もし、もう1度会えるなら黄昏どきのあの樹の下でー 作:星雪唄雨
これで四作目です。東風四季です。
最近浪人の勉強が忙し過ぎて全然小説書けてなかったのですが、夏風邪で休んでたのでここぞとばかりに書きました。
他の小説ももうすぐ書き終えそうなのでちょこちょこ書きながら、書き終わり次第登校したいと思っています。
twitterやってます
@higasikaze_siki
そこは、すすきが揺れる黄昏時の草原だった。そこには、見渡す限りのすすきと種類はわからないが天を突くように伸びてる大きな樹、そして幼いころの自分と少しだけ年下の女の子がいる。幼い自分と女の子は樹の太い枝からぶら下がったぶらんこに乗って漕がずに会話をしている。だけど、会話しているはずの俺は少女と自分が話している事は何故かモザイクが掛けられた様に理解できない。だけど、話し続けて空が闇に包まれた頃、その少女が別れ際に言う言葉ははっきり聞き取れる。
「また明日この樹の下で会おうね!お兄ちゃん」
という何か大切な事を思い出させそうな言葉だけは、、、
午前5時、ピピピ、ピピピていう規則正しい電子音のリズムに叩き起こされる。俺は顔をしかめながら起き上がり、小さな丸い机に置かれたデジタル時計を叩いて止め、また寝ようとベッドに向かおうとするが、突然部屋のドアが勢いいよく開けられ、黒髪ロングヘアーで賢そうな顔が印象的な従姉、
「朝だよ~起きなさい」
という優しめの言葉とは裏腹に分厚いマンガ雑誌が俺の後頭部目掛けてぶん投げられる。それは華麗に宙を舞い後頭部にクリーンヒットして俺はその痛さに床に突っ伏して悶絶する
「何するんだよ!
「また寝ようとした罰よ」
「いや、、、、そうだけどさすがに分厚いマンガ雑誌ぶん投げるのはどうかと思うよ!下手したら死ねるよ!」
「
「俺の体のスペックそんなに高くないからね!?」
俺と
だけど、2年前おじさんが仕事の都合でシンガポールに転勤することになり俺と
ちなみに今日は入学式であり、生徒会長である
そして見事、電車で2席を取れた俺は、練習しなきゃ噛む、、、!と焦っていた
―――――――――
1時間後俺達は
「終わったら、駅集合ね」
「OK」
と軽く会話して
それゆえ、高校と中学合同でやる入学式のあるコンサートホールに生徒全員が入れないわけがないので、入学式はコンサートホールには在校生の数人が行き、それ以外の在校生は中学、高校用の体育館でライブビューイングで式に参加する方式で行われる。
俺と数人の男子生徒はライブビューイングに使うでっかいスクリーンを運び、お偉い人々用のパイプイスを並べ終わると、一緒に準備に駆り出されていた、友人の1人{無駄にイケメン(変態)}の
「おい
「何をだよ。目的語を言えよ。目的語を」
「今日の入学式で答辞を読む中1がすげぇ可愛いって噂だよ!」
「いや知らないけど、、、ていうか知ったところでどうしようもないだろ」
「夢がねぇな
「お前、この学校でそれを言うのか」
因みにこの学校は生徒数と比例して部活と同好会の数が超多い、その数65個である。そんなにあるなかで同じ部活になるなどほぼありえない。
「それを言うなよ....だが!俺は少しでも可能性がある限り諦めねぇ!」
「はいはい、わかったわかった。もうそろそろ始まるからほら、並ぶぞ〜」
と集人を適当にいなして、主席番号順に並んで体育座りして待つ。
数分後、、、在校生の数人による毎年、新入生の度肝をぬく校旗を使ったパレードみたいなダンスが披露される。それが終わったら教頭の挨拶で入学式が始まる。あとは普通の学校と同じように退屈なお偉い方々のお祝いのお言葉が5連続であり、まぁ俺はそのうち3個は寝てたが
やっと
とか俺が考えているうちに、高校の方の新入生歓迎の式辞が終わり、進行役をしている白髪の教頭が
「新入生代表の答辞」
というと、演壇に続く木の階段に1番近い席の少女が大きく返事して立ち上がり緊張しているのだろうか壇上にちょっぴりおどおどした感じに上がる。
その少女は背が少し低めで茶色がかったショートカットの髪で守ってあげたくなるような、とても可愛いらしい少女だ。
「ーーーこれから学業に励みたいと思います。新入生代表、
とアニメ声で答辞読み終わったら、また緊張しているのかおどおどしながら席に戻る。てか、右足と右手が一緒に出てるからあれは絶対緊張しているなぁ。
最後に昔の生徒が作ったといわれる校歌を歌い入学式が午後1時には終わったが、俺は朝と同様に椅子とスクリーン、プロジェクターの片付けを手伝わせられ、それが終わったのが午後3時、乗ろうと思ってた電車には乗り遅れ、さらに次の電車が来るのはまさかの45分後という泣きっ面に蜂だ。ちなみに一緒に帰る予定だった
『用事あったの思い出したからさき帰る☆(ゝω・)v』
というメールが1時間前に届いていたので、すでに電車に乗っていてもうすぐ都城駅だろう。
まぁ落ち込んでも仕方ないので、俺はとりあえず、駅の近くのショッピングセンターに向かった。入学式の会場からそれほど離れていないからか、真新しいうちの学校の制服を着た生徒が親と一緒にいるのを見かける。俺は数人並んでいるマイクナルドでテリヤキバーガーのセットを食べ、本屋でいくつか雑誌を立ち読みして時間を潰す。アニメの情報誌に読み耽っていてふと、時計を見ると3時42分つまり電車が着く3分前になっていた。俺は雑誌を棚に戻し、全速力で駅まで走る。駅に着いたときには丁度ホームに電車が着いていた、俺は痛む横っ腹を抑えながら最後の力を振り絞って階段をかけあがり、電車に飛び乗る。その直後アナウンスと共にドアが閉まる。俺は入り口近くの椅子に座り入学式の準備とさっき走った疲れのせいかすぐに眠ってしまった、、、
三股駅のアナウンスで起こされた俺は、次の駅が都城駅なので少しぼーとしながら鞄から定期を出して立ち上がりドアの前に立つ、数十秒後アナウンスと共にドアが開き後ろから押し出されるように駅のホームに出る。それから寝ぼけながら駅員に定期見せて改札を通り抜け、駅の裏側に続く地下道を通って家に向かう。オートロックの入り口を開けエレベーターを上がり、404と書かれたドアの鍵を開けて入る。靴を脱いでいると、リビングに続く部屋から
「お帰り。遅かったわね、、、昼御飯ちゃんと食べた?」
「電車の待ち時間長かったからその時に食べたよ。晩飯は何時から?」
「7時からよ。あっそうだ
と
俺は恐る恐るリビングへ続くドアを開けた、、、
リビングには何時もと違うところがひとつあった。
背が少し低めで茶色がかったショートカットの髪で神武中の真新しい制服を着たここにいるはずのない少女がソファー生真面目に姿勢よく座っていたのだ。
俺はその少女とは初対面だが、一回見た事がある。そう、さっきの入学式で、、、
「
と言う。俺は
「え~と、初めましてや
それに対して、
「
とアニメ声で俺が抱いてた疑問の以外過ぎる答えと共に可愛らしく礼をしながら言うのであった、、、