現象起こしの転生者   作:面無し

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廻は厄介だ、千年杉はうぜぇし、散々だね

三人称SIDE

 

会計戦零側

分散させられた直後

 

「じゃあ始めますか」

 

すっと零が手を前に突き出す

 

「『|縛り桶(チェーンコフィン)』」

 

その言葉と同時に零の手の前に棺桶が出現する

ギィと扉があいた棺桶はいつものようにそこから鎖を出すと思われた

しかし、その棺桶は鎖を出さずに消失した

 

「へ!?」

 

「ごめんね零君

・・・ふん!」

 

すまないと言いながらも

容赦ない蹴りを繰り出す廻

 

「ちっ、やっぱりなんか能力ですか!」

 

その蹴りを防ぎ距離をとると

零は言った

 

「うん能力、この試合終わったら教えてあげるよ」

 

「すぐに教えてほしいですけどね」

 

「むりね、教えちゃったら負けるもの

能力もらうときにこれでも十分チートだと思ったんだけど

・・・零君も創もここまでチートとはね」

 

「仕方ないですよ・・・善吉そっち大丈夫?」

 

「問題ない!この間からよく見えるんだ!」

 

「このっこのっ!」

 

善吉は江迎の二刀包丁を軽々とかわしていた

それを見た零は笑った

 

「うまく機能してるようだなだな、さてこっちも『流星群(スターレイン)』」

 

零が出したのは小型の『流星の尾』を連続発射する技

ついでに今回は麻酔効果しかないものである

避ける隙間もないようなその弾幕も

廻にあたる前に消えてしまう

 

「残念、それじゃだめよ」

 

「あーくそっ、女は殴れないしー」

 

「零!大丈夫か?」

 

「善吉ーすまーん手こずってる」

 

「まじかよ・・・」

 

「あら善吉君、よそ見してる暇はないよ?」

 

「くっ・・・・おらっ」

 

「あっ!」

 

善吉が包丁を蹴り飛ばす

しかし、その包丁もいつの間にか手に戻っている

 

「え?」

 

「廻さん、ありがとうございます」

 

「どういたしまして」

 

「意味わかんねぇ」

 

零は苦笑しそれを見た廻は笑った

 

「そう?じゃあヒント、『これ』なーんだ?」

 

ガシャン

 

廻が出したのは棺桶

そして零は嫌な顔をする

 

「もしかすると、もしかするんですか?」

 

「もしかすると、もしかするのよ」

 

棺桶が開き鎖が零を追いかける

そして零はそれから一目散に逃げ出した

 

「わああああああああああああ」

 

「がんばってー」

 

零は自分のものと全く同じ鎖から

逃げている、全力で

 

「くっそ、拉致があかない!

『転送(テレポート)』廻」

 

自らを転送し廻の後ろに立った零は

そのまま廻を羽交い絞めにする

 

「な!ちょっと何するつもりよ!?」

 

「俺を縛るんなら一緒です」

 

「えっ!?」

 

ぐるぐると二人が鎖で巻かれ

零は笑う

 

「さてこれで廻さんは無力化です」

 

「・・・そう?私の能力なら問題ないよ?」

 

「ムリですよ」

 

「どうして?」

 

不思議そうな廻に零は笑って言った

 

「廻さんの能力による世界への干渉を一時間の間封じました

これで自分を含めた全員が廻さんの能力を受け付けません」

 

「ええ!?」

 

「さて、俺の勝ちです」

 

スルンッ

 

零は能力で鎖から抜けると

鎖をもう一度巻き直した

 

「あーあ、鎖で女の子を縛るってどういうことよ?」

 

「動かれるといやなんで」

 

「はぁ、仕方ないわね」

 

「さてと、姫ちゃんはどうだろ?」

 

「手を出してたら私がボコるから安心して

そんなことよりさっきのヒントで分かった?」

 

「わかりません、俺はそこまで頭良くないですから」

 

「じゃあ試合の後でね」

 

「はい・・・じゃあ善吉の手伝いでもするか」

 

そう言ってれいは善吉の方へ向かった

 

――――――――――――――――――――――――――

 

零が戦闘を始めたのとほぼ同時刻

神姫側

 

「ある意味で好都合でしょうか?」

 

「う~ん、半分最悪で半分最高かしら」

 

生徒会勢はこんな感想だった

理由は簡単創はおそらくこちらが攻撃しない限り

攻撃はしないし攻撃しても傷はつけないだろう

ただし球磨川がいることでそれが半分になった

 

「まさかの神姫がこっちか」

 

過負荷勢の創は零がこちらだと思っていたようだ

相手が女の子で相手がしにくいと顔に出ている

 

「『まぁいいいじゃない』

『こっちは引き分け狙いなんだから』」

 

球磨川はどうなろうと引き分けられればどうでもいいらしい

 

「まぁそうか、でもめぐねぇ大丈夫かな?

零に殴られてなきゃいいけど」

 

「大丈夫です、兄さんは女の子を傷つけはしませんよ

身動きを取れなくするくらいはするかもですが」

 

「そうか?まぁそうなんだろうけどよ」

 

意外と零のことを創は信用しているのかもしれない

神姫に言われてすぐ納得した

 

「球磨川君は引き分け狙いなんでしょ?

じゃあ恋バナでもしない?恋バナー」

 

瞳が提案する

 

「『あれ?』『瞳先生は善吉ちゃんが心配じゃないんですか?』

『引き分けるのならあなたの可愛い善吉ちゃんが爆死するんですよ?』」

 

「大丈夫よ、あの子ももう子供じゃないし

零君だっているしねー」

 

球磨川は相手にされない

瞳はランドセルからお弁当やお茶を用意しだした

 

「兄さんは廻さんがいるので大丈夫かは

確定できないんですけどね・・・」

 

「それでもよ神姫ちゃん、ね創君?」

 

「あ、まぁめぐねぇの能力は相手が何もしてこないと意味ないですし

ていうかうまそうですねこれ」

 

「一緒に食べない?」

 

「『あの・・・』」

 

球磨川は無視もされだした

 

「恋バナはじめましょ」

 

「そうですね、初めちゃいましょう

創さんからどうぞ」

 

「あ、俺?」

 

「『ちょ・・・あの』」

 

球磨川を本気で無視し始めた三人だが

神姫はチラチラ見ていた

それで一番に球磨川の変化に気付いた

 

「『・・・・・・・』」

 

「!!」

 

唇を噛みながら悔しがる球磨川に

神姫は驚く

 

「!、うまくいったみたいね」

 

瞳も気付いたようだ

 

「『流石ですね瞳先生』『まさかほかの皆まで使って』

『揺さぶるとは』『僕を揺さぶれるのは他には彼女くらいでしょう」

 

「俺はわざと乗ったけどね」

 

創はにやにやと笑っていた

 

「『酷いなぁ』『まぁいいや、恋バナするんでしたっけ』」

 

そして球磨川は彼女について話し始めた

 

――――――――――――――――――――――――――

 

零SIDE

 

何あの能力

俺の棺桶出てきたんですけど?

 

「まぁいいかあとで教えてくれるらしいし」

 

今は善吉を助けに行かないと

 

「善吉、助けに来たぜ!」

 

「助かる、ありがとう!」

 

「助けが・・・ふん、まぁいいわ

なら、避けられなくしてあげる」

 

人形だろ?木の根の

 

「『荒廃した腐花』狂い咲きヴァージョン!

タイプ『マンドラゴラ』!」

 

おおうすげぇ

まぁ問題ないけど

 

「結構イケてない?

まぁ普通は気持ち悪いって言うんだろうけど」

 

「木の根っこ人なだけで気持ち悪いとかそういうのはそんなに・・・」

 

「おれも、つーか俺には意外と格好良く見えるぜ」

 

『欲視力』は問題ないみたいだ

何回も確かめたけどよかったよかった

 

「何それお世辞?やめてよねもう私はデレないんだから!

結局過負荷の気持ちは過負荷にしかわからないんだ!」

 

「いやいや、そんなことないぜ、なぁ善吉?」

 

「ああ、意外とお前と俺達はわかりあえると思うぜ」

 

「うるさい!これなら避けられないでしょ!

四方八方のこの攻撃なら!」

 

多勢に無勢を巻き返すの技(スキル)『危機壊避』

敵と認識した物が味方と認識した物より多い場合

同じ数になるまでそれらを問答無用(無効化されない限り)で戦闘不能にする

まぁ今回は善吉の見せ場だから動きを止めるだけ

 

ズッ

 

「いまだよ善吉」

 

「わかってる」

 

ズガガガガガガガンッ

 

「!?」

 

ヒュー、善吉カッケー

種明かしだ種明かし

 

「もし俺がいなくても潰せただろうね善吉なら」

 

「どういうこと?」

 

「俺に見えてるのはお前の視界だぜ江迎」

 

「!!」

 

びっくりするよな?

俺も読んでた時はビックリしたもんだ

「ちょ、それカンニングし放題じゃねーか!」

ってなかんじで

 

「さぁやろうぜ、続き、姫ちゃんが心配だからすぐ終わらせるけどな」

 

「いいです、あなた方二人とも倒します!」

 

―――――――――――――――――――――――――

三人称SIDE

 

神姫側

球磨川が彼女のことを話した

 

「『彼女の名前は安心院なじみ』『親しみを込めて』

『誰もが安心院さんと呼んでいました』」

 

そういったとき、四人の隣の柵が腐り落ちる

 

「ナイス誘導だ善吉!」

 

「お前のサポートもナイスだぜ零!」

 

「視界がわかるならやりやすいことはない!

これぞまさにデビルアイ!」

 

「「『いやいや善吉(ちゃん)、それは『欲視力(パラサイトシーイング)』だぜ』」」

 

「レンタルっていいよね、結構色々貸してもらえるから」

 

「『やっぱりか』『接触は明白になったけど』

『どうせだから引き分けようか』『久々に三人で話せるだろうしね』」

 

零SIDE

 

さてさてどうしようか

 

「おい」

 

「ん?どうした創」

 

「めぐねぇどこやった」

 

「おいおい、危ないから銃下げろ

大丈夫一応鎖で軽く縛ってるけど

怪我も鎖の跡もないはずだから

あっちにいる」

 

「わかった、後で殺す」

 

ひでぇなお前!

 

「とまぁなんか言ってたら姫ちゃんがいる」

 

抱き着きに行こう!

 

「ひーめちゃーん☆」

 

「あ!兄さ・・・」

 

ズアッ

 

なんだこのでかい木?

 

「千年杉か・・・うざっ」

 

せっかくの姫ちゃんとの再会だったのに

 

「善吉」

 

「お母さん、時間稼ぎを・・・どうした零?」

 

「俺も時間稼ぎしてやるよ」

 

こんなもんぶっ壊して姫ちゃんをぎゅーってするんだ

 

「わかった、ありがとう」

 

「任せろ」

 

「私も、十分以上持たせてあげるわ」

 

「ありがとうお母さん」

 

「「さっさと行け(行きなさい)」」

 

さてはじめようか

 

「さて零君協力して・・・」

 

「はははははは!よくぞ邪魔した千年杉ィ!

お前を粉々にして姫ちゃんに会いに行ってやるぜ!」

 

「・・・・随分末期ね」

 

『暴君』、一撃を百撃に変える技(スキル)『百撃一手(アタックハンドレッド)』

『革進』・・・これで潰すぜ!

 

「ははははははははははは」

 

ガガガガガガガガガガガガガガガ

 

粉々になれえええええええ!!!

 

「私の出番ないじゃない・・・

しかも壊しちゃってるし」

 

気にすんな俺!

最優先は姫ちゃんだ

 

「兄さん!?」

 

「姫ちゃん!?」

 

どうしてここに!?

 

「少しづつ壊してたんですけど

兄さんもですか!」

 

「偶然だね姫ちゃん

、さて、壊しちまおうぜ」

 

「はい!」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

「よう零」

「よう創」

 

「こんにちわ姫ちゃん」

「こんにちわです廻さん」

 

「今のところ原作だなぁ」

 

「諦めたらどうだ?」

 

「いいや俺たちが勝つだけでも

この戦挙は勝ちだからな」

 

まぁそうだな、生徒会潰して

会長代理の権限使えばいいし

 

「絶対勝つさ」

「絶対負けねぇよ」

 

「この二人ってなかいいわよね?」

 

「いいですよ、兄弟みたいに」

 

「「なかよくねぇ!」」

 

「「仲良いじゃない(ですか)」」

 

ドォン!

 

爆発したか

 

「止めなかったんだな創」

 

「球磨川さんには本気を出してもらわないとな」

 

わけわかんねぇ

 

「ちっ、もう行く」

 

「行っちまえ、俺はめぐねぇと話すことあるしー」

 

このバカめ

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

「江迎は?」

 

「零か・・・爆発をかばって、代わりに傷を・・・」

 

「兄さん、行きましょう」

 

「わかってる『転送』江迎」

 

シュン

 

「零?」

 

江迎の横についたぜ

 

「よう江迎」

「こんにちわ江迎さん」

 

「零君、姫ちゃん?」

 

「治すよ、俺が

なかったことにはしない

ただ治すだけだ」

 

「すぐ楽になります、痛くないです」

 

「・・・・でも」

 

「いいから、治させろ、痛そうだしな」

 

「わかった、なかったことにはならないんでしょ?」

 

「ああ」

「はい」

 

「じゃあ、お願いします」

 

「『治療(ヒーリング)』・・・

 

 

 

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