……別にあのMS出しても良かったよね(震え声)
そして時は流れ………ついに。
クラス対抗戦が幕を開ける……!!
「……で。ユニコーンはともかく何故貴様らはここにいる?」
試合会場のアリーナの管制室。
そこには今回の試合の担当となった1組の両担任に加え、ユニコーン、そしてガンダム、箒、セシリアがいた。
「観客席に行ってもみくちゃにされるのは嫌だから」
と、ガンダム。
「一夏の状況を確認するのにはここが一番便利だろう、と」
箒。
「一夏さんだけが目的ではありませんが、試合を全体的に確認するのであればここが一番便利ですからね」
セシリア。
「……管制室は関係者以外立ち入り禁止のはずなんだが……もういい。
諦めるとしよう。で、ユニコーンは何をしにきた」
『アー、アー、テステス………
お待たせしました、只今より一年生のクラス対抗戦を開催します!
実況のユニコーンガンダムです!皆さんよろしくねー!!』
「そんな物はいらんと事前に言ったろうがバカ者ォ!!」
「にぎゃあ!!!」
そんなこんなで、いつものフルカラーテイストなクラス対抗戦が始まった。
『結局』
『それでは、違うクラスだからよく知らないって人もいると思うので選手の紹介をします』
「……織斑先生、いいんですか?」
何事もなかったかのように進行を務めるユニコーンを眺めつつ山田先生は呆れるように織斑先生に聞く。
『まずはこの選手!1組代表今年最も有名になったISパイロット!織斑一夏ッ!!
使用ISはかのブリュンヒルデの愛機、暮桜を彷彿とさせる性能の白式!男性パイロットであることもあり、今回のクラス対抗戦においての期待の星です!』
「……もう面倒だからそのまま進行する。
余計なことはしないはず……なのか?」
『対するは中国から転校生!中国代表候補生、鳳鈴音ッ!!わずかな期間で2組の代表を奪うなど、その実力はすでに片鱗を見せております!使用ISは第三世代のIS、甲龍!なにやら新型の装備を導入しているようで、こちらにも期待が高まります!』
「いや、俺に聞かれても困るんですが」
『次に第二試合の選手の紹介に移ります!4組代表は日本代表候補生!更識簪!使用ISは純国産ISの打鉄!量産型を操る代表候補生の実力に私、目が離せません!』
同じSDだからって性格までは完全に把握してないし。
『続いて3組代表……えっ、誰この人。というか情報少なっ!?カットしていいかな』
「いい訳があるかバカモノォ!早速面倒なことをするな!!」
あ、キレた。
『乱入』
「ぬう、一夏め、何をしている!完全に押されているではないか!!」
一夏くんVS鈴ちゃんの試合は完全に鈴ちゃんのペースだった。
というか射程短いとはいえ射撃武器持ち、かつ高い格闘技術。一夏くんに有利な点がない戦闘だ。
「むしろ織斑さんにとって有利な戦闘条件って何ですの?」
「ふむ……機動力で勝っていることが第一。弾幕を張られたりして進行ルートの阻害がされないことが第二。そして衝撃などで距離を空けられる武器を相手が持っていないことが第三。かつ技量が勝っていること。これくらいか?」
「……あの、ほとんどの条件が私の機体と合うのですが……弾幕もブルーティアーズは連射性に欠けますので……」
そういえばセシリアちゃんの機体って機動力はスペック上で一夏くんに負けてるんだっけ。
なんかかわいそうだった。
その時。ドォン、と轟音を立て、何かがアリーナに降ってきていた。
何が降ってきた!?
「ま・た・た・ば・ね・かぁぁぁ!!」
「ひぃっ!?な、なんでもかんでも篠ノ之博士のせいにしちゃだめですよ!?」
「あんなことをやるやつはあいつしかいない!しかも降ってきた奴の外見はな……」
「ガンダムにそっくりだったぞ!!」
「さて、始まるよ。僕たちの逆襲が」