マネマネがダンジョンに居るのは間違っているだろうか 作:☆クラン☆
【ロキ・ファミリア】
「おっかえりぃぃぃ!」
アイズの目の前まで走って飛びつこうとするとアイズの頭の上に居た彼が上半身を覆うように身体を広げ、包み込む。ロキも余りの不意打ちに女神らしからぬ声を上げて自分を包む謎の粘膜から逃れようとばたつく。
暫く……と言っても10秒程なのだが時間が経つとアスファルトをタップして降参を必死に伝える。
「ア、アイズたんや、それは、なんや?」
息を吸えることに感謝しつつも
「(どういうことや?姿形はモンスターやけどモンスターならアイズたんが確実に仕留めるはず。しかも見た様子だと調教などはしてないにも関わらず敵対しとる様子も感じられん?一体……)」
いきなりロキが彼を見ながら神妙な顔つきになったのでアイズを筆頭に彼に助けられた団員達は顔を沈ませる。もしかしたら彼をダンジョン内に返さなければ行けなくなるかもしれないと。
しかしロキは再び笑顔になると主神としては軽すぎる感じで決断を下した。
「まぁアイズたんが許しとんだったらええよ。……その代わり!面倒はアイズたんが見ること!」
なんとも贔屓目なのだろう。しかしこれがロキなのである。すると話を終えたのを見越してフィンが今回の遠征の報告を行う。
「ロキ、今回の遠征では犠牲者は無しで目の前にいるけど仲間が一人増えた。到達階層は増やせなかったけど得るものも大きかったと思う。詳細は追って報告させてもらうよ。」
「了解やー、あっおかえりフィン」
「あぁ、ただいまロキ」
その後団員達が本拠内に入っていくと共に一人一人に声をかけていくロキ。騒がしいはずなのに気持ちが落ち着いてしまう。アイズは自分たちの「
そしてアイズにもロキが声をかけるとニヤニヤ笑いながら肩をポンポンと叩く。アイズが疑問に思うとその原因がロキの口から出てきた。
「体がズキズキ痛むなー、ちゃんと休まな、な?」
そう告げると何事もなかったかのようにリヴェリアの元へと飛んでいった。アイズはやはりロキは神なのだと再認識をする。
アイズが遠征の荷物を片付けようとすると第二級冒険者から下の称号をもつ団員達から片付けは自分たちでやっておくから風呂に入ってきて欲しい、と言われた。困り顔になるアイズを見た彼が
一方彼はアイズを見送るとオドオドしている団員達を見下ろしながら普通の冒険者なら担げない量の荷物を平然と持ち上げ持っていこうとする。がどこに持っていけば良いのか分からずタジタジしているとフィンが通ってきたので再び身振り手振りでどこに持っていけば良いのかを聞く。その質問にフィンは丁寧に地図を書いて目印の場所まで持っていってくれと頼む。すると彼は頷き、地図を片手に目印の場所まで歩いていった。
暫く歩いていくと右頬に張り手を食らって赤くなっているロキと遭遇する。
「なんや!?ゼリーっぽい奴の次には金ピカのゴーレム!?しかも売れば金になりそうや!」
そう言ってロキは所詮、ルパンダイブで彼に突撃するがアイアンクローで頭をしっかりと捕まれてぶん投げられる。彼は早くもロキへの対応を身につけていた。
その後は何事もなく無事に荷物を届けることが出来、スライムの形で元の場所へと帰る。するとそこには自室へ帰ろうとするベートと風呂上りのアイズが居た。2人が彼の姿を確認し、ベートが舌打ちする。彼はアイズの元へ跳ね寄るとアイズの頭へ登りベートをジッと見つめる。ベートも睨み返すが再び舌打ちをして奥へと進んでいった。アイズは頭の上に?を浮かばせながらも最上階の
ドアをノックして入ると何故か額に絆創膏を貼ったロキが居た。なにかあったのかな?と思いながらも服を脱いで【ステイタス】更新を行う。そしてアイズの【ステイタス】が書かれた用紙をロキから渡される。
「冒険者っていうのはまずLvで決まる。
ロキに指摘されるも自身の
「つんのめりながら走り過ぎたらいつか必ずコケる。いっつも言ってることや、そしてこれからも何度も言おう。だから忘れんようにな?」
自室へと戻ったアイズはベッドへと倒れ込む。自身に必要な物を、高次な器を望む。貪欲に、誰よりも強くなりたいと願う少女。そしてアイズは誓う。必ず自身を超えてみせると。そして遠征の疲れを癒す為に彼に抱きついて眠りに入る。
その夜にアイズの部屋が光り輝いたのはロキも、アイズも、誰1人知らない。
熱に脅かされて頭ガンガンしながらも投稿する。
一瞬ロキの読み方をくちきと読んでしまった私を誰か止めてください。