提督と艦娘のお遊び日常   作:二月

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投稿遅くなりました。実は話は書いていたのですが、内容が納得いかなかったので消しました。それが何回か続いたので。それで出来たのがこれですが……。
今回はお話してるだけです。





第3話 お茶がうまい

 

「あぁ~、茶がうまい。今日も平和じゃのう」

 

私は茶を啜り、そうポツリと呟いた。どうして縁側で日に当たりながら茶を飲むのは和むのかねぇ……。きっと私が日本人だからだなあ。

そんなことを考えてたら一緒に茶を飲んでいた『浦風』と『漣』も反応する。

 

「そうじゃねえ。戦争しとるとは思えんぐらい平和じゃのう」

 

「こうやってるとなんだかお年寄りになった気分ですねぇ……。あ~、和む」

 

漣がぐでーんとその場に倒れこむ。へそが見えてるぞ。

 

「そう言えばご主人さまは広島出身でしたよね?」

 

「そうなん、提督?」

 

浦風が私を見て聞いてくる。ちょっと不満そうな顔だ。やっぱり広島と縁が深い彼女にしては教えてほしかったのかな。広島弁を喋ってるくらいだし。

 

「確かにそうだが、いきなりどうしたよ」

 

「いえ、そのわりには方言が全然出てこないな~と。浦風さんはそこそこでてるのに」

 

なるほど、そう言うことか。

 

「ほうじゃね。じゃけえうちも気づかんかったんじゃけど。あ、でも喋ってること通じてたからそれで気づけたのう……」

 

「いや~、長いこと広島から離れてたからね。たまーに通じないことがあったから標準語で喋るように心がけてたんだよ」

 

「あ~、そうだったんですか~」

 

「そうそう」

 

そう言ったあと私は茶を啜った。やっぱ『鳳翔』さんが淹れてくれたお茶はうまいな。

 

「そういや『大和』とか広島弁しゃべれるのかな?」

 

「『長門』さんや『愛宕』さんも広島生まれでしたね。案外喋れるかもしれませんね」

 

長門や愛宕が広島弁を喋るのか……。なんか似合わねぇな。特に愛宕。そういや……。

 

「愛宕で思い出したけど、広島にそんな地名があったな」

 

「あったかいね?」

 

浦風が人差し指を頬に当てて首を傾げている。

 

「広島市の方だから浦風は知らんだろうな。これがあったから私は初見でも愛宕って漢字が読めた」

 

でなきゃ読めんかったはずだ。愛宕って難読の艦名のうちの一つだと思うんだよな。あと、漣も。

 

「そっから名前がとられたんですかねえ?」

 

「いや違う。確か京都にある山からとられたと聞いているぞ」

 

漣が「そうなんですか~」と頷いている。前に愛宕自身がそう話してたから間違いはないだろう。

 

「ご主人さま、もう一つ聞きたいことが」

 

「なんだ?」

 

「ネットで見たんですが、広島の人って『広島風』お好み焼きと言われると怒るってホントですか?」

 

ああ、それね。なんか似たようなの私もネットで見たな。それでやたら広島が叩かれてたわ。

 

「少なくとも私は気にせんな。たぶん、極一部のやつだぞ、怒るやつは。関西のだって『関西風』って言うし、別に気にするほどのもんじゃあないような気がするな」

 

漣が浦風の方を見た。浦風はどうなのか聞いているようだ。まぁ、表情を見るかぎり私と同意見だろう。

 

「うちも気にしはせんよ。美味しけりゃあそれでえかろう?」

 

「そうそう。うまければいいんだよ」

 

「そんなもんなんですか」

 

とりあえずは納得してくれたようだ。

……広島で『広島風』って言うやつはほとんどいないことは黙っとこう。フツーにお好み焼きってみんな言うよ。広島じゃあ『関西風』のお好み焼きはほぼないし。

 

「あ、そう言えば私、『関西風』のお好み焼きって食ったことないわ」

 

「あれ、そうだったんですか?」

 

「ああ。前に艦娘と外食した時、ご飯は何を食べるかってなった時に、お好み焼き食べたいと私が言ったんだ。そしたら、「お好み焼きはご飯にならないからちょっと……」て言われてな。だから食べる機会がなかったんだよな」

 

「ちいと待ってくれんか、提督。艦娘と外食って……どういうこと?それはいつのこと?ほら、言うてみい」

 

浦風がズズイと私に詰め寄ってくる。フツーに寄ってくる分には可愛いから大歓迎なんだけど、今の浦風は笑顔が怖い。なんて言うんだろうね。笑顔のようで笑顔じゃない。こう……何か黒い感情を隠しているような感じ。フフフ、怖い。

 

「いや、あれだよ。まだ浦風が着任してない時……それこそ、前居た鎮守府での話だから」

 

「むう……」

 

うーん、スッキリしてない表情だな。とりあえず、浦風の知らない頃のかなり前の話だから理解してくれないものか。

 

「……(ご主人さま、浦風さんがいなかった頃だからこそ、この表情なんですよ)」

 

「そ、そうだ!お前たち、今からお好み焼きでも食べに行かないか。時間もそろそろ昼時だし丁度良いぞ!奢ってやるぞ?」

 

ちょっと無理矢理すぎるか?いや、そうでもないはず!こんな話をしてたんだからお好み焼きが食べたくなったと思っても不思議ではないはず!給料使う暇がないから、お好み焼き奢るくらいなんてことないぜ!

 

「……提督。はぐらかそうとしよらん?」

 

ジト目で私を見てくる。『磯風』を思い出すなあ。

 

「ははは、まさかぁ!」

 

とりあえず笑って誤魔化しとこう。あぁ、駄目だ。まだジトーと見てくる。くっ、どうする私!?

 

「……ではご主人さま、浦風さんは行かないとのことなので私と二人で行きましょう。久しぶりに」

 

漣が私の手を取る。それを見た浦風の目が細められる。私に向けられてるわけじゃないけど止めてほしい。

 

「ちょっと、漣ちゃん」

 

「なんですかー浦風さん?」

 

「うち、行かないなんて言っとらんのんじゃけど」

 

「でも行くとも言ってないじゃないですか。早くしないとお昼も終わっちゃいますし。揉めるくらいなら私と二人で行きます」

 

「それはダメ。……提督、うち、お好み焼きのいいお店知っとるんよ。案内するけえそこに行こうで」

 

そう言って浦風が私の腕と彼女の腕を組んでくる。それを見た漣もムッとした表情になり、対抗するように腕を組んできた。

あれだね。これは胸が腕に当たる感触がたまらないな。特に浦風がヤバイ。やはりこうサイズが大きいと感触も違うね。包みこむような……ね。腕に押し付けられてるから形も変わってるし。

漣も……まぁ、うん。でも、当たってるのはわかる。

 

「ご主人さまは幸せ者ですね。こんなに可愛い私がこうしてあげてるんですから。リア充ってやつですね!」

 

「提督、お好み焼きはうちが焼いてあげるけえね。大丈夫、うち焼くのうまいんよ。じゃけえうちに任しとき!」

 

今さらだけど、これ他の艦娘たちに見られたら何と言われるだろうな。

 

 

 

 

 

 




そう言えば秋イベで『秋月』がドロップするそうですね。去年の秋に、まだ着任してなかった提督さんたちはチャンスですね!

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