アクエリオンEVOL 百獣の王と空を舞う少年   作:ザルバ

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4ー2

 エレメント候補生が聖天使学園に戻ると疲労が一気にきていた。

「皆案外体力無いね。」

「お前な・・・・・・・」

 アンディがアマタを睨む。

「お前は何であんだけ体力あるんだよ。」

「何でてねー・・・・・まあ小さい頃はガオマジロと追いかけっこしたから。」

「ガオマジロ?」

「マジマジー!」

「ごはぁ!」

 アンディの後ろを紫の短髪の少年が身体を丸め、回転させながら体当りしてきた。アンディは倒れる。

「あれ?アマタじゃないマジ。」

「こら、ガオマジロ。なにやってんだ。」

「アマタに体当りしようと思ったマジ!」

 アマタとガオマジロが話しているとアンディが身体を起こす。

「こらー!お前なに人に体当りしてんだ!」

「ゴメンマジ。でもお前反射神経悪いマジ。鍛え直せマジ。」

「んだと!一発殴らせろや!」

「嫌だマジー。」

 ガオマジロは身体を丸め逃走する。

「待てやこら!」

 アンディーはガオマジロを追いかける。

「大丈夫かねー、アイツにアニマル体に追い付くのに俺でも三年かかったから。」

 ―1時間後

「ぜぇ・・・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・ぜぇ・・・・・はぁ・・・・・」

 アンディは地面に大の字に寝ていた。

「大丈夫か?」

「ど・・・・・・・・・・どこを・・・・・・・・・どう・・・・・・・見たら・・・・・・・・そう・・・・・・・・・・・・見えん・・・・・・・・・だ・・・・・」

 アンディは息切れを起こしていた。

「マージマジマジ!お前結構頑張るマジね!」

 ガオマジロはアンディを褒める。

「だが、今のお前は六歳のアマタマジ!」

「はあっ!」

 アンディは身体を起こした。

「もっと精進するマジ。」

 ガオマジロはそう言うとその場から消えた。

 ガオマジロが消えるとゼシカが話し掛けてきた。

「ねえアマタ。」

「なんだ、ゼシカ?」

「アマタの持っている穴が五つ開いた剣見せてくれない?」

「サモナーソードのことか?別に構わないけど結構重いよ。」

 アマタはサモナーソードを取り出しゼシカに渡そうとする。

「気をつけろよ。コレ結構重いから。」

「平気だてぇっ!」

 ゼシカはアマタからサモナーソードを受け取った瞬間、手を地面に沈める。

「ちょっ!コレ重!」

 ゼシカは力を入れ持ち上げようとするが全く持ち上がらない。

「ははは、な。重いだろ?」

 アマタはそう言うとサモナーソードを持ち上げた。

「それすっごい重いね。」

「まあな。毎日持ち上げてみようと思って鍛えたほどだから。」

「何年くらい掛かったの?」

「うーん・・・・・・・・大体八年くらい。」

「へー。そんなに掛かったんだ。」

「持ち上げるのにな。扱えるまでは三年、戦いに役立てれるほどには九ヶ月ほど掛かった。」

「実質三ヶ月前なのね。」

「ま、そうだな。」

 その日は通常通りのカリキュラムで終わったが、天空島での捜索により一段とエレメント候補生達は疲れた(アマタ以外)。

 

 翌日

「えー、昨日は急なことがあって今日に延期になったのですが、今日は課外授業を行います。」

 スオミはそう言うとプリントを配布する。

(プールで泳いで港の見えるホテルで飲茶・・・・プロムナードを散歩してクーロン・タワーで空中散歩・・・・・・・・・・て、これデートじゃね?)

 アマタが思ったことは女子たちも口にしていた。

「ねえ、これってネオ・クーロンの定番のデートコースじゃない?」

「ほんとだぁ~。」

 女子が色めく中、アマタだけは別のことを考えていた。

(恋愛禁止にしているのになんで・・・・・それに皆に事前に配られた腕輪は俺には配られていない。恋愛禁止・・・・・・もしかして過去にアクエリオンと恋愛で何かあったのか?)

 そんなことを考えていると自分の名前が呼ばれた。

「最後の班、アマタとミコノと・・・・・・・そしてゼシカ。」

「ん?」

「えっ!」

「おっ!」

 三者三様の反応をした。

 

 ネオ・クーロンの行き来する連絡船でアマタは宝珠をいじっていた。ミコノとゼシカが話し掛ける。

「ねえアマタ君、何してるの?」

「なんかそのたまに動物が入ってんだけど。」

「ああ、これ?これはガオの宝珠。ガオライオンたちを召喚する時に必要なんだけどもう一つ意味があるんだ。」

「「もうひとつの意味?」」

「うん。ガオライオンたちのダメージを感覚的に知ることが出来るんだ。で、今問題なのはガオライオン。」

「どうしてそうなの?」

 ミコノが問う。

「ガオライオンは中心部分のパーツを担ってる。負荷がかかるのは仕方ないんだけど・・・・前の戦闘で仲間を庇った際の傷が大きい。次の戦いまでもう少し時間が欲しいけど・・・・敵がそこまでお人よしじゃないのが難点。」

 アマタは頭を掻く。

「そんなに酷かったの?」

 ゼシカが問う。

「当たり所が悪かったんだ。だけどガオライオンは治療を拒む方だからガオディアスが愚痴るんだ。」

「大変ね。」

「ああ、全くだ。」

 ゼシカはアマタに同情した。

 

 ネオ・クーロンの繁華街。アマタは目を輝かせていた。

「アマタ君、嬉しそうだね。」

「ああ!こんな人が多いとこ初めてだからな!」

 アマタは目に映るものに近づいては観察し、近づいては観察を繰り返す。

「なーんかアマタって子供みたいだね。」

「そうだね。」

 ゼシカの言葉にミコノは相槌を打つ。

「そういえば天空島に十二年住んでいたんだっけ、アマタ。」

「確かそう聞いているよ。でもそう聞くとこんな場所にきたことが無いって事だよね。」

「確かに。」

 二人はアマタを見る。

「なんか・・・・・身体が大きい子供だね。」

「そうね。じゃあ私達も楽しもっか!」

「うん!」

 ミコノとゼシカはアマタの下へ走り出した。

 

 三人でネオ・クーロンを堪能し、日が沈みかけていた。三人はクーロン・タワー展望台でネオ・クーロンを眺めていた。

「綺麗だね。」

「ホントだね。」

「そーだねー。」

 ミコノの言葉にゼシカとアマタは相槌を打つ。

「でも天空島の夕日のほうが綺麗だ。」

「じゃあ見せてもらえる?今度。」

「ああ。ミコノさんも一緒に見る?」

「う、うん!」

 三人が話している時であった。

「っ!誰だ!」

 アマタは獣王剣を抜刀し順手で構える。

「お前・・・・・・・・・・クサいな。同じニオイがする。」

 アマタ達より高い位置に黒い肌に獣のような目、赤い髪に威圧感のある表情の男がそこにはいた。

 




最近、食ソーマのSS見ていて思ったことがあります。
幼児化ネタが無い!正直幼児化ねたってスッゴイキャラ崩壊があるから面白いんですけど創真が幼児がしたらヒロインたちや周りの人物がどんな感じに変貌するか見てみたいんですよねー。
私は知識がほぼ0なので書こうにも書けません。
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