Fate/grand order ~精神の顕現者~ 作:刃留兎
それでは、どうぞ!
「先輩。もうじきにドクターに指定されたポイントに到着します」
「分かった。ありがとう、マシュ」
真っ赤に燃える街を歩いていると、マシュから連絡を貰う。
「それにしても・・・見渡す限りの炎だな。マシュ、2004年にこんな火災ってあったのか?」
「いいえ。資料では平均的な地方都市であり、2004年にこんな火災があったというデータは、ありませんでした。それに・・・」
マシュが周りを見渡しながら、言う。
「大気中の魔力濃度も異常です。これではまるで、古代の地球の様な・・・」
『キャアーーーー!!』
「「!?」」
遠くから悲鳴が聞こえてきた。
「今のは!?」
「どう聞いても女性の悲鳴です。急ぎましょう、先輩!」
「ああ、分かった!!」
悲鳴が聞こえた方向に走っていくと、一人の女性が見えた。あれは・・・、
「何なの、何なのよコイツら!何だって私ばかりこんな目に遭わなくちゃいけないの!?助けて・・・助けてよ、レフ。いつだって、貴方だけが助けてくれたじゃない!」
「所長!?」
「オルガマリー所長!?」
「あ、貴方たち!?ああもう、一体何がどうなってるのよーーっ!!」
『GIGAAAAAAA!!』
骸骨兵がこっちに気づく。
「とりあえず、この状況を打開する。頼むぞ、マシュ!」
「了解です、マスター!!」
今回は自分の能力、ペルソナを使わなくてすんだ。マシュが骸骨を蹴散らし、こちらに戻ってきた。
「戦闘、終了しました。お怪我はありませんか、所長」
「・・・・・・・・」
「どうかしましたか、所長?」
所長が信じられないとでも言うような顔で固まってしまっている。その顔でゆっくり口を開いた。
「・・・・・・どういうこと?」
「所長?・・・ああ、私の状況ですか?信じがたい事だと思いますが、実は・・・」
「サーヴァントとの融合、デミ・サーヴァントでしょ。それは見ればわかるわよ。私が言いたいのは、どうして今になって成功したかって話よ!それに、貴方!!」
所長がこっちに向かって怒鳴ってくる。
「俺、ですか?」
「そう貴方よ、私の演説に遅刻した一般人!何故、貴方がマスターになっているの!?サーヴァントと契約できるのは、一流の魔術師だけ!アンタなんかがマスターになれるわけが無いじゃない!その子に一体、どんな暴力を働いて言いなりにしたの!?」
「ちょ・・・ふざけないでくれ!!」
言いなりにした!?それどころか、自分は何の説明も無しに前線に立っているんだ。マシュとも、いつの間にか契約していた。そこの記憶は一切無いんだ。誤解にも程がある。
マシュが所長に反対する。
「それは誤解です所長。強引に契約を結んだのは、むしろ私の方です!」
「・・・何ですって?」
「取り敢えず、経緯を説明します。その方がお互いの状況把握に繋がるでしょう」
そう言うとマシュは、今までの事、マシュとサーヴァントの約束、そして俺の覚醒について、語りだした。
・・・・。
・・・・文才が、欲しい・・・!!