ISフルカラー劇場   作:あおい安室

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ほんっとうにお待たせしました!
リアルが忙しくてこっちの執筆時間がなかなか確保できませんでした………
今月か来月の間に一巻分は終われたらいいんですが………


春のアレ

『大量の赤い瓶』

 

一夏くんが夜に泣きついてきた翌日。

クラス対抗戦の初戦でいきなり例のセカンド幼なじみと当たることになって一夏くんが不幸だー!と叫んだとか叫ばなかったとか。

それからしばらくしたある日のIS学園。

 

「おはよー。って誰もいないか。あれ?何これ?」

 

朝の教室に一番最初に入ってきた、地味に出番の多いIS学園一年一組出席番号一番の相川清香。

彼女が目にした光景とは。

 

「な、なんで全部の机に赤い液体が入った瓶が………?」

 

それは教卓含む全ての机に置かれていたりした。

なかなかのシュールな光景である。

 

『真相』

 

「おはよー。相川さんどうかした?」

 

「あ、ガンダムさん。これ、見てくださいよ。なぜか全部の机にこんな物があるんです」

 

「んー?あ、それ?全生徒に配布したイチゴジャム」

 

「イチゴジャム?なんでそんなものを配布したの?」

 

「それがね。前に食堂のおばちゃんを手伝ってた時のことなんだけど………」

 

 

「え?そんなに届いたのかい?困ったねえ………」

 

「どうしたんですか?」

 

「ああ、ガンダムさん?実は発注ミスで学校に大量のパンが届いちゃってねぇ。

このままだと普段の売れ行きで計算したら大半が腐っちゃいそうなんだよ。

何か案はないかい?」

 

 

 

「ということがあって。そこで全生徒にイチゴジャムを無料配布してパンの消費を上げようかということに」

 

「どうしてそうなるんですか!?そっちの方が普通は面倒ですからね!?

言ってくれたら私たちだってなるべくパンを食べますよ!?」

 

『準備』

 

「………でもよくこんなに大量のイチゴジャムを用意できましたね?

どこに注文したんですか?」

 

「注文してない。全部手作り。

IS学園教職員の皆さんのおかげでした」

 

「?」

 

「イチゴジャムを作るのは食堂総出で頑張ってもらい、イチゴの確保は教職員の誘った人でやりました。

まあぶっちゃけ俺とユニコーンと山田先生と織斑先生ですが。

全部1日で終わりました」

 

「ええええ?よ、四人でこれだけのイチゴをどうやって集めたんですか?」

 

「それはね………」

 

 

『回想~スプラッタはないよ~』

 

 

「………で。どうして私たちが集められたんだ?」

 

 

それは前日のIS学園の第5アリーナ。

教職員権限で貸切となったそこにはISを装備している、あるいはリアル等身での姿になっている前述の4人がいた。

 

「私もたまたま暇でしたから別に構いませんが、何をするんですか?訓練ですか?」

 

「貸し切ったはいいけど、私も何をするのか聞いてないし。何をするのガンダムさん?」

 

「イチゴ狩りです」

 

「「「イチゴ狩り???」」」

 

ISを装備してやることが、イチゴ狩り?3人は疑問符を浮かべる。

 

「まあ説明するのも面倒なので。とっとと終わらせましょう」

 

そういってガンダムが取り出したのはイチゴの苗らしき物が植えられた小さな植木鉢。

 

「おいガンダム。苗を出すのはいいがまだ実すらなっていないぞ?」

 

「大丈夫。取り出しましたる特殊液。これを全部かけて、っと」

 

次にガンダムは小さな瓶を取り出し、中身を全部イチゴの苗にかけた。

すると。

 

「わぁ、もうイチゴがなりましたよ!」

 

「お前、どこからそんな物を持ってきた?まさか束のやつ………」

 

「いや、元の世界からララァさんに持ってきてもらったの。

あ、ユニコーンもそろそろイチゴから離れた方がいいよー」

 

「え、なんで?どんどん大きくなっていくイチゴ見るの楽しいよ?」

 

「というかもう野球ボールくらいの化け物サイズのイチゴになってますよ!?

あの液の効果すごすぎじゃないんですか!?」

 

「山田先生驚くのはまだ早いよ?だって………」

 

いつの間にかイチゴは人間と同じくらいのサイズに育っていた。

そして。

 

「キシャアー!!」

 

「ぐはぁ!!」

 

突如腕の生えたイチゴにユニコーンが殴り倒された。

 

「ある程度大きくなるとそのイチゴ暴れるから」

 

「早く言わんかバカが!!」

 

「というかなんでイチゴが暴れるんですか!?」

 

「いや、よくわかってない。原因はわかってるけど原理はわかってない。

後。」

 

「っ、どうしよう元はイチゴだから手出しをする訳にぐふっ!!」

 

「普通に強い」

 

イチゴに手出しできないユニコーンは次第にどんどん増えたイチゴにボッコボコにされていく。

その姿は砂糖に群がる蟻のようだった。

 

「さて、行こうか!」

 

「待て、あんな奴普通に考えて倒せるのか!?」

 

「中心部を貫けば倒せる、はず。

別に潰れても大丈夫!イチゴジャムにするから」

 

「それ以前に味は大丈夫なんですか!?」

 

「大丈夫、絶品だから!」

 

「そ、そんなことより私を助けてぇぇぇ!!!」

 

 

 

『その後』

 

「で、こうして仕留めたイチゴがジャムとしてみんなの元にお届けという訳です」

 

「物騒すぎるー!!」

 

どこの誰がISを持ち出してまでイチゴを収穫するということを想像できるだろうか。

というかISと戦えるイチゴってなんだ。

 

「ちなみに戦場となったアリーナはしっかり掃除したけど、まだほんのりイチゴの香りがします」

 

「えええ………というか織斑先生は怒らなかったの?」

 

「怒ったよ?でも「そこそこトレーニングになったのとイチゴの味自体は悪くないから不問としてやる」って」

 

「それをトレーニングって言うなんて流石織斑先生………

でもそもそもそんなにイチゴがおいしいんだったらジャムも食堂に置いた方がいいんじゃ………」

 

「食堂にはパンに加えて大量のイチゴジャムの在庫がありますが。

イチゴが多すぎた」

 

「後先考えてないガンダムさんも悪いですよね、それ!?」

 

 

 

なお。その後のIS学園食堂においてはパンと共にイチゴジャムも馬鹿売れ。

後日二人の転校生が入ってくる頃にはパンもジャムも完売だったそうな。

二人の転校生はそのジャムの存在を知って崩れ落ちたとかそうでなかったとか。




今回のゲスト
•バイオいちご
フルカラー原作の10巻に登場。
ゴッドガンダムとガンダムナタクをイチゴと戦わせようとしたマスターガンダムがギャンに頼んでいちごに手を加えた結果誕生した化け物サイズのイチゴ。
そして暴れる。
しかも本当に強く、えぅーごのメンバー+ゴッドガンダム、ガンダムナタク、デスティニーガンダム、ストライクフリーダムガンダムをこちらから攻撃はできなかったとはいえボッコボコにしている。
最終的にはカラミティガンダム、フォビドゥンガンダム、レイダーガンダムの悪ガキ3人の「潰してもジャムにして喰えばいいじゃん」という提案によって攻撃が解禁され、全滅した。

今作のイチゴは結局巨大化だけはできなかったが、新開発された暴れること込みでなら巨大化できる薬品を使ったという設定。
原作ではチップを使って巨大化させたこととなっているが、チップだと絶対に面倒事にしかならない+面子が足りないので一旦没にした。
………一旦、なので。
後日チップも出る、かも?
•植木鉢
苗の入っていたやつ。
当然どさくさに紛れて破壊されましたとも。
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