「イゼンないぜん」   作:しろっこ

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病室で目覚めたアタシ、
でも、じいちゃんのこと思い出したら
次々と記憶の糸がほぐれていく。



第5話:<< 遍歴 >>

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現代の少女、横棚已然として転生した横田内膳、

果たしてどうなる?

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「イゼンないぜん」

 第5話:<< 遍歴 >>

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<< 中高生時代:思い出 >>

 

アタシが大好きだった

おじいちゃんも、梨が

好物だったんだな・・・・

 

そんな記憶がつながった。

 

高校進学失敗した頃かな~

 

アタシ、それまで

優等生じゃないけど、

まあ、フツーの女子中学生で。

 

でも、希望高校に落ちた。

 

そっからだ。

 

アタシの人生の歯車、

おかしくなり出したのは。

 

高校、滑り止めには通ったけど、

もともと行きたい所じゃなかったから

授業もやる気がない。

 

だんだん、欠席日数が増えて。

 

やる気の無いアタシみて

親は、ガミガミしか言わないし。

 

学校でも、家でも、

居場所が無くってさ。

 

だんだん、変なところで

変なダチ、作ってさ。

 

要は、グレてったわけ。

 

別に、不良になりたくて

なったわけじゃないんだけどさ。

 

受験に失敗してから

急に、線路から外れたって言うか

はしごを外されたって言うか。

 

今までは、レールの上を

走っていれば良かったのが

 

急に、脱線したみたいで。

 

もう、どうしてイイのか分からない。

 

ああ、アタシなんか

どうしようもない奴なんだって

 

そんな感覚で一杯になっちゃって。

 

気がついたら、アタシの周り、

似たような奴ばっかりになって。

 

アタシ、別に中学までは

フツーだったんだよ。

 

それが、なんだか周りから

やたらアタシに生意気だとか

言って、ケンカ売ってくるから。

 

ボコボコにされた。

最初は。

 

そんなのイヤっていうか。

割と、やられてたんだけど。

 

だんだん、悔しくなってきて。

 

そうだ、ケンカなんだから

ルールなんて無いよなって。

 

それに気づいてからは、

アタシ、めっちゃ強くなった。

 

武器だよ。

 

アタシ、小さい頃

剣道やってたから。

 

あ、それも

おじいちゃんの勧めで。

 

結構、強かった。

 

大会とかで優勝すると

じいちゃん、喜んでたな~

 

それがケンカと、どう

結びつくのか分かんないけど。

 

竹刀とか、鉄パイプとか

要するに武器を持ったら、

アタシ、容赦なかったよ。

 

面白いくらいに

相手に当たるんだ。

 

もちろん、相手が

なに持ってきても、

棒みたいなのがあれば、

アタシ、無敵。

 

今まで強そうにしてた奴らが

みんな、ボコボコにされたな。

 

やられた奴らには

ちょっと悪いなって思うけど。

 

けっこう、楽しかった。

 

だいたい、アタシだって

ポリシーってか、

汚いマネだけはしなかった。

 

ゼッタイ、こっちからは

ケンカを仕掛けなかった。

 

たまに、子分みたいなのから

助太刀を頼まれることもあったけどさ。

 

それは、ちゃんと理由を聞いて、

そいつらが可哀想だと思えるときだけ。

 

単に、ムシャクシャするとか、

わけのわからない理由では、

ゼッタイに、ケンカしなかった。

 

それがアタシ流。

 

今思えば、

親にも心配かけたな。

 

ケーサツにも、何度も行ったし。

 

そうそう、医大のセンセーにも

いろいろ、迷惑かけたな。

 

だから、フツーに倒れても

疑われるんだ。

 

でもさ、

じいちゃんだけは違った

 

いつも、アタシの味方だった。

 




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サイトは未定
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PS:「ないぜん」とは
「横田内膳」の略称です。
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