マネマネがダンジョンに居るのは間違っているだろうか 作:☆クラン☆
そこにはダンジョン攻略を目的とする冒険者達、【ロキ・ファミリア】の主力冒険者達がいた。彼らは遠征と同時に
アイズ・ヴァレンシュタイン
【ロキ・ファミリア】に所属している第一級冒険者。
ティオナ・ヒリュテ
【ロキ・ファミリア】所属の第一級冒険者。
ティオネ・ヒリュテ
【ロキ・ファミリア】所属の第一級冒険者。ティオナの姉
レフィーヤ・ウィリディス
【ロキ・ファミリア】所属の第二級冒険者。
彼女達は何とかカドモスの泉の手前まで辿り着くことに成功していた。彼女達はカドモスとの戦闘に備え、武器を構えて中の様子を探る。しかしアイズは異変に気づいた。余りにも静かすぎるのだ。ティオナとティオネの静止声を聞かずにカドモスが居るであろう泉の部屋内部へと侵入するとカドモスの姿が無いのに気づいた。他の3人もアイズに連れて中へ入り内部の調査を続けると異臭が漂っていることに気づく。異臭を放つ方向を見るとそこにはカドモスの死骸があった。このパーティーのリーダーであるティオネはカドモスの死骸の傍に超レアアイテムである"カドモスの皮膜"がドロップしているのを見つけ放置された状態からこの惨状はカドモス以上の強さを持つ冒険者では無い何かがやってのけたと推理する。その言葉と共に4人は周囲を警戒する。するとアイズの目に1匹のモンスターが飛び込んできた。その姿は全身が青色でゼリー状の身体を持つ愛くるしい姿をしたモンスターだった。そのモンスターはこちらに気がついたのかアイズをジッと見つめる。アイズも警戒しながら目を逸らさずにジッと見つめているとそのモンスターは「ピキーッ!」とまた可愛い鳴き声を発してぴょんぴょんとアイズの元へと跳ねて寄ってくる。アイズ以外の3人は戦闘態勢に入っていたがアイズはあのモンスターに敵意が無いのが何故か分かったのでジッと見つめるだけでモンスターを見つめている。
「アイズ!」 ティオナが呼びかける。
「アイズさん!」レフィーヤが叫ぶ。
「……」ティオネは警戒しながらも何も言わずに傍観する。
そのモンスターがアイズの元へと跳ねて来るとその頭をアイズの足に、まるで犬が撫でてくれと訴えるような感じで擦り付けてくる。アイズはその頭を撫でるとモンスターは気持ちいいのか真ん丸の目を細めて気持ちよさそうに「ピキーッ」と鳴く。アイズも触り心地がなかなか良かったのか撫でて、時にそのゼリーの身体を引っ張ってプニプニ感を楽しんでいる。その光景に3人も敵意が無いと分かり、武器をしまってアイズの元へ歩く。
「アイズってもしかして……
ティオナは本当にあるんじゃないかとアイズに懐いているモンスターを見ながら言う。
「……可愛い」
アイズはモンスターを抱えるとカドモスの泉の泉水を採取するとそのモンスターを頭に乗せて元来た道に置いていっていた魔石を辿り、野営地へと帰ろうと歩みを進める……が3人が突っ込みを入れて帰ろうとするアイズを一旦止める。
「そのモンスターどうするつもりなの?」
「連れて帰る」
即答である。こう即答する時はてこでも動かないアイズを知っているため、ティオネが溜息を付いた後に条件を付ける事で野営地に帰る事を許した。
連れて帰った後に団長の許しを得る事。もしも得れなかった場合は逃がす、もしくはその場で処分する。
アイズは渋々と頷いて野営地へと帰る事にした。
4人が泉水を回収して、野営地へと帰還していると途中で同じ団員であるラウルの叫び声が響き渡る。4人はすぐ様声のした方向に駆けて行くとそこには芋虫型のモンスターに追いかけられている少数精鋭部隊のもう一つの部隊が目に止まる。芋虫型モンスターを見た瞬間にティオナが武器を振りかざして芋虫型モンスターの身体へと自身の武器を突き刺す。すると団長のフィンから芋虫モンスターの身体から出てくる体液に触れるなと言われる。ティオナは一瞬呆けるも直ぐに武器を抜いて体液に当たらないように逃げ出すとその体液に触れてしまった武器の部分が溶けている事に気付き、慌てて武器を放り捨てた。ティオナは自身の武器を溶かされた事に腹を立てていたが同じく第一級冒険者のベートの言葉で先ほど攻撃した芋虫モンスターの奥の通路を見るとそこには芋虫モンスターの大群が物凄い勢いで追いかけて来ているのを確認した。ティオナは全速力で芋虫モンスターから逃げ出す。
「何アレ!?何なのアレェ!!?」
「わからない、僕らもカドモスを倒して泉水を回収した後にとつぜん襲ってきたから交戦したんだけどあの体液に武器をやられて止むなく逃走中ってわけさ」
フィンは言葉を切るとアイズの頭の上を注視する。
「今は聞かないでおくけど、アイズは後でその頭の上に乗ってるモンスターについて説明してもらうね」
アイズもコクンと頷く。すると目の前の通路からも芋虫モンスターの大群が勢いよく雪崩込むように出てくる。フィンの指示で団員達は右手側の通路へと走り抜ける。するとフィンの親指が疼きだす。通路を抜けた先は行き止まりで逃げ道は無い。フィンの指示によって全員中央の広い空間に集まり、迎撃態勢を取ると部屋の壁に一つの亀裂が入る。亀裂からはモンスターが現れるがそれは一つでは終わらなかった。部屋の壁をぎっしりと埋め尽くす程に亀裂が入っていき次々とサイ型モンスターが現れる。
それはこの状況下で一番出てきて欲しくはなかったダンジョンの特性。しかし団長のフィンは冷静さを欠かずに全員に指示を告げる。アイズも指示を受けて短刀を構えると頭に乗っていたモンスターがアイズの前に降り立ち姿を変えていく。あの愛くるしい姿からは一変、人魂を想像させる姿へと変わる。
「それが……貴方の本来の姿?」
アイズが聞いてみると彼は器用に目から上の部分を折り曲げて頷く。そしてまたも身体を変化させていく。次に変化した姿は手に剣と大盾を持ち、全身を黒色のアーマーで覆われたモンスターへと変化する。【ロキ・ファミリア】の者達は驚いて動けない時にそのモンスターは剣を上に掲げる。するとその剣が電気を纏い始めた。彼がその剣を地面に振り下ろした瞬間、轟音と共に激しいスパークがモンスター達に襲いかかる。その威力は絶大であり、サイ型モンスター達を一瞬で倒した。
「……すごい、私も負けてられない」
アイズがこの状況下で火がつく。自身の魔法である【エアリエル】を発動させ残っている芋虫モンスター達を風で蹂躙していく。
「やれやれ、僕も負けてられないな」
そのアイズを見てフィンも芋虫モンスターの殲滅に取り掛かる倒して駄目なら動きを止めればいいと彼は芋虫モンスター達の足を切断していく。
「誇り高き戦士よ森の射手隊よ」「押し寄せる略奪者を前に弓を取れ」「同法の声に応え矢を番えよ」
レフィーヤが全神経を集中させ詠唱を始める。すると1匹の芋虫モンスターが詠唱を止めるべくレフィーヤの元へと全速力で突進していく。その行動に団員達、アイズでさえも反応が遅れレフィーヤがやられると思った時にレフィーヤの目の前に青色の巨大な蜥蜴のようでドラゴンとも取れるモンスターが現れ、芋虫モンスターの突進を受け止めて口で掴む。そして上空に放り捨てられた芋虫モンスターを尻尾で勢いよく振り下ろす。芋虫モンスターは耐えきれずにペチャンコに潰れ、中にあった液体がその魔物に降りかかる。しかし彼は避けれる筈の液体を避けずにその巨大な生身で受け止める。そう、彼が避けてしまっては後ろで詠唱しているレフィーヤに降りかかってしまうのだ。すると後ろではレフィーヤが詠唱を終えたようで魔法を放つ。
【ヒュゼレイド・ファラーリカ】!!
その魔法はまるで敵と見方が判別できるかのように芋虫モンスター達のみに降りかかる。芋虫モンスター達は最後の足掻きと液体を出そうとしていたが、その魔法の余りにも高い熱によって蒸発し、抵抗も無いまま消滅した。
「…ありがとうレフィーヤ」
アイズがレフィーヤに声をかけるとレフィーヤも嬉しそうに、ちょっと恥ずかしそうに返事をする。そしてレフィーヤを守ってくれた未だに謎が多い変化するモンスター、今は青色の巨大なドラゴンであるが今回レフィーヤの命の恩人にすらなったモンスターの元へと歩く。目の前まで来ると彼にも礼を言う。
「貴方が居なかったらレフィーヤが怪我してた、……ありがとう」
そういってアイズは彼のお腹を撫でる。彼もそんなアイズを見つめたまま居ると、不意に狼人でさえも臭う筈が出来ない匂いを、かなり遠くの煙の匂いを嗅いだ。彼は豹のような魔物に変化すると、アイズに付いてこいとばかりにその場から走り去る。アイズも彼に走ってついていき、団長のフィンも逃げ込む前の前方から来た芋虫モンスター達について考えていて、最悪の展開を思いついてしまい全員でキャンプへと戻る。一番前方を彼が、その次にアイズで最後に残りの団員達の順番でキャンプの元へ、彼は匂いのする方向に駆けて行くとそこには先ほどとは桁が違う程の量の芋虫モンスター達がキャンプを襲っていた。アイズは【エアリエル】を唱え誰よりも先に突進する。それに続いてティオナ、ティオネ、ベートとフィンが後を追う。
「奴らをくちくする!!」
フィンの言葉を合図に彼らはモンスターの殲滅行動を開始した。
豹のような魔物→キラーパンサー
しっぷう攻撃など、先制攻撃をしてくる事もあり、なかなか(MP的に)面倒臭い相手。キラーパンサーで一番印象に残っているシーンと言えばドラク○Ⅴで主人公の嫁候補のリボンを嗅がせて、自分やその嫁候補の事を思い出させるシーン。なお、名前はご愛嬌と言ったところ。
青色の巨大な蜥蜴のようでドラゴンとも取れる魔物→リザードファッツ
印象でいえば○ラクエMのジョーカー1に出てくる低確率で発見する孤島に居るリザードファッツ。チームが弱い状態だと全滅すらしてくるため作者は常に全力PTでリザードファッツをスカウトしていた。
全身を黒色のアーマーで包まれたモンスターえ→じごくのよろい
キラーアーマーよりも面倒臭いと思うモンスター。地を走るいかずちで全体に大きいダメージを与えてくる。作者はこのモンスターがベホマスライムを呼ぶのを知っていたので経験値稼ぎとして何時間もこいつとの一戦闘に費やした経験がある。
なおスライムの場合は前回に紹介したため今回からは紹介しない