Fate/grand order ~精神の顕現者~   作:刃留兎

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プロローグ4  ロマンとの出会い

 「はーい、入ってまーーーって、うぇぇぇええええ!?誰だ君は!?」

 

 ・・・自室を開けると、中に一人の男性が居た。問題なのは、何事も無いように人の部屋を独占してる事だ。

 

 「ここは空き部屋だぞ、ボクのサボり場だぞ!?誰の理があって入ってくるんだい!?」

 

 ・・・いい加減カチンときた。

 

 「空き部屋じゃなくて、俺の部屋ですけど。あと、あんたこそ誰だよ」

 

 「何者って、何処からどう見ても健全な、真面目に働くお医者さんじゃないかな!」

 

 心の中で、此処でサボっておいて何処が健全で真面目なお医者さんだよ、と突っ込む。男は自分が誰か分かったらしく、挨拶してくる。

 

 「いやぁ、はじめまして真君。予期せぬ出会いだったけど、改めて自己紹介しよう。ボクは、医療部門のトップ、ロマニ・アーキマン。何故か皆からDr,ロマンと略されていてね。理由は分からないけど言いやすいし、君も遠慮なくロマンと呼んでくれていいとも」

 

 ニコニコしながら、話しを進めていく。

 

 「実際、ロマンって響きは良いよね。格好いいし、何処と無く甘くていい加減な感じだし」

 

 ・・・一つ思った事。この人絶対ふわふわ系だ。まあそれは置いといて、自分も自己紹介をする。

 

 「はじめまして、ドクター。俺は、神代真です。これから宜しくです」

 

 「うん、はじめまして。今後とも宜しく」

 

 ロマンが自分の肩を見ている。恐らくは・・・、

 

 「あれ?君の肩にいるの、もしかして噂の怪生物?うわあ、初めて見た!どれ、ちょっと手懐けてみるかな。はい、お手。上手く出来たらお菓子をあげるぞ」

 

 フォウがロマンの手をジーっと見る。そして・・・、

 

 「・・・・・・・・・・・・フウ」

 

 (ため息ついた!?)

 

 あろうことか、ため息をついた。しかも、ロマンを思い切り無視。ため息なんて、初めて聞いたぞ俺。

 

 「あ、あれ?今、物凄く哀れなモノを見るような目で無視された様な・・・。そ、それはそれとして、話は見えてきたよ。君は今日来たばかりの新人で、所長のカミナリを受けたって所だろ?」

 

 「はい。まあ・・・」

 

 「ならボクと同類だ。何を隠そう、ボクも所長に叱られて、待機中だったんだ」

 

 ・・・いや、何を隠そうって、威張れる事じゃないから。先のフォウと同じ様に、哀れなモノを見るような目で、ロマンを見る。

 

 「うっ。・・・ま、まあ要するに、所長に”ロマニが現場に居ると空気が緩むのよ!”って言われたから、仕方なく此処で拗ねてたんだ。でもそんな時に、キミが来てくれた。地獄に仏、ぼっちにメル友とはこの事さ」

 

 右手を出してくる。

 

 「所在ない同士、ここでのんびり世間話でもして、交友を深めようじゃないか!」

 

 その右手を握りながら、言ってやる。

 

 「そうですね。暇だし。俺はぼっちじゃ無いですけど」

 

 「な・・・来たばかりの新人なのに、もう友人がいるだとぉ・・・。何てコミュ力なんだ!あやかりたい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから暫く、ロマンにカルデアについて説明を受けていた。主に構造を。

 

 「・・・とまあ、以上がこのカルデアの構造だ。標高6000メートルの雪山の中に作られた地下工房で・・・」

 

 とそこで、ロマンの通信機に連絡が入る。相手は、レフだ。

 

 『ロマニ、あと少しでレイシフト開始だ。万が一に備え、此方に来てくれないか?Bチーム以下、慣れていない者に、若干の変調が見られる。今、医務室だろ?そこからなら二分で到着できる筈だ』

 

 通信が切れた。今、医務室だろ?二人の耳に、その言葉が響いている。

 

 「・・・・・隠れてサボってるから・・・」

 

 ボソッと呟き、ロマンを哀れなモノを見るような目で見る。

 

 「止めろ・・・そんな目で見ないでくれ・・・。どうしよう。ここからじゃどうあっても、五分は掛かるぞ・・・まあ、いいか。少しくらいの遅刻なら許されるよね。それよりも、お喋りに付き合ってくれて、ありがとう。真君。落ち着いたら、医務室を訪ねに来てくれ。今度は美味しいケーキでもご馳走ーーー」

 

 パッと電気が落ちる。そして、次の瞬間、何処かで爆発音が鳴る。そして、アナウンスが流れる。

 

 『緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました。中央区画の隔壁は90秒後に閉鎖されます。職員は速やかに第二ゲートから退避してください。繰り返しますーーー』

 

 「今のは爆発音!?何がどうなってる・・・!?モニター、管制室を映してくれ!皆は無事なのか!?」

 

 ロマンの指示でモニターが開く。先のマシュとの会話がフラッシュバックした。

 

 『何チームなんだ?』

 

 『ファーストミッション、Aチームです。[そろそろ行かないと]』

 

 コフィンの場所・・・。先のレフの言葉。

 

 『直ぐに[管制室に来てくれ]』

 

 「・・・・・・・っ!!?」

 

 直ぐに部屋の扉を開く。

 

 「!?おい真!何処に行く!?」

 

 「当たり前だろう!?管制室だ!」

 

 直ぐに部屋を出て、管制室に向かう。扉を開くと其処は・・・、

 

 

 ・・・・・灼熱の地獄だった。

 

 

 

 




 ・・・ヤバい。思い切り中途半端だ。

 ・・・・・す、直ぐに二話目、更新しますね!
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