レベルが・・・上がらない・・・?
「ただ今のレベルは・・・八十二・・・」
ただ今の最前線の階層、つまり俺と姫ちゃんがいるこの階層は・・・四十九・・・
必要経験値が多すぎるのか?
「やっちまったあああああああああああああああああ!!!」
「兄さん、何を叫んでるのかはわかりますが
飛ばし過ぎた私たちも悪かったです」
そうなんだけどね、わかってるんだけどね!
やっぱり俺としてはレベルを上げたいんだよ
レベルが上がった時のあの何とも言えない達成感とウハウハ気分!
某有名RPGでタタタッタッタッタ―♪の音がなった感覚と同じなんだよ!
「・・・今日はもうやめとこう」
「兄さん、暗いです!この世の終わりみたいな負のオーラです!」
あはは、どこかに遊びに行こうか・・・戦闘はもうしたくないなぁ
うーん、そうだ、四十八階層と言えばリズが将来お店になる家を見つけるんだったっけ?
・・・よし、リズに会いに行こう
「どうせなら俺と姫ちゃんの武器を作ってもらうのもいいかもね~」
片手剣はマスターしたから今度は他の武器にも手を出すつもりだしー
・・・刀なんかいいかもだな、曲剣を進めるのが条件だったか・・・がんばろ
――――――――――――――――――――――――――――――
~四十八階層主住区~
「・・・」
「兄さん、目的が決まって復活したのはいいですけど・・・」
「むー・・・」
「拗ねないでください」
だってだって、目的は決まったけど
レベルが上がらないことに変わりはないんだぜ?
「まぁいいや、姫ちゃんいるし」
「私が解決策ですか・・・」
そうだよ、姫ちゃんがいればこの世に文句なんてなくなるよ
「だから今日はイチャイチャする」
「もう・・・今日だけですよ?」
とか言って毎日イチャイチャさせてくれるのが姫ちゃんだもんね
可愛い、可愛いよ姫ちゃん
「それより、水車のお家ってどこですか?」
「ん?あれだよ」
「あれですか」
うん、水車がいい味出してるね
気にいる人が多いわけだよ、どうせなら俺もほしい
まぁマイホームを建てる予定が別にあるんだけどね
「うーん、リズはいつ来るんだ?
もしかしてもう見ちゃったかな?」
「そうだったら予定がダメになっちゃいますね」
それは困るな、うーん、本意ではないけど探すのも面倒だし
能力で探すか?うろちょろするのは嫌いだしな
「よーし、じゃあ検索するか」
「そうですかわかりました」
「ん、じゃあ・・・規則制r」
ふと横を見たらいました
髪は・・・まだ染めてないのね
アスナに色々されるのは鍛冶屋を開いてからだったか・・・
「・・・あ、こんにちは」
目があって挨拶してくる
うん、意外と可愛いぞ、姫ちゃんが女神だけど(夫バカ)
「どうも・・・」
「初めまして・・・」
こっちの感覚は口ポカーンだ
向こうはごく自然だけどな、だって探してた奴が横にいたんだぜ?
よし、話し方は自然に行こう
「素敵ですね、この家」
「そうですね、あなた達はこの家を?」
「いや、俺達の家はもう決めてるんでね」
一戸建てを建てるのが男の夢だろ!
ほら・・・な?ロマンがあるじゃん!え、ない?まじか・・・
「そういえば自己紹介してなかったですね、私はヒメ武器は大槌です」
「そうなんだ、あたしはリズベット、リズって呼んで
鍛冶師をやってるんだ・・・っでそっちの悶々と考え込んでる人は?」
「・・・んあ?」
何?俺?名前を紹介しろと?いや、
それより一戸建てが最高だという根拠をだなぁ
「んー」
「兄さん兄さん、自己紹介は大切だって言ってたのは兄さんですよ?」
・・・そうだったか、それもそうだな
自分の言葉には責任を持て、いつぞやに言われた気がするな
「すまん、待たせた、俺はゼロ、武器は片手剣を使ってる」
「ふーん、ヒメにゼロね、よろしく・・・ん?ヒメにゼロ?」
どうしたそんなにきょとんとして
「あの、二戦神?」
「あー私たち有名ですもんね」
軍のオッチャン・・・広めすぎだろ・・・
この間下層の方に行ったけど握手を求められたぞ!主に姫ちゃんがそして姫ちゃんのみが!
「そうだよ、なぜかでっかいあだ名がついちゃったんだ」
「そして究極のシスコンとブラコン兄妹?」
「「夫婦が足りない」」
「あ・・・ごめんなさい究極のシスコンとブラコン兄妹夫婦?」
「「その通り!!」」
むふんと胸を張る、姫ちゃんは・・・ああ可愛いよ!
すりすりしたいよ!その髪をなでなでしたい!いや、する!!
「うにゃー!」
「きゃ、兄さん急にどうしたんですか?」
「かぁいい、かぁいいよ姫ちゃん」
なでなでなで、ああ気持ちいい、サラサラだ
しかもいい匂いだ
「もう兄さんったら」
「・・・噂通りのラブラブぶり・・・」
褒め言葉だよ!そして今回は依頼があるんだ
その前置きも含めちゃーんと聞いてくれよ?
「だろ?ところで君はこの家を買うのか?」
「はい、素敵だし、この額は・・・アレですけど・・・」
うん、頑張れ、お前ならできるさ
この転生者の名に賭けて保障してやるさ!
「頑張ってくださいね、リズさんはいい人ですからきっとできますよ」
「あと、丁寧語やめろ」
「うん、ありがとう」
じゃあ以来開始だ
ちゃーんと姫ちゃんの髪の毛をなでなでしながらね
「それでだ・・・なぁリズ、依頼があるんだ」
「ん、なに?」
「この店が開いたらさ、お客様一号と二号になっていいか?
依頼内容は武器、刀と大槌、素材はこっちで持ってくるからさ」
おおお、顔が輝きを増した笑顔になったぞ
女の子はやっぱり笑顔だね、笑ってる女の人は何歳であろうと綺麗だ
「うん、わかった!あなたたちがお客さん第一号決定!
トップクラスのプレイヤーがお客第一号なんて店他にないよ!
開いたら真っ先にメッセージ送るよ!約束する!」
うんうん、元気なのはいいが近い近い
「むっ、リズさん少し近いです」
「え?・・・ああごめんね」
「じゃあよろしく頼むぜリズ」
「うん、任せといて!」
とまぁそんなこんなで依頼が完了した
元気よく答えたリズは「仕事してくる!」とかで走って行ってしまった
素材をどうするかだが最近NPCどもの間でクエストが発生しているらしい
なんでも、四十五階層の渓谷に出現する二匹の兄妹龍のクエストらしいっで
何かしらんが金属系のメタルがもらえるらしい
まぁ今から情報集めてそれを狩りに行く準備をする、ついでに刀をマスター
そのあと五十階層を犠牲者なしでクリアする、そして刀を作ってもらう
「やることがたくさんだな」
「兄さんも今回はやることがいっぱいですね」
「まぁね、でもこうじゃないと前の世界におっつかないだろ?」
前の世界は何もしなくても出来事が来たんだ
なら今回もおんなじだけのイベントが来てくれないと困るね
「さて、まずは五十階層の用意をしないとね」
「そうですね、回復アイテムを揃えないと」
皆に配ればそれだけ人員の生存確率が増えるからね
死なせないためには努力を惜しまないぜ。今回はヒースクリフも後から来るからな。
四剣を使いたくはないが・・・援軍が来るまでの間だけ使うか
前と同じで一本だけ出して・・・ガイアだけ
「さて、ガイアがこれまた便利だね」
複数人守る時に岩で防げるスキルが役に立つわ役に立つわ
作ってよかったよ
「さーて、目的決まったし行こうかね」
「兄さん、どうせですから久しぶりにおんぶしてください」
ん?いいとも大歓迎だ
無言でおんぶすると姫ちゃんが頭を肩においてきた
うん、無いようで少しだけあるお胸が当たってふにゃふにゃして役得だ
髪の毛のいい匂いもする・・・
「頑張ろうか姫ちゃん」
「はい!」
目指すは四十五階層の兄妹龍だ!!