SAO~四剣を操る転生者~   作:面無し

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第六話

 

「ゼロ・・・?」

 

俺たちが来たときキリトは口をぽかんと開けていた

隣のサチちゃんの方がしっかりした顔している

 

「何してる、助けに来たんだよ」

 

「さっ、皆さん回復アイテムです!」

 

こんな風に遅れたときのために買った回復ポーションが役に立つね

まだまだあるししばらくは大丈夫だろう

問題は・・・

 

「この敵の数だよ・・・」

 

さっき吹き飛ばした連中はもう倒しただろう

でもまだ二十ほどいるしこの後俺と姫ちゃんを追ってた連中も来るだろう

合計六十ってとこだろうか、俺達を追ってた連中は半端じゃない数だった

 

「世界の抵抗力ってのはいつも通りか」

 

前の世界も変えられなかったしな

これは世界の中でも機械中だけの抵抗だからまだ変えられるかもしれない・・・

 

「本気で抵抗させてもらうぜ」

 

剣を持ち直し腰を下ろして構える

敵方はまだ向かってくる気満々なようだ

 

「姫ちゃんはキリトと俺以外のサポート

キリトは俺とこのまま宝箱まで行って破壊するぞ」

 

「あ、ああ!」

「わかりました」

 

「キリトッ!」

 

サチちゃん心配なんだろうね

大丈夫、キリトはここの奴らごときじゃ死なないし

最終手段としては俺が能力を使う手も残ってる

 

「大丈夫だ待ってろサチ

・・・行くぞゼロ」

 

「はいはい」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

SIDEヒメ

 

「木端微塵だぁああ!!」

「はあああああああ!!」

 

 

「す、すごい・・・」

 

サチさん達は見慣れてないみたいで驚いてるみたいです

私は見慣れてますけど、やっぱり兄さんは格好いいです

 

「兄さんたちだけで倒しちゃってるから私の方に全然来ませんね」

 

兄さん頑張って!私はいつだって応援してますよ!

・・・ん?何か近づいてくるような音が・・・

 

「GYAAAA!!!」

 

敵の増援!?・・・あれはさっき私と兄さんを追いかけていた敵!

追いついてきたんですね、気をつけないと・・・

 

―――――――――――――――――――――――――――――

SIDEゼロ

 

「はあああああ!!」

 

振り子の要領で剣をもった腕を振る

そのまま宝箱に振った勢いで持って行かれた腕に任せて

回転し、刃を相手に向け突進する

紅眼ももれなく発動中なのでそれだけで相手が数匹吹き飛び

何匹かが剣に突き刺さる

今のところは順調だ、敵援軍を除けば

 

「おい、ゼロ!増えた分はどうするんだ!?」

 

大丈夫だ気にするな、終わったら後は俺の仕事だ

 

「気にするな終わったらお前らだけで逃げろ!

艇が増えることはないからまだ逃げられるだろ」

 

「お前は!?」

 

おい、そんな嫌そうな顔すんなよ

仮にも戦闘中だぜ?戦闘中は集中が基本だろ?

 

「大丈夫、俺と姫ちゃんだぜ?生きて帰るしついでにレベル上げもさせてもらうさ」

 

にやにや笑いが止まらないぜ

お前はサチちゃんと仲良くやってろ、どっちにしろ正体はばらさないとだめだろうから

抜けることにはなるだろうがその後も交流は止まらないさ

ついでに一匹倒しとこ

 

「ほら、あと三匹くらいだ!ラスト一撃!」

 

「分かってる!」

 

「「せーの!」」

 

横に振りかぶって同時に斬る

真ん中の一匹は倒され

横の二匹は右と左にそれぞれ吹き飛ぶ

 

「りゃあ!」

 

五月蠅い音を放っている箱をぶっ壊して

警報を止める、よしっといった顔をしているキリトの襟をつかんで

俺は一気に姫ちゃんたちの方に放った

 

「うわああ!」

 

「サチちゃんはキリトつれて逃げろ!追手は俺と姫ちゃんで潰してく!」

 

「え、なんで私の名前・・・」

 

「おい、サチ早く!せっかく逃がしてくれてるんだ!

あいつらなら大丈夫だ、SAO(ここ)で最強の二プレイヤーだ!」

 

キリトはサチちゃんの手を握って出口へ、そのまま他の奴らもついていく

出口前の敵?問題ないよ、俺の嫁を忘れたか?

 

「吹き飛べええええ!!」

 

姫ちゃんが槌を横に振りかぶって発動させたのは『ヴォレエスパダ』

実際に当てられる敵は一匹だが当たった敵が真っ直ぐ前に吹き飛び

他の敵も巻き添えにできるスキルだ

 

「まさしく、道を作るのに最適だね」

 

敵が吹き飛ぶのを見て思った

さっきの宝箱行く時もやってもらえばよかった

そんなことは置いておき、キリトを追おうとする連中の真ん前に跳ぶ

俺の隣に姫ちゃんも跳んでくる

 

「さて、邪魔をする奴は止めないとな」

 

「その通りです、一匹だって逃がしませんよ」

 

姫ちゃんは真剣そうな顔で言った

まぁ、俺は思惑が美味く言ったことで嬉しくてたまらない

そのまま笑顔になってしまうな、まぁいいやそのままの顔で俺は言った

 

「世界改変成功祝だ、手加減なしの四剣だよ」

 

言って足で地面をたたく

そうすると地面から四本の剣がにょきっと生えた

 

「今回は、エアとガイア」

 

そのうちの風を纏った剣を引き抜く

他の剣はそのまま消した

 

「行くよ姫ちゃん」

 

「はい」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「ふぅ」

 

一仕事終えた後のため息をつく、キリトを逃がしてから大体五分だろうか

それくらいで敵はすべて片付いた、まぁ強さとしてはキリトが手こずるのも無理ない強さだった

数の力とはすごいものだな、それも意味なかったが

 

「兄さん、お疲れ様です」

 

「姫ちゃんもね」

 

姫ちゃんは俺にお茶(のような飲み物)を渡してくれた

いつも、氷も入っていて冷たくておいしい、家の迷宮へ行く時の常備品だ

 

「しばらく休んでいきますか?」

 

「ううん、此処じゃ安心できないだろうし一旦町へ戻ろう」

 

わかりましたと言って姫ちゃんは水筒をしまう

さて、家の嫁は今日も可愛いな、さっきのお茶を渡す時なんかは

俺の心臓が爆発すると思うほどだったね

 

「帰るか」

 

「はい」

 

 

・・・はい、黒猫団の宿屋に帰ってきた

中に全員居ることは確認済みだ

 

「ただいま~」

「ただいまです」

 

入ってすぐのロビーのテーブルにキリトを含めた全員が座っていた

キリト以外の全員は俺達が戻ってきたのを見て驚くと同時にほっとしたような起用な顔をしている

さて、まずは自己紹介だ、あいさつは大切だしね

 

「初めまして、俺はゼロ、周りからは黒無双って呼ばれてる」

 

「私はヒメです、皆さんは白女神って呼びます、よろしくおねがいしますね」

 

「あ、私はサチって言います」

 

まぁそんなこんなで仲良くなった

 

 

 

「ふぁ~~」

 

此処のベランダは気持ちがいいな、柵にもたれると楽だし風がよく当たる

因みに今は自己紹介の後晩飯を食って部屋に戻ったところだ

姫ちゃんはサチちゃんとお風呂らしい・・・姫ちゃんのお風呂・・・

また一緒に入りたいなー、前は髪の毛洗ってもらって背中流してもらって天国だったね

 

「・・・」

 

鼻血止まんないや、女神の入浴はどうしても耐えられないね

っと、ノックの音?

 

「誰?」

 

「キリトだ、入っていいか?」

 

「鍵あいてるよ」

 

「お邪魔します」

 

「邪魔するなら帰れ!」

 

「ええ!?」

 

「嘘だよ帰るな」

 

そんな馬鹿なこと誰がするかよ(今さっきやったが)

キリトはこっちに歩いてきて俺の隣でベランダの柵に持たれる

 

「今日は助かったよ、ありがとう」

 

「いやいや、いいんだよ」

 

目的はそれだったしなっと付け足す、世界を改変できてよかったよ本当に

前の世界ではあいつの考えは結局原作通りになったしな

 

「それにしても何であの階層にいたんだ?

俺達の後もついてくるみたいな真似して」

 

いや・・・どうやってごまかそう・・・

うーん、胸騒ぎのせいにしよう!

 

「お前らを見つけたときに胸騒ぎがしてさ

あの階層に行ったのは少しほしいものがあったからなんだが

それがちょうどよかったみたいだな」

 

「そうだったのか・・・あの時いなかったら皆死んでたよ」

 

だろうね、原作通り君以外の全員が死んでたと思うよ

 

「今日は風が気持ちいい」

 

「ん?ああ、そうだな」

 

「なぁキリト」

 

「ん?」

 

原作改変でお前のレベルアップは遅くなるだろうしな

そのためにも目標っぽいものをやるかな

クリスマスイベントも行きたいし

 

「十二月にあるイベントがあるかもしれないんだ

それに一緒に行かないか?手に入れた物は俺達兄妹とお前とで半分ずつでいいからさ」

 

「イベント?それより何で十二月にイベントがあるかもなんて予想できるんだ?」

 

「勘だよ」

 

うん、無理やりだけど仕方ないね

小難しくごまかすのは帰って不自然だ

 

「勘って・・・」

 

「どうする?無かったらなかったで参加しなくていいんだけど

あったんなら行かないか?」

 

「・・・あったらな」

 

そうか、ならオッケーだ

後は目標レベルまで上げてもらおう

 

「じゃあ敵は強いだろうしレベルを七十に上げておいてね☆」

 

「はぁ!?高すぎるぞ!?」

 

「大丈夫、俺は六十九だから、お前もすぐ上がるさ」

 

「お前らの尺度で話すなよ!」

 

「兎に角レベル上げを頼んだぜ!」

 

ぽふっとキリトの肩をたたいてから部屋に戻る

キリトがうるさいけど気にしない。

 

今回は気分がいい

ぼふっとベッドに飛び込んでそう思った

世界を変えるのは難しい

でも今回は変えられた、ならほかのイベントも変えられるだろう

 

俺の目的も不可能じゃない、イベントを変えて助けられる人を助けよう俺はそう心でもう一度決心した

 

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