SAO~四剣を操る転生者~   作:面無し

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第三話

あーうー、熱い!

砂漠地帯というのはクソ暑い、まぁ湿度は低いので

蒸し暑くはないのだが・・・それでもだ

 

「・・・姫ちゃん、マダー?」

 

「もう少し待ってください兄さん、まだ来る人がそろってないんです」

 

早くしろよ!ボス部屋は目の前なんだよ!

今回のボス部屋というのは砂漠の奥の洞穴なんだ

入れたら涼しいんだよ!!!

 

「・・・熱い」

 

「大丈夫ですか?ちょっと待ってくださいね、

団扇に見たいなものをこの間買ったはずです」

 

姫ちゃんがウインドウを開いて

団扇みたいなものを探してくれる・・・可愛いです

ああ、だめだ、にやにやしちまう

 

「・・・あ、ありました、ありましたよ兄さん」

 

ぽああっと天使の笑顔で答えるのがまた可愛い

他の女の子じゃ真似できないね

え?嫁びいき過ぎないかって?それの何が悪い!

 

「うん、ありがとう姫ちゃん、貸して」

 

「だめです、兄さんは私が仰いであげるんです」

 

何だって?マジで?・・・幸せ・・・

 

「じゃあ頼もうかな」

 

「はい!」

 

んふふー頑張って仰いでる姫ちゃんかわいいなぁ

風もちょうどいいし

 

「よいしょ、よいしょ」

 

「あー気持ちいい」

 

あれ?これは姫ちゃんは熱いだけなんじゃ・・・

それはだめだ、路線変更だ

 

「姫ちゃん、それ貸して」

 

「何かだめでしたか?」

 

そんな目で見るなよ、そんなんじゃないから

 

「違うよ、こっちおいで」

 

団扇かして、姫ちゃんは俺の胸に背を付けさせて

・・・後は俺が二人を仰ぐ

 

「うん、これでいい、姫ちゃんも涼しいだろ?」

 

「兄さん・・・はい、涼しいですよ」

 

ああ幸せ

 

「おーおーやってんねぇお二人さん」

 

「・・・お前は・・・えーっと」

 

「兄さん忘れたんですか?」

 

「おいおいこの間あったばっかだろ!?

クラインだよクライン!!」

 

ああそうだ思い出した、この間休憩スペースで会ったんだっけ?

俺達は有名だから一声かけてみたかったらしい

バカップルでクソ強い二人がいるって有名なんだと

『バカップル』じゃないぜ、何度も言うが『馬鹿夫婦』だ

 

「!」

 

「兄さん、「あ、そういえば」って思ってるのが露骨に顔に出てますよ」

 

「酷いなお前」

 

そりゃあそうだ、野郎に優しくするわけないだろう

手は貸すが気遣いはしないぞ

 

「つーかあと何人なんだ?」

 

「3人だよ」

 

あーもう遅いな

 

『みなさーん、そろったようなので行きますよー』

 

って言ってたらそろったみたいだな

もうちょっと、姫ちゃんに引っ付いてたかったなー

遅い遅い言っててなんだが・・・

最後に撫でとこ

 

「・・・」

 

「兄さん、くすぐったいです」

 

「お前ら・・・」

 

んふふー幸せ

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

さてここのボスわっと・・・

 

カキンッカキンッ

 

爪の音が個性的なサソリだなおい

そしてデカいな・・・正直言おう

俺は虫とかそういうのが嫌いだ

だからこういう虫にとかは一括して・・・キモく見える

 

「・・・」

 

「兄さん、青ざめてますよ」

 

うんわかってるよ、自分でもわかるくらいに

血の気が引いたよ、デカいのもあって余計に気持ちが悪くなる

つーか血の気が引く機能もあるのねこのゲーム

 

「・・・なぁ姫ちゃん」

 

「なんですか?」

 

「今回は速攻で終わらないかなぁ」

 

「仕方ないですよボスですし

戦闘その顔をどうにかしてくださいね、心配です」

 

うん、戦闘中にどうにかするよ

紅眼発動

全員最初に決めたが配置で進む

俺は前列、最前列の重装備の次あたりだ

ボスは最前列の重装備の奴等をまず攻撃する

まぁ初期の階層のボスならそこまでレンジも広くないだろう

前列にいるやつで知っているのはキリトと遠くの方に

アスナくらいだな

 

「じゃあ言ってくる」

 

「あ、はい」

 

姫ちゃんは俺の後ろのあたりだ

腰を低くして構える

そして前衛の中から一番手として

力を溜めて一気にボスの上に飛んだ

後ろからほかの奴らの声もする

 

「はあああああああ!!!」

 

上空から背中に突き刺そうとする

そしたら尻尾が飛んできた

 

「盾で!」

 

・・・防いだはいいがそのまま押し戻されたな

 

「ちっ、上空からじゃ無理か」

 

地面だと尻尾で薙ぎ払われるだろう

ある意味厄介だなキモいくせに

着地の後間を開けずに突っ込む

案の定薙ぎ払ったその尻尾をジャンプで避けるついでに

そのジャンプで相手の尻尾の付け根まで行く

そしてこのゲームの特徴ソードスキルを発動する

 

「『クロスソード』」

 

名前の通り相手をXの字に斬るスキルだ

これが結構役に立つ、出が早いから

 

「兄さん、変わってください!」

 

俺が切り付けたのとどうじに姫ちゃんが前に出る

俺が終わるのにぴったし、流石姫ちゃんと言いたいね

 

「任せた」

 

下がると今度は姫ちゃんがスキルを発動させる

 

「『パワードラム』」

 

相手にハンマーを叩き付けるスキルで

出は早くないがさっきの俺の一撃でひるんだから問題ない

 

「兄さん!」

 

「おうよ!」

 

もう一度前に出てスキルを発動させる

交互に攻撃をする戦い方のスイッチだが

ボス戦ではそれを皆でやる、それで少しずつ削る

でも

 

「姫ちゃん!」

「兄さん!」

 

俺達はボス戦でも二人でそれをやる

他の奴らは巨大サソリの前でいつも通り地道に削ってるだろう

俺らは大体が相手の後ろに回って二人でやっている

 

「まぁ俺らは、二人で十分だ」

 

相手の攻撃は避けられるし

俺達のレベルはここのパーティの平均より十近く高い

攻撃は大人数でやるより

二人で廻したほうがダメージが大きいのだ

 

「さっさと終わらせよう」

 

正直嫌だからな

虫なんてものはしばらく見たくない気分だ

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

始って十分ごろ、予定よりも二十分も早く

ボスが倒れた倒れた直後に今まで我慢してた寒気が一気に来た

気持ち悪い

 

「・・・帰りたい」

 

「兄さん、大丈夫ですか?」

 

とてとてと駆け寄ってくる姫ちゃん可愛い

それだけで結構元気になるよ

 

「うん、大丈夫」

 

「おーい、ゼロ」

 

ん、クラインか

どうした

 

「今日はさ、ついでだしお前らも一緒に

何か食いに行こうぜ」

 

結構フレンドリーだなこいつ

そういえばギルドのトップやってんだって?似合ってるよな

顔的にも

まぁそれは置いておいてだ

 

「本当の目的は?」

 

「野郎ばっかの飲み会に花がほしい」

 

姫ちゃんが目当てか

誰が渡すかボケ!と言いたいが飲み会には賛成なんだ

ここは秘技だよ

 

「姫ちゃんはどうす・・・」

 

「兄さんに任せます」

 

一任されたよ・・・どうしよう

・・・まぁいいか、姫ちゃんに色目使う奴がいたら許さんが

行ってやろう

 

「いいよ、行くよ」

 

「マジで!?ありがとな!」

 

こいつは本当にフレンドリーだな

元々の世界の親友を思い出すよ

 

「はぁ、少しは落ち着けよ」

 

「兄さん、クラインさん聞いてないですよ

それにもうほかのメンバーさんたちの方に行ってます」

 

「はぁー」

 

ため息だね

あっとそうだもうそろそろ一区切り付きそうだし

俺達の異名説明でもしようか

 

俺達の異名は三つ

俺か姫ちゃん一人の時と

俺と姫ちゃん二人を示す時の三つ

 

俺は『黒き無双』通称『黒無双』

誰がつけたんだろうなこんな異名

まぁ由来は俺が黒ずくめでどの階層のどの敵でも

圧倒的勝利を出すかららしい

 

姫ちゃんは『純白の戦女神』通称『白女神』

これは納得だ、この純白と付けたところにセンスが見えるね

姫ちゃんの驚くべき白さをわかってるからこそつけた異名だね

これを付けれたのも姫ちゃんの存在あってこそだから

やっぱり姫ちゃんは世界最高なんだ

由来は真っ白でしかも戦闘で強くて女神のように可愛いかららしい

まぁもともと女神だから間違えてはいないな

 

そして俺ら二人を刺す時

『世界最高のバカップル』通称『世界バカ』意味わからん

これは俺達のバカップルさでつけたらしい

主にネタの時に使われる

戦闘の時や普通の話の時は

『黒白の二戦神』通称『二戦神』

誰が考えたんだ?思春期少年がもれなく考えそうな

名前だな、由来は白と黒でその圧倒的強さで戦う姿は

まさしく戦神だからだそうだ

 

こんなところかな

飲み会って言っても本物のお酒が出るわけじゃないからな

今回は騒ぐとするかな

 

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