どうすればいいのかわからず………
シリアス風のコメディを狙いました。
もうシリアスはやりたくない………
本当にめんどくさかった。
少し、昔話をしよう。といってもたった2年前の話だ。
私はとある事情でドイツ軍でISの教官をしていた。その任期が終わり、日本に帰る予定だった………だが。
拉致されてその希望が叶うのは1年後となった。まあもちろん犯人は………
「呼ばれて飛び出て束さん登場だよ-!」
「誰も呼んでいないしお前は飛び出すんじゃなくて突き抜けてどこかへ行っただけだろうに。とっとと飛行機に私を帰せ馬鹿ウサギ」
「一年ぶりの再会なのにちーちゃんが冷たい!?」
そもそもお前教官やっている私を何度も覗いていただろうが。気配で分かるんだぞ?
それを追いかける度にお前がどこかに行くから追いかけた私は一部の人から白い目で見られかけるんだが。
「な、なんのことかなー?」
「自分の豊富な胸にでも聞いてみたらどうだ?まぁ………むしり取るが」
よし縄がほどけた。
「ふぎゃーっ!!ちーちゃんがますます人間をやめノォォォォォ!!」
ドイツ軍人から教えてもらった格闘技が役に立つな。ユーリとかユーニとかいったな。
いつかまた会えたら礼を言っておくか………
「それで?本題はなんだ。内容によってはこの船ごと海に還らせるぞ」
「むぅー。さっきまで私に暴力をふるっていた人の台詞とは思えないなー」
「いつものことだろう」
「それもそうだね!じゃあ本題に入ろっか!ちーちゃん!」
「私と契約して宇宙に行こうよ!!」
「だが断る」
「それ使い方違うらしいよ」
「………そんなわけで私は宇宙に行っていたんだ」
「ちょ、軽々しく宇宙に行って………行って………」
その時、俺は思い出した。俺たち普通にコロニーに住んでる設定だから普通に問題ないよな!!
「ガンダムさんその理屈は十分おかしいです。そしてここは地球………ですよね?」
「なぜ山田くんも疑問に思うんだ………とにかく。私と束は宇宙に向かった。正直私の好奇心が抑えられなかった………というか。束を放置すると何をやらかすかわからないからな」
「ああ………あの人放置すると絶対超巨大なレーザー砲とか大量の鏡で地球を焼き尽くす兵器とか作りそうだもんね」
「やけに具体的な例だな。とにかく、それで私はついて行った………それから三ヶ月後だ」
「………ん?なんだ………?束!暮桜のハイパーセンサーが巨大な金属反応をとらえたんだが」
私は宇宙用に改装した自らの愛機、暮桜で宇宙空間を探索していた。
束は遠く離れた位置で拠点を改造していた。何でも「ホワイトベースとかの前期型ペガサス級よりもグレイファントムとかの後期型ペガサス級の方が個人的には好きなんだけどどう思う?」とか言い出していたな。
何のことだったんだろう?
『はいはーい………ん?んん?デブリにしちゃ意外と大きい?むう。ここはいっそ最近開発した波動砲で………』
「おい馬鹿やめろ。絶対そんな威力の物を放ったら問題になる」
『大丈夫大丈夫』
お前の大丈夫は信用ならん………そう言おうとしたとき………
金属反応が速度を上げて近づいてきた。ハイパーセンサーは物体の詳細を表示した。
「………どうやら、相手は宇宙戦艦らしいな」
『なんですと!?束さんも生で見たかった-!!』
「………突撃してもいいか?あれを見て少し今の私がどこまで行けるのか試したくなった!」
『え………いや、さすがにまずいでしょ!?あれ異星人とかバイドだったらどうするのさ!?』
「私の後にはお前がいるだろう。問題ない!」
『いや、問題大ありでしょ!?正気に戻ってよちーちゃん!!』
「あとで知ったんだがあの時の私は酸素欠乏症になりかけて交戦本能が高まっていたらしい」
「戦闘好きな織斑先生とか手がつけられなさそうなんですが」
「まあその後一夏もどきの声を聞いて正気に戻ったんだが」
「一夏もどき………?誰?」
「………という訳であの戦艦が動きを止めたら出てきた人型のロボットが一夏の声で『お前………まさかバンシィか!?ぐれたと思ったらようやく白にもどってくれたんだなぁ!』とか言ってきたからむかついて切り堕としたんだが問題はないか」
「大ありだとこの束さんでも思うんですが!?」
ちなみに襲ってきた人型は倒したら急に人間の姿になった。とりあえず連れて帰ったんだが………
「………何このやばい人たち。うさ耳メイドと………ホワイト・ザ・リッパー?」
「誰が白い切り裂き魔だ。そもそもロボットから姿が変わったら美少女になったお前の台詞じゃない。一夏の声はどこにやった」
「モビルスーツ状態だと男声になるのは気にしてるんですから放っておいてください!!」
………これが。私………あ、束もいたな。とにかく。
私達とユニコーンの出会いだった。
「………人間に………なれる、だと………」
「ガ、ガンダムさんがすごく驚いてます………」
「人型になれるってことは身長に困らないから運動会とかで得点稼ぎ放題だし………」
「考えていることが割りと庶民的!?」
「平和だなお前。話を戻すぞ。それから私たちはユニコーンと行動することになった………」
「んふふ~。ネェル・アーガマってホワイトベースとアーガマを合体させた感じでいいよねぇ」
「さすが束さん。いい趣味ですね。ですが俺としてはあなたの作った白いサラブレッドもなかなか………」
「え、何それ束さん知らない」
「知らないんですか!?サラブレッドというのはですね………」
束はユニコーンの乗っていた戦艦の乗員………スタークジェガン、というやつと楽しげに会話を交わしていた。
ちなみにスタークジェガンは男だそうだ。スタークと呼んでくれと言っていたが………
外見がどう見てもロボットなのとその名前から『アイアンマン』を連想してしまう。
「………はぁ。またわけのわからん会話を………ユニコーン、酒はないのか?酔っ払いたい」
「うちの弟と妹が全部飲み干しちゃってます」
まだ見ぬユニコーンの家族に殺意を若干抱いた。
ユニコーン達はどうも『ろんど・ベる』という組織に配属されることになった新人だったそうだ。
『ろんど・べる』なんて聞いたこともないが。
それで『ころにぃ』とやらをこのネェル・アーガマで目指していたが、急に大きな地震のようなものが起きた。
そして気が付くとこの宇宙にいたらしい。
とりあえず地球を長い航海を始めたのだが………
「途中で喧嘩を起こしちゃったんですよこのユニコーンの姉弟が………織斑さん、ノンアルですがどうぞ」
「すまんなリゼル………そういえばなんで喧嘩したんだ?」
「え?ネェルアーガマを何色に塗装するかで」
「くだらないな」
「………ああん?」
その発言がなぜか琴線に触れてしまったらしくて。勝負することになったんだ。
思えばあれが運の尽きだったのかもしれない………
「………何があったの?」
「戦闘中にユニコーンの様子がおかしくなった。やつは自らの内部フレームを開放することで戦闘能力を引き上げるらしいんだが、その色が急に禍々しい赤色に染まった。全身赤く染まったあいつにはもう言葉は通じなかった。一か八か私は暮桜とあいつもろとも死ぬ覚悟であいつとともにすぐ近くに迫っていた地球に落ちていった………」
「え、それってガンダムシリーズ割とお約束の大気圏突入したってこと?」
「ああ………死ぬかと思っていた」
状況よくわからないけどあのISで大気圏突入したってこと?よく生きてるなぁ。
………冷却ガスとかフィルムで大気圏突破できたMSのセリフじゃないかもしれないけど。
「実際被害も大きかった。ユニコーンは瀕死に近い状態で、私も暮桜の絶対防御が働いていたとはいえ意識不明の状態で、暮桜も大破。降下地点がIS学園に近かったことから私とユニコーン、暮桜はIS学園に束の手によって運ばれた」
「なんかすっごい大事な気がするんですが」
「当然箝口令………まぁ、この事は秘密にすることになった。今この世界でその事実を知っているのは私を発見した山田くんとIS学園の学園長、束、そしてお前の4人だけだな」
「………ちなみにこれを漏らしたりしたら?」
「ふむ………まあ、IS学園と束が叩き潰されるかもしれんな」
うわぁ。雰囲気がおかしいことになってきた………
「話を戻す。回収されたユニコーンは束が学園の地下に拘束した。原因究明も含めてな。暮桜は修理は難しいほどに破壊されていたから、一旦こう言って政府をごまかした。『とある組織に誘拐されてそこにいた刺客を倒した際に大破した』といった。ごまかすのにブリュンヒルデの称号は便利だったよ」
権力万歳ですねわかります。
「だが、地球に戻って以来私はしばらく歩くことすらままならなかった。まともに行動できるようになったのも実は半年前くらいなんだ。それにISの戦闘機動は束からも禁止されていたほどの怪我だった。それなら入院していればいいじゃないかという話だが………有名人が姿をくらませてばっかりだと問題になる。無理やり退院した」
「これが脳筋か………」
「やかましい………これで話は終わりだ。いいか?ここで話したことは絶対に漏らすなよ」
そういって千冬さんは部屋を出て行った。………どこへ行くのかは知らないけど。
「織斑くんのところではないでしょうか。試合終わりましたし」
「いつの間に!?」
「結果は………あ、織斑くんが敗北してます」
「………やっぱりかー。え?ということは俺セシリアちゃんと戦わなきゃダメ?」
「織斑くんまったくオルコットさんにダメージを与えてませんからおそらく………」
………なんてこったい!
眠っていると犬に顔面をなめられます。
まあかわいいからいいんですがってあずま先生みたいな話をしてみます。
これからは日常話ができるから楽に………なるよね?