Fight for Survivor!   作:藤原守理

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お疲れ様です!もし世界で感染病が蔓延したときの日本を本作で描いてみました。ぜひ読んでみていただきたいです。


プロローグ

『…拓哉…タスケテッ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『っ!うわぁぁぁあぁ?!』ガタッ

 

 

 

 俺、勝山拓哉は急に目が覚め、ベッドから起き上がった。

 

 

「またあの夢か・・・・・・」

 

 

 あの日、世界が変わってからずっと悪夢に俺は悩まされていた。

 

 

 

 数時間後、結局眠れず朝を迎えて、軽く朝食を取って支度をし、家を出た。

 

 

 

 

 

 

ー2030年4月10日ー

 俺の住む都市、秋雨市は旧日本政府が感染者から逃れるセーフゾーンを基に発展した要塞都市である。二重の防壁の中に約50万人の人々が暮らしている。本州中部の旧某県域に存在し約20mの防壁により、‘奴ら’の侵入を防いでいた。俺はその壁を守る防衛隊に所属している。

 

 

 

 

 

 

 

 季節は春で桜がとても綺麗だった。

 

 今日もいつも通り俺の勤務地の北東防壁第1連隊防衛屯所に入り、装備を整えて壁上の監視場に向かった。

 

 

 

 俺が装備している装備品は敵との最前線の場であるため、上から旧自衛隊の88式鉄帽・迷彩服2型・防弾チョッキ・半長靴が基本的に着用している、銃火器は個人の自由で選ぶことができ、ロシア製のAK74Mを携えている。世界崩壊後は日本列島にも他国製の武器が出回っているが特にAK系列の銃は大陸の人間が万単位で大量に持ち込んできたため手に入れやすく、なおかつこいつは特に使いまわしが良く愛用している。

 

 

 

 

 秋雨市を守っているのは「秋雨都市防衛隊」である。総員6500名(補給部隊を除く)で構成され、各統合連隊(1200名)に7個中隊、各中隊(150名)ごとに3個小隊、各小隊(30名)ごとに3個分隊、という形に細かく分かれている。

 

 

 

 

 監視場に上がった俺の目の前には俺の所属する第7監視分隊の面々が揃っていた。分隊長は曹長の階級にある俺であり、残り9名の部下で壁の向こう側を監視している。防衛隊に入隊して10年間日常で変わったことはなく、監視するといっても変わったことはないのでいつも通りそれぞれの隊員は最前線にも関わらずリラックスしてトランプなどして思い思いの時を過ごしていた・・・。

 

 

 

ー4.10.AM9:15ー

 

 

 

 

「勝山曹長、一杯どうっすか~?」

 

 

 一等兵の酒好きな福田が勤務中にも関わらず、酒を片手に誘ってきた。

 

 

「福田、また酒か・・・」ハァ

 

「呑みましょうぜ!曹長!」

 

 

 福田の顔をよく見ると顔が真っ赤だった。いつから呑んでんだこのバカは。いくらなんでも緩み過ぎている現状に俺は嘆いた。

 

 

「何言ってんだ。断る。勤務中だぞ!馬鹿やろう!」

 

 

 俺がそう注意すると、

 

 

「呑まないとやってけませんよ~!こんな退屈な毎日~。曹長は真面目すぎなんですよ!」

 

「でもお前壁の下を見ろよ!奴らは毎日毎日討伐隊が駆除してもすぐに湧いてきやがる。こいつらが万が一n」

 

「でもこの10年壁内で特に変わったことがなかったじゃないですか~?」

 

 

 

 秋雨市が成立して以降の数年間は壁内では自治政府に反感をもつ旧共産党系のテロリストや宗教カルト集団が活発に行動していて、壁外では年に数回変異種の大群が押し寄せていたため治安が安定しなかったが、この10年間は治安が安定し壁内外では大きな事件など起きる兆しが無くなっていた。

 

 

 

「福田。変わりなくても万が一に備えて奴らを監視しとけよ!俺たちは市民の盾なのだから。」

 

「またぁそんな堅いこと言ってたらまた上に嫌われますよぉ。」

 

 

 一瞬嫌な過去を思い出しかけた。だが、ああいってもこういう状態だったので会話を切り上げ、俺は壁下の監視を再開した。

 

 

 

 

 

しかし、壁の様子は今日も変わらず結局今日1日が終わるだろうとそのときまでみんなそう思っていた………。

 

 

 

 

 

 そう、そのときまで…。




評価・感想をお待ちしております。
作者は来春より山口県に赴任する準備で忙しく執筆が遅れ遅れであります…温かい目でよろしくお願いします。
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