ブラック・ブレットから絶望引いてみた(い)-凍結-   作:上やくそう

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初めまして、上やくそうと申します。この度はテスト終わった(二重)変なテンションで書きました。初投稿なので変なとこに変な事書いてないかビクビクしてます。何やってんだろ受験生。
ミスした時は遠慮なくビシバシ指摘してやって下さい。
よろしくお願いします。

この小説はハーレム、微オリ設定、ご都合主義など、クレイモア並の地雷要素を含んでおります。そういうものが無理な方は遠慮した方が良いと思われます。






見切り発車です(ぼそ


原作前
プロローグ


 

 

 

 

西暦2021年、東京エリア某所 早朝

 

家と呼ぶにはあまりに大きな日本家屋がある。敷地はそこらのスーパーマーケットがすっぽり入って余りある。石庭には素人目に見ても息を飲むほどの見事な盆栽が並び、地面は艶やかな石が流麗な模様を描いている。

表札に『天童』と書かれているその屋敷の離れにあるこれまた大きな土蔵の中に、二つの人影があった。

 

(......ふむ)

 

一人は天童菊之丞。政界の名だたる大物を次々と輩出してきた名家、この天童家の当主である。自身もまた仏像彫りとして史上最年少(・ ・ ・ ・ ・)で人間国宝になった超大物だ。

彼らは今、その仏像を彫っている最中だ。何となしに視線をもう一人の方へと向ける。

 

「......」

 

里見蓮太郎。菊之丞が彫刻で初めて取った弟子である。今は師の菊之丞と同じく、仏像を彫っている。

その眼は険しく、まるで何かに急かされているかの様に一心不乱に木を削っている。

 

(その若さで辛かろうに...)

 

蓮太郎には親が居ない。今年、世界中に突如として現れたウィルス性の寄生生物『ガストレア』に二ヶ月ほど前に両親を殺されたのだ。ガストレアが過ぎ去った後に彼のもとに帰ってきたのは両親ではなく、炭化し朽ち果てた骨らしき物のみだった。

その怨みを、憎しみを、怒りを全て像にぶつける様にノミを握りしめ、木に叩きつけているのだろうか。

その気持ちは菊之丞には痛いほど理解できる。菊之丞も愛する妻を奴等(ガストレア)に殺されているのだから。

 

ただ、菊之丞が蓮太郎を弟子に取ったのは決して同情や慰めからではない。怨みや憎しみは必ず彫った仏像に現れる。負の感情がこもった仏は人を苦しみから救う物ではないと菊之丞は長く培った経験から知っているのだ。

試しにと彫らせてみた仏像に、僅かでも怨念がこもっていたのなら、菊之丞はもう蓮太郎にノミを握らせる事は無いだろうと考えていた。

 

妻を亡くしてしばらくは菊之丞もノミを握らなかった。今の自分が仏を彫っても出来上がるのは憎しみに満ちた鬼だと、他ならぬ彼自身が解っていたからだ。

 

だが

 

ーーー蓮太郎の彫り上げた(・ ・ ・ ・ ・)仏に、菊之丞は正しく仏を観た。

 

蓮太郎は6才だ。この年で仏像を彫り上げたというだけでも、十分に神童と称されるレベルである。しかしそれ以上に、菊之丞はその仏に込められた念に言葉を失った。

 

力強く、荒々しい。仏像に似合わないその彫られ方とは裏腹に、蓮太郎の仏像には確かな慈愛が満ちていた。どこまでも他者を慈しみ憂う優しさに溢れた瞳。しかしその体は怒りに震え今にも暴れ出しそうな、即ちこの理不尽な世界と境遇に対する憤怒。

 

菊之丞は直ぐに蓮太郎を弟子にする事に決めた。彼の人生でここまで才を見せつけられたのは初めてだった。もはやそれ以外に考えられなかったのだ。

 

そして、その蓮太郎はーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(6歳児の遊びが朝から仏像彫りとかウチのじいちゃんの頭お菓子過ぎる( ^ω^ ))

 

 

 

 

何かもう色々台無しだった。

 

 

 

 

 

 

 

俺の名前は里見蓮太郎。前世は日本人で大学生だ。

この体になった時は色々パニックだった、うん。

 

信じられんだろ普通。目が覚めたら難民キャンプみたいな場所で周りの人間全員目が死んでやがんの。なんか雑草を必死にもぐもぐしてる人とか体細すぎて骨と皮だけのガリガリ君もいるし、怖えよスネ夫かよ。

しばらくしたら急にガストレアがうんたらかんたら言いながら元気に走って行っちゃうし。

 

何なの?やっぱ元気なの?とか考えてると、ずっと側にいたらしいおっさんが松○修造ばりに熱血して「安心しろ蓮太郎。母さんも父さんも必ず追いつくさ...フ」としっかり綺麗にフラグを建てて俺を逃がした。いや蓮太郎誰だよ。俺だった。

 

途中で腐海の蟲っぽい、ていうかほぼまんまな蟲達に襲われたけど、天童菊之丞というカッコいい名前のじいさんに助けてもらった。ちなみに王蟲はいなかった。残念。

 

 

 

 

 

 

その後なんやかんやでいつの間にか天童家に養子として引き取られる事に。それにしても手続きっぽい手続きを一切無視して養子取れる天童マジ天童。謎すぎる。

そんな訳でどんな経緯か知らないが、今は仏像彫りの日々だ。ほって寝てほって寝ての繰り返し。......これだけ聞くと俺がとんでもない変態野郎みたいに聞こえるが、断じて違う。

つーか俺がちょっとじーさんの真似して彫刻してたらそれから仏像しか彫らせてくれんし。6歳児の遊び相手がジジイと仏像とかマジふざけんなし(怒)、飽きるわ。

このじーさん

「お前には遊びの様なものだろう」ニッコリ

とか言って自分の真似させてくるからね。お前が決めんのかよ、ふざけんなクソジジイ。

 

俺知ってるからね、天童(ウチ)が門外不出の武術教えてんの。俺そっちがいいんだけど。「天童式なんとか術○の型○○番!」かっけー。門外不出、かっけー。頼んだら教えてくんないかなぁ、俺も技名を叫んでから殴るってのをやってみたい。やっぱり男なら一度は憧れる。

 

とまあ、そうこうしている内に朝餉の時間である。ノミと鎚を動かす手を止め、土蔵を出て行くじーさんの後に無言でついて行く。

この天童家、朝食だけでもめちゃくちゃ豪華なので毎食がかなり楽しみだ。前世は10秒チャージさんに三桁は確実にお世話になっていた身としては三食もりもりきっちりはあまり慣れないけど。

あと屋敷では運が良いとカンヮイィロリっ娘に会えるのだ、名を木更たんと言う。最近はおしゃべりしたりもする。

 

早くいかなきゃ(使命感

 

 

 




とりあえずプロローグ。気が向いたら更新して行きます。タグにもありますが亀更新です。別にメタギアのせいとかじゃないです。
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