アクエリオンEVOL 百獣の王と空を舞う少年   作:ザルバ

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先に言い訳します。
将来の職業の試験が11/5にありました。その日に近づくと緊張して筆が進みませんでした。でも本番に向けての練習をして失敗ばっかりしてたのにいざ本番になると逆に緊張しすぎるあまり冷静になってしまいました。
で、もう一個言い訳を言うと終盤に近づくあまり勢いが弱くなってきました。でも終わらせますので。


19-1

 神話のアクエリオンがアルテアに撮られた上にベクターマシン三機とも深刻なダメージを受けたことにより聖天使学園はアルテアから来る敵への警戒をしていた。

 そんな中でもアンディはMIXに振られたことへのショックが抜け切れず、一人MIXが閉じた穴で一人体操座りをしていた。そこへガオゴリラが歩み寄り、隣に座った。

「よう、坊主。」

「あ・・・・・・・・・・ガオゴリラか。」

「“あ”とはなんだ、“あ”とは。全くいつまでそうやって落ち込んでいるのだ?というか、惚れた女の塞いだ穴に座っているなどみっともなくはないのか?」

「いやさ・・・・・・・・MIXが塞いだ穴じゃないとグラウンドに穴開かないからさ。」

「なんだ?フラれた女の塞いだ穴に座るとそんな反応をするのか?」

「いや、そうじゃなくて・・・・・・・・・・・MIXの能力はさ、原資とかの配列を規則正しくするんだ。そうすっと絶対に崩れない構造になる。俺の能力は土の弱い所を突いて穴を開けるエレメント能力なんだ。」

「なるほど・・・・・つまり正反対の能力か。しかし・・・・・・・・そこまで落ち込むということはよほど惚れているのだろう?一度フラれただけでお前は諦めきれるのか?」

「諦めきれるわけないだろ!」

 アンディは身を乗り出してガオゴリラに言う。

「ならばその思い、彼女に貫き通せ。かのケルト神話に出てくるクー・フーリンは最後の戦いの死に際、自らの獲物・ゲイ・ボルクによって止めを刺されたが、自らの身体を柱に括り付け決して倒れることはなかったと聞く。」

「要は最後まで倒れるなってことか?」

「まあ、そうだな。」

「・・・・・・・・もっかい、頑張ってみるわ。」

「おう!その意気だ!」

 ガオゴリラはアンディの背中を思いっきり叩いた。

「がぁっ!いでぇっておい!」

 

 一歩その頃MIXも自室で気分転換にタイプライターを打とうとしていたが筆が進まず、ただ机に座っているだけであった。

「・・・・・・・・・・」

 そんなMIXの部屋にガオエレファントが入って来た。

「MIX、ちょっといいかしら?」

「ガオエレファント・・・・・・・ええ。ちょうどいま暇だしいいわよ。」

 ガオエレファントはベッドに腰掛ける。

「最近アンディがすっごく落ち込んでいる原因をミコノたちから聞いたわ。あなたも罪な女ね。」

「それ、アマタに言えるでしょ。アイツ自覚無いんだから。」

「ふふふ、確かにそうね。で?」

「?」

「貴女はこのまま終わっていいの?彼のこと、好きなんでしょ?」

「ぶっ!」

 ガオエレファントの言葉にMIXは思わず吹いてしまう。

「な、なななななっ!」

「そんなに焦らなくていいわよ。正直若い子たちの初々しい恋を見ていると背中を押したくなるのよ。これも年を取ったせいかしらね?」

「いやいやいや、確かにあなたは長命だけど私たちから見たら二十代後半に入るか入らないかってくらいの若さと美貌あるから!」

「あら、嬉しいわね。で、さっきの話だけど後悔する選択なんてしない方がいいわよ。いきなりで焦ってしまって、それであんなことになっちゃったんでしょ?」

「う・・・・・・・」

 MIXはガオエレファントの的を射た言葉に言い返せなかった。

「後悔するとね、一生それを引きずるわ。貴女は父親のこともあって男性から距離を置いていた。でも最近になって打ち解けようとした。でもまだ恋をするには短すぎる時間で異性からの告白。どう考えたって一辺に対処できる話じゃないわ。でも・・・・・・・・・恋は今の内にしておかないといけないわ。貴女はまだ20にもなってない子供なんだから。」

「・・・・・・・・・・はい。」

「うん、返事が聞けて良かったわ。じゃあね。」

 

 天空島ではミコノ、ゼシカ、ガオライオン、ガオファルコンが対面するように座っていた。

「さて・・・・・あの男、狼鬼は過去に俺たちが過去に対面したことがある。」

「それって・・・・・・あいつはお化け!?」

 ガオライオンの言葉にゼシカは怖がる。

「いや、そうじゃない。あれは過去にあるものが被った仮面によって変わり果てた姿だ。つまり中身は人間だ。」

「そしてあいつはパワーアニマルを扱える。つまり中身は・・・・・・・」

「まさか・・・・・・・アマタ君?」

 ミコノ言葉に二人は頷く。

「な、なんで!」

「それはおそらくあのミカゲが原因だろう。だが問題はそこじゃない。アマタをどう開放するかが問題だ。最悪の手段しか今頭の中にはないがな。」

「ガオファルコンと同じことを私も考えていた。」

 二人は頭に手を置いた。

「そ、その手段ってなんなんですか?」

「ああ。狼鬼はお前たち二人を傷つけることに躊躇い、止めを刺そうとしなかった。つまり、君たち二人がアマタをあの呪縛から救う要になる。」

「つまり・・・・・・・あたし達がアマタを縛っている仮面を壊せばいいのね?」

「ああ。だが最悪、殺されるかもしれないかもしれない。それでも君たちはやってくれるのかね?」

 ガオライオンが真剣に二人を見る。

「・・・・・・できるわ!」

「わ、私も!」

 ガオライオンの大使二人は真剣な表情で答えた。

「・・・・・・・・いいだろう。ガオファルコン、お前はどうだ?」

「ああ。その覚悟、しかと受け止めた。なら、少し二人に頼めるか?」

『な、なにを?』

「ガオライオンに卵焼きを作ってくれ。」

『・・・・・・・・・・・・はい?』

「だから、“卵焼き”を作ってくれ。」

 

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