アクエリオンEVOL 百獣の王と空を舞う少年   作:ザルバ

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 覚悟を改めたエレメント候補生たちは訓練に励んでいた。

「ホラ!ラスト一周!」

 特に力を入れていたのは女子組。不動から自分たちが狙われていると聞き強くなろうと励んでいた。

「おー、活気づいているねー。」

「アマタ、こっちもやるぞ。」

 ガオファルコンがアマタに声を掛ける。

 アマタはファルコンサモナーを手にガオファルコンと対面する。

「ふん!」

 ガオファルコンが片手を突き出しアマタに火球を放つ。アマタはファルコンサモナー(ガンモード)で火球をかき消す。かき消した火球の先にガオファルコンは既にいなかった。

「はっ!」

 ガオファルコンはアマタの頭上から蹴りを繰り出そうとするが、アマタは前転し避けるとガオファルコンが着地した瞬間を狙ってレーザーを放った。ガオファルコンはその攻撃を軽々と避ける。

「(やっぱ無理か。だったら!)アローモード!」

 アマタはファルコンサモナーをガンモードからアローモードへと切り替える。アマタはファルコンサモナーの後ろの部分を引き、一気に離す。すると不死鳥のような火球がガオファルコンに襲い掛かる。

「はぁあ!」

 ガオファルコンも同じように不死鳥のような火球を飛ばし相殺する。互いの技がぶつかり爆発が発生する中、アマタの爆発の中をエレメント能力で強行突破しファルコンサモナーでガオファルコンを殴りつけた。

「ぐっ!」

 ガオファルコンは後ろに跳びダメージを軽減するがそれでもダメージはあった。アマタが追撃をしようとした時であった。

《ネオ・クーロン付近の海上にアブダクター出現。総員、第一種撃墜配置につけ。繰り返す、総員―—――》

 

 ネオ・クーロン湾内にアクエリオンゲパルトは立っていた。上空には高速軌道で動いているアブダクターの機体があった。

「くそっ!挑発のつもりか!」

「落ち着けカイエン。」

 モロイがカイエンをなだめる。

「キャー!カイエン様がモロイ様になだめられてる!カイモロもいいけどモロカイもいいわ!」

 腐女子特有の暗号で奇声を上げるサザンカ。しかしアブダクターは気にせず空中からレーザーを放つ。アクエリオンはブースターを吹かしスライド移動するが空中からの襲撃に避けることは敵わなかった。

「ぐぅ!」

「こいつ機動性が高いぞ!」

「うぐぅ!」

 カイエンはガンポッドを使いアブダクターの機体を迎撃しようと発砲するがアブダクターの機動性が高く全く当たらない。カイエンは多連続ミサイルポッドを転送しアブダクターに放つ。しかしアブダクターの広範囲ミサイル撃墜装備のチャフが散布されものの数秒でミサイルは全弾落とされた。

「くっ!」

 火力はどのアクエリオンにも勝るゲパルトですら太刀打ちできない状況にカイエンは苦虫を噛み潰した表情になった。

 

「ソウルバード!」

 アマタは聖天使学園から不動の指示の元カイエンたちの方にソウルバードで向かった。

「今回はこれを使う。」

 アマタは手にファルコンサモナーを手にしていた。

「これを使った召喚は初めてだな。」

 アマタは獣王剣に宝珠を嵌めファルコンサモナーにセット、ファルコンサモナーの四つの穴にも宝珠を嵌める。

「カイエン!」

「っ!アマタか!」

「空中戦はこっちに任せろ!」

 アマタはそういうとファルコンサモナーを天に向け、後ろの部分を引きながら叫ぶ。

「ファルコンサモナー!百獣召喚!」

 アマタが手を放すと天空に赤い光が走り、三つ目の音色が天空に響き渡った。その音色は天空島まで届き、天空島の火山で眠っているガオファルコンを目覚めさせる。

 天空島からガオファルコン、ガオジュラフ、ガオディアス、ガオライノス、ガオマジロが下りてきた。

「百獣合体!」

 ガオファルコンを中心とした新たなる戦士、天空の精霊王が誕生する。

「ソウルドライブ!ガオイカロス!」

 ソウルバードは中に入る。

「誕生!ガオイカロス!」

 第四の戦士、天空の精霊王・ガオイカロスが姿を現した。

「第四の・・・・」

「戦士・・・・・・」

「ガオイカロス・・・・・」

 カイエンたちはガオイカロスに驚く。

「みんな、いくよ!」

 ガオイカロスはアブダクターの機体に接近する。アブダクターは浮遊機雷を発射する。カイエンが地上から浮遊機雷をガンポッドで破壊する。

「サンキュー。」

 ガオイカロスはアブダクターに急接近しクロスホーンで挟む。

「天地逆転・ホーンクラッシュ!」

 ガオイカロスはアブダクターの機体を振り回して投げ飛ばす。

「ジュラフスピア!」

 ジュラフスピアがアブダクターの機体に炸裂する。アブダクターの機体は空中で体勢を立て直すとガオイカロスにレーザーを放つ。ガオイカロスは広げた翼を閉じ防御を取った。閉じた翼の前にレーザーは掻き消される。

「そろそろ決める!」

 ガオイカロスは翼を開き、翼の目・イカロスバインドでアブダクターの機体を見る。その瞬間アブダクターの機体の動きが止まった。

「究極天技・イカロスダイナマイト!」

ガオイカロスは天高く舞い上がり、ガオマジロをオーバーヘッドキックする。ガオマジロはアブダクターの機体に一直線に進み、破壊した。空には天空の精霊王が君臨していた。

 

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