SAO~四剣を操る転生者~   作:面無し

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第四話

さて報告だ、俺が最初の階層を早くクリアし過ぎたので

二十五階層での軍イベントとサチのイベントがぐちゃぐちゃになったようだ

調べたところ、この攻略は知られていないらしく

キリトはサチのイベント通り<月夜の黒猫団>に入っている

っで第一目標地点二十五階層ボス部屋前の軍の後ろだ

ちなみにレベルは五十八だ、高すぎ?気にするな

気にしたら負けだ、それにしても

 

「軍が単独で行くとは・・・無謀だな」

 

「そうですよね、他のギルドの方々に言わないで自分たちだけで行っちゃいました」

 

そう、軍の奴らは単独でボスの部屋に行ってしまった

無謀だよね~、これが原作でも大敗の原因の一つだったのかもしれない

まぁボスの強さはこの階層は異常だって原作にあった気がするけどさ

 

「加勢するのは最初の予定だが・・・武器はどうする?」

 

「兄さんは、一本だけ剣を出せばいいと思います

それならいつも通りで怪しまれないと思いますし」

 

「そうだな、姫ちゃんはいつも通り大槌でいいか?」

 

「はい」

 

ん、じゃあ決定だな、軍さんの後ろで

ボス部屋に入るのを待とうか・・・

 

――――――――――――――――――――――――――

 

さて皆さんお待たせしたな、軍の後に続いてボス部屋に入るよ

因みにこの階層はアフリカの荒野?みたいだったよ

モンスターも馬とか、ヤギ似なんだけどアフリカにいそうな感じのヤギっぽい生物に似てるやつとか

ライオンっぽいのとかね

 

「まぁいいけど」

 

さて、予定通り剣を出すかね

スキルを『四剣』に変えてっと

・・・召喚『ガイア』

足もとから岩の剣がにょきっと生える

結構シュールだった、まぁどうでもいいが

一緒に盾も装備して準備は完了だ

 

「姫ちゃん、準備は?」

 

「ばっちりです」

 

ばっちりらしい、とまぁそういうわけで

ボス部屋に行こう

 

 

 

「お邪魔しまーす」

 

中を覗くと・・・大きなケンタウロスのようなボスでした

ついでに言うと軍の奴らはまだ攻撃を受けていないようだ

急いだ方がいいとは思うが

 

『全員構え!』

 

リーダーのような人物が指揮してるけど・・・

正直あのボスは厄介だな、なぜかって?

ケンタウロスが持っている武器が弓だし

遠距離攻撃が可能なタイプだな、面倒くさい

 

「さっさとやらないと壊滅だな」

 

「急ぎますよ兄さん!」

 

もちろんだ!

軍の方へ向かって走る

 

「むっ!?なんだお前たちは!」

 

急に現れた俺と姫ちゃんにリーダーっぽい人は反応するけど

構ってられない、もうボスが弓を構えてる

 

「五月蠅い!!」

 

そう叫んで、ガイアを地面に突き刺した

この剣の効果は『地形変動』

その名前の通り地割れや岩壁を立ち上げるなどのことが可能だ

今回は大きな岩壁を軍の前に立ち上げる

 

「なんだこれは!?」

「しかもあれは、二戦神!?」

 

急に出た壁に軍は驚く、岩を立ち上げるスキルは全員が知らないから

正直ボス部屋の仕様として片づけてもらえるはずだ

立ち上がり切ったところでボスの弓から矢が飛んできた

ガスガスと弓が刺さる音がしてその後にはこちらに向かう蹄の音がした

 

「姫ちゃん」

 

「わかってます!」

 

姫ちゃんをボスにけしかけるため壁を納めてボスを見る

するとさっきまで構えていた弓がなく手を振り上げていた

手にはドデカい斧・・・弓どうしたよお前

 

「姫ちゃん戻って!」

 

「くっ」

 

振り下ろされた斧のレンジはおそらく軍全体を余裕で覆う

それはまずい、もう一度壁を立ち上げ防ぐ

その壁を何回も攻撃しているのかガンガンと攻撃音が響く

もともとそこに壁がないようになっているから攻撃するんだろう

 

「防戦だな・・・」

 

「なんだね君たちは!」

 

五月蠅いよ軍部リーダーもとい軍頭!

 

「俺達は、ボス戦に来ただけだ、文句があるなら後にしてくれ」

 

「兄さん、どうするんですか?」

 

うーんどうしようか

軍の皆さんには撤退してほしいんだが・・・

一旦下がってもらわないと、壁を納めた瞬間攻撃に直撃するだろうし

まだ一撃も入れれてないし・・・そうだ

 

「よし、地割れあたりで遠隔攻撃しよう」

 

「は?」

 

は?じゃによ軍頭そのまんまだ

地割れで、ボスをはさめばダメージがあるだろ

 

「今回は出番がなさそうですね」

 

「あー姫ちゃんごめんね?」

 

「いえいえ、皆さん無事ですし

私には攻撃する役とかはもともと似合わないですし」

 

困り顔で微笑まないで!惚れる!

前から惚れてるけど!

しかも姫ちゃんに攻撃役はアンバランスで逆に合うんだぜ!

 

「じゃあ決定でいいかな」

 

「おい、お前たちさっきから何を」

 

「黙ってろ軍頭、俺達兄妹を知らないのか?」

 

結構有名だぞ?前線プレイヤーは知らなかったら

馬鹿にされるくらいに

 

「お前らのようなもの誰が知るか!」

 

あーあー、後ろの部下見てみ、今の発言で

一気にジトーっとした目に変わったぞ

もういいか、こういう奴は無視するに限る

ばぁちゃんがそう言ってたよ

 

「もういいか、姫ちゃん、作戦変えて

この軍の人と力合わせるよ」

 

「わかりました」

 

「軍の方々!このまま隊列を崩さず後ろへ!

このままだと攻撃を食らう!」

 

『了解!』

 

いい返事だ!軍人!こっちも岩を納めて

と、納めた瞬間斧が地面に当たったよ、あれは痛そうだね

 

「こら!お前たち!何をやってる進まんか!」

 

馬鹿が!軍頭、頭を使え!

 

「俺と姫ちゃんで主に攻撃します!

皆さんは隊列を崩さず生きることを最優先にしてください!」

 

『おう!』

 

軍の人はまとめた、一人除くが・・・

まぁいい、攻撃開始だ!

 

「行くぞ姫ちゃん!」

 

「はい!」

 

そんなこと言ってたら、ケンタウロスが弓に持ち替えている、標準は俺だ

・・・残念だがその攻撃は遅いぞ

 

「ふっ」

 

真横に大きな矢が刺さる、それを横目に飛ぶ

もう一本矢をボスがつがえようとしたときに

 

「はああ!!」

 

横から姫ちゃんの大槌による一撃が入り中断する

そしその一撃でひるんだボスに俺は一撃を与える

 

「せいっ!」

 

ガイアは重いのでどうしても大振りだが

それでも威力は十分だ

ボスの頭の部分に一撃入れてやる

 

『いまだ!突け!』

 

軍の方々もひるんだ時に一緒に攻撃してくれた

・・・体力バーは?・・・減ったは減ったな、百メモリあれば五メモリ位か

随分と大きいダメージだったようだな

 

「よし!皆さん油断はしないでください!」

 

『はい!』

 

持ち直してっと・・・ボスは斧に変えたみたいだな

そっちの方が好都合だが動くのが少なくで済むし

 

「OOOOO!!!」

 

何かボスが叫んでます、ついでに向ってくる

だが残念、地割れだ。

 

バクっと口を開けた地面の裂け目に

ボスは簡単に足を突っ込んだ

 

『おお!ちょうどいい時にギミックが!』

 

軍の人は上手いこと勘違いしているみたいだし都合がいい

 

「姫ちゃん!」

 

「はい!」

 

姫ちゃんが攻撃しひるんだら

地割れをなおして俺が攻撃、同時に軍の人も攻撃する

攻撃し終わったら軍はいち早く下がり回避、俺はもう一度地割れを起こす

そしてもう一度姫ちゃんから攻撃

 

「順調じゃねーか」

 

おそらく原作での敗退は、あの馬鹿軍頭と

遠距離と近接両方の敵がいなかったからだろう

俺達は順調にダメージを与えていく

 

そして、ボスのHPが三分の一を切ったころ

今のところ後に一気に下がらせているおかげか

軍の人も無傷だ一応軍頭もこのままいけば無事成功だな!

・・・だれだフラグって言った奴

 

「GAAAAAAA!!!」

 

「「『!!!!』」」

 

ボスが突然に叫びだしたぞ?

なんかやばいですねー・・・うそん

手が、六本になりました、弓が二本に斧も二本・・・どう対処しろと?

しかも今度は矢を三本つがえるのね

 

「くっそ!」

 

岩壁で防ぐ!

・・・正直面倒だな

 

「皆さんはこのまま後ろに下がっていてください!

後は自分たちでやります!」

 

「わかりました!気を付けてください!」

「無事でいてくださいよ!」

 

わかってますよ、この世界に姫ちゃんを置いていくつもりは毛頭ないね

・・・紅眼発動!

 

「行くよ姫ちゃん!」

 

「はい!」

 

姫ちゃんと一緒にボスに向って走る

ボスの矢を避け、俺はボスの顔へ飛び

、姫ちゃんはボスの足もとに入る

 

「AAAAAA!!」

 

横に振られた斧を岩で止める、今までそうしなかったのは

これは守れる範囲が狭いからだ

斧を防いだところでボスは弓を構える、しかし

 

「『スターインパクト』!!」

 

その攻撃は姫ちゃんのソードスキルで中断された

『スターインパクト』はエフェクトで槌の軌道が流星にみえる技だ

そして俺も片手剣のソードスキルを発動する、四剣の武器は

普通に片手剣だから片手剣のソードスキルを流用できる

 

「『レッドアンタレス』!」

 

その技により空中で俺の剣が赤く光る

ボスの顔めがけて突き入れるとその剣はボスの口の部分に命中した

 

「GYAAAAA!!」

 

俺が地上に降りたとき、ボスは衝撃で後退していた

 

「兄さん!」

 

「おっけー!」

 

姫ちゃんと合図を送りあう

ボスの残り体力はもう少しになっていた

 

「頼むぜ!」

「任せてください!」

 

姫ちゃんが力を溜める

俺は姫ちゃんの前に来るようにジャンプした

 

「「せーのっ」」

 

姫ちゃんの振った大槌の先が俺の足の裏に当たる

つまるところ、上から来た俺を姫ちゃんがハンマーの威力でボスの方向へ飛ばしたのだ

息があってなおかつ能力なんかでプログラムを弄れる俺達だからこそできる技術だ

飛ばされた俺はそのままもう一度さっきのスキルを発動する

 

「はああああ!!!」

 

そのスキルは後退したボスのちょうど人間でいう心臓がある位置に突き刺さった

エフェクトの音とともにボスの体力がゼロになる

ボスが消えると同時に俺は地面に立って大きなため息き一言

 

「はぁ~~~~、疲れた」

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

『ありがとうございました!』

 

「いやいや、助け合うのは当然だろ?」

 

「そうです、私たちは何もしてないですよ」

 

軍の人は助けたからって全員で並んでお礼をしてくれた

別にいいのにな、もともとの目的を果たしただけだし

まぁ悪い気はしないが

 

「こっちこそ、手伝ってくれてありがとう」

 

『はい!』

 

このにーちゃん達(まぁおっさんもいるが)なんかいいプレイヤーになる気がする

まぁ勘だが・・・当たるかは不明だな

 

「兄さん、早く他の人にも伝えに行かないといけませんね」

 

「そうだな、行こうか」

 

「また会えたらよろしくお願いします―!」

「応援してますよー!」

 

あはははは、くすぐったいなぁ

嬉しいけど・・・

 

その数日後、俺たちの二十五階層での活躍は軍の人たちによって

伝説のような状態になって出回ることになる

 

 

さて、ぐちゃぐちゃになったせいで、サチのイベントがごっちゃになってしまった

肝心なところまではまだありそうなので(正確な日がわからないが)

この後張り付いて助けるつもりだ

当初の目標通り今回も死なせないつもりだ

全力でな

 

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