無茶を言わない!そうだ、タンクを呼べばあんな奴一撃………あっ!!」

 

………電話、寮に置きっぱなしだ………

織斑先生に使わないように言われて置いてきちゃってるよ!?

 

「………やってしまったな」

 

「そうですねー………じゃないよ!?」

 

隙を見逃すことなく、俺を攻撃してくるユニコーン。

動きが少し鈍った織斑先生のISも加速させるために少し抱えて飛んでいるから多少は被弾してしまう。

くそっ、何か弱点はないのあれ!?防御力もあって攻撃力も高いとか洒落にならないっ!!

 

「弱点、ねぇ………あいつ、私を切ろうとすると若干動きが鈍るぞ」

 

「それって織斑先生を盾にしろってことじゃないですかヤダー!!」

 

というか織斑先生はあのユニコーンのことを知っているの!?

 

「まあな。それなりに事情がある………生きて帰れたら教えてやる」

 

「俺たちが死ぬこと前提みたいな感じじゃないですかそれ!?」

 

その時だった。意識を集中していなかったせいだろう。

ビームサーベルを持ったユニコーンがいつの間にか目の前にいた。

………綺麗にこのMSごと俺が切られる様子を幻視した。

………俺は緊張のせいかスローモーションに見える世界の中で下がりながらも織斑先生を盾にするかのようにしてしまった。その時だ。

ユニコーンの手が一瞬止まる。そして………さっきから聞こえていた声が。鮮明に聞こえた。

 

『タスケテ、カイホウシテ』

 

………これは………ユニコーンの………声?

すると、ユニコーンは叫び声をあげ、急に苦しみ出した。

 

「アアァァァァッ!!!!」

 

「っ………解放、だと?」

 

「織斑先生も聞こえたんですか!?」

 

「ああ………しかし………解放、だと………?」

 

「心当たりあるんですか?」

 

「ああ。あいつの体に灰色の線が入っているだろう?あれは拘束具のような物だ………だが、あれを解放したらあいつはさらに暴れだす………私の怪我もそれが原因だ」

 

………よし、外そう!!

 

「バカ、聞いていたのか!?さらに暴れだすんだぞ!?」

 

「やかましいっ!どうせやれることはそれくらいしかないんでしょ!?それにね、一つ言ってあげますよ!フルカラー劇場のお約束!『人の話は聞き流す』!!」

 

「おいそれただの迷惑行為だろう」

 

「………少なくとも俺はそうやって生き延びてきましたが」

 

「お前はこういうときには頼りにならんな」

 

「なんだとっ!?」

 

「大体。拘束具を近づいて外すなんて無理だ。壊すにしても火力が足りんだろう」

 

うぐっ………RX-78-2もまだ全部の装備が使える訳じゃないし………

どうすれば………

 

「見ていられないわね………手を貸すわよ!」

 

「あ、あれは!………ええいもう驚くのめんどくさいっ!何をするつもりなの楯無ちゃん!?」

 

「私の登場シーンが台無しに!?」

 

ピットにいつの間にか現れていた楯無ちゃんの扱いはもう面倒だから雑。

ぶつくさ文句を言いながらも僕らのところにまで飛んでくる。IS身に付けてるからね。見たことないタイプだけど。

というか急がないとユニコーンがまた襲いかかってきそうなんですが!?

 

「知ってるわよ!!ガンダム、スーパーナパームはある!?」

 

「あ、あるけど?」

 

「よし………すぐにユニコーンの近くで爆発させなさいっ!!」

 

「………なんで?」

 

「いいから早くっ!!」

 

言われた通りにスーパーナパームを出してユニコーンめがけて放り投げる。

そしてビームライフルで起爆した………

 

 

………この時。もう少しユニコーンから離れていたら。

 

 

ドオォォォンッ!!!

 

 

あの大爆発に巻き込まれなかったのに。というか楯無ちゃんのバカ!!

 

 

 

 

 

 

 

「………おーい、二人とも生きてるー?」

 

「………死ぬかと思ったぞ」

 

「あはは………私の専用ISで準備してからガンダムのナパームで起爆する超特大水蒸気爆発………大成功?」

 

「「うるさいこのバカ無」」

 

「誰がバカ無ですか………あれしか方法なかったでしょう?」

 

アリーナには倒れ付した二人の女性………織斑先生と楯無ちゃん。そして俺と………直立不動の、ユニコーンがいる。

 

「………もう戦わなくていいよね、俺たち」

 

「………さあ、な………」

 

その時だ。ユニコーンの爆発で少し黒ずんだボディが、変形………いや、変身していった。

そして、虹………というか緑色に輝く内部フレームの見える………

 

ガンダムになった。

 

『………アリ、ガト、ウ………』

 

ユニコーンは、あのときと同じように言葉を伝えてきた。ただし、お礼の言葉を。

 

「ん、どういたしまし………ぎゃあっ、倒れて俺を下敷きにするなー!!」

 

なんか故障してRX-78-2動かないんですけどー!!

 

「ちょっ、二人とも助けてー!!」

 

「「もはや助ける体力など皆無なんだが」」

 

「うそーん!!」

 

 

 

 

おまけ?

 

「………というか、お前本当にバカだろう。あの規模の爆発に巻き込まれたら私もお前も危うく死ぬかもしれなかったぞ?お互いISは巻き込まれる前からダメージを負っていたんだ」

 

「大丈夫ですよ………ガンダムから学んだんです。『ふざけて戦えば死なない』って………」

 

「お前のその思想が一番ふざけていないか?」




一番ふざけているのはきっと僕なのかもなぁ………
なぜなら水蒸気爆発の仕組みはよくわかっておりません。
それでもたっちゃん技として使っているから、それの起爆剤の役目をガンダムにしてもらったっていう発想でてきとうにやりましたし………
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